
| 英文名 | Advanced Topics in Counseling for Assisted Reproducttive Technology | |
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| 科目概要 | 動物資源科学専攻(修士課程)1年次集中、選択、講義、1単位(15時間) |
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| 担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎桃沢 健二、 遊佐 浩子※ | |
| 講義室 | ||
生殖補助医療(ART)分野で業務を担う胚培養士に求められる、心理社会的理解・倫理的判断・患者対応能力を養うことを目的とする。臨床経験のない大学院生を対象に、不妊治療を受ける患者・家族の心理、第三者生殖やインフォームド・コンセントなどの倫理的課題、多職種連携における胚培養士の役割を体系的に学ぶ。座学に加え、事例検討やロールプレイを取り入れることで、医療者として必要なコミュニケーション能力と実践的判断力を身につけ、将来の臨床現場で適切な説明・支援が行える基盤を形成することを目指す。
生殖補助医療(ART)に携わる胚培養士に必要な心理・倫理・コミュニケーションに関する基礎と実践を学ぶ。具体的には、患者・家族の心理社会的特徴、インフォームド・コンセントや第三者生殖を含む倫理的課題、治療プロセスにおける感情反応への理解、多職種連携の要点を扱う。さらに、臨床場面を想定した事例検討やロールプレイを通して、患者対応に必要な説明力・判断力を養い、医療者としての専門職性を高める。
座学を中心に、事例検討およびロールプレイを組み合わせた実践的学習を行う。講義では、生殖補助医療における心理・倫理・コミュニケーションに関する理論的内容を解説し、理解を深める。
また、臨床場面を想定した事例検討やロールプレイを通じて、胚培養士として必要な患者対応の実践力を養う。オンライン遠隔参加者にも対応し、授業資料の事前提供、ブレイクアウトルームを活用した小グループ討議の導入の検討、チャットによる質問受付などを行い、対面・オンライン双方の学生が等しく参加できる学修環境を整える。
◎DP2:修得した専門知識・技術を社会に発信する能力
〇DP3:専門領域の科学技術の担い手として社会に貢献しうる能力
| 学年 | 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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| 1年 | 1回 | ガイダンス | 生殖補助医療カウンセリング特論のガイダンス | 桃沢 健二 |
| 2回 | 胚培養士の専門性と倫理 | 生殖補助医療の基礎、胚培養士の役割と医療倫理(自律・善行・無害・公正)、守秘義務を学ぶ。 | 遊佐 浩子 |
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| 3回 | 患者・家族の心理理解 | 不妊治療に伴う心理的負担、喪失感、カップル関係への影響を理解する。 | 遊佐 浩子 |
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| 4回 | カウンセリング技法の基礎 | 傾聴・共感・反映、平易な説明(Plain language)、理解確認(Teach-back)を習得する。 | 遊佐 浩子 |
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| 5回 | ARTにおける倫理・法的課題 | インフォームド・コンセント、第三者生殖、情報管理などの倫理的論点を学ぶ。 | 遊佐 浩子 |
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| 6回 | 多職種連携とトラブル対応 | 医師・看護師・心理職との連携、説明の分担、一次対応とリファー基準を理解する。 | 遊佐 浩子 |
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| 7回 | 事例検討とロールプレイ | 臨床場面を想定した事例を用い、実践的なコミュニケーションと判断力を養う。 | 遊佐 浩子 |
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| 8回 | 総括と専門職としての成長 | 講義全体を振り返り、専門職性・セルフケア・今後の学びを整理する。 | 遊佐 浩子 |
生殖補助医療における患者・家族の心理社会的課題を理解し、説明できる。
胚培養士として基本的なコミュニケーション技法(傾聴・共感・平易な説明・理解確認)を活用できる。
ARTに関連する倫理・法的課題を把握し、状況に応じて適切に判断できる。
多職種連携における胚培養士の役割を理解し、必要に応じて適切にリファーすることができる。
事例検討やロールプレイを通じて、臨床で求められる患者対応の考え方を自ら言語化し、実践につなげることができる。
出席状況および受講態度、リアクションペーパー や最終レポート により行う。最終レポートでは、講義内容の理解に基づき、胚培養士としての患者支援や倫理的視点についての考察を求める。
事前学習として、授業で使用する資料や指定された文献を読み、基本的な用語と概念を理解してから授業に臨むことを求める(30〜60分程度)。
事後学習として、授業内容の振り返りや、講義内で提示した質問・課題の整理を行い、学びを深める(30分程度)。
また、第7回の事例検討・ロールプレイに向けて、簡単な「説明の要点メモ」の作成を行う。
オンライン参加者を含む授業となるため、講義資料の事前配布、ビデオ会議システムの使用方法の確認、良好な通信環境の確保を事前に行うこと。発言しにくい学生にも配慮し、チャットや匿名フォームによる質問・意見提出を受け付ける。授業内の事例検討やロールプレイは、患者の立場に配慮した態度で参加し、守秘義務や個人情報への意識を持って取り組むこと。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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| 教科書 | 講義配布資料 | ||
| 参考書 | 生殖医療ガイドライン2025(最新版) | 日本生殖医学会 | 杏林舎 |
| 参考書 | 生殖医療の必修知識 | 日本生殖医学会 | 杏林舎 |
| 参考書 | 不妊カウンセリングマニュアル | 編:久保春海 | メジカルビュー社 |