Web Syllabus(講義概要)
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生物有機化学
英文名 Bioorganic Chemistry
科目概要 グリーン環境創成科学科2年後期 [月曜日4時限(週1コマ)]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者 (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎真崎 康博
講義室 V101講義室
備考 科目ナンバリング:VG201-BC13

授業の目的

生命現象に関わる物質の大部分を占める有機化合物を対象に、化学結合と分子構造、反応といった基本的な性質を理解した上で、このような基礎知識をもとに生体内での化合物の振る舞いを構造レベルで考察できるようになることを目指す。さらには、現代社会において有機化合物が関連する“環境問題”を各項目でいくつか取り上げ、その原因と問題解決のための取り組みを紹介することにより問題解決に取り組むための素養を身につけることを目的とする。

教育内容

本講義では、化学結合と分子構造、さまざまな官能基の性質と基本的な有機化学反応について問題演習を含めて解説する。また生体内での化学反応をいくつか取り上げ、反応における分子の振るまいについて解説する。各項目の中でこれまでに人工的に生み出された非天然有機物質の功罪についていくつか示し、問題解決のために行われてきた取り組みを紹介する。

教育方法

本講義は、すべて対面で板書と講義資料(配布プリント)を中心に行い、教科書に沿って進める。また、それぞれの項目の終了時に配布プリント中に内容に関連する問題を出題し、次回にその答案を回収した後解説を行いフィードバックとする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
〇DP4:地球環境における物質循環を理解し、環境修復に貢献できる能力
〇DP5:植物や微生物の生物機能の開発に関する技術を理解し、カーボンニュートラルおよび環境負荷低減の技術開発に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目 内容 担当者
1 有機化合物の結合と分子構造(1) 原子の電子構造、原子軌道、イオン結合、共有結合 真崎 康博
2 有機化合物の結合と分子構造(2) 分子軌道論、混成軌道と分子構造、共鳴とベンゼン 真崎 康博
3 有機化合物の結合と分子構造(3) 官能基、化合物の分類、有機化合物の命名法 真崎 康博
4 有機化合物の立体構造(1) アルカンの立体配座、不斉炭素と立体配置 真崎 康博
5 有機化合物の立体構造(2) 立体化学の表し方、糖類の立体化学、サリドマイド 真崎 康博
6 有機化合物の反応(1) アルカンの性質と反応、フッ素とオゾンホール 真崎 康博
7 有機化合物の反応(2) アルケンとアルキンの性質と反応、合成有機高分子、マイクロプラスチック 真崎 康博
8 有機化合物の反応(3) 芳香族化合物の性質と反応、DDTとBHC及びダイオキシン 真崎 康博
9 有機化合物の反応(4) アルコールとエーテル、アルデヒドとケトン 真崎 康博
10 有機化合物の反応(5) カルボン酸とその誘導体、アルドール反応、不斉合成 真崎 康博
11 有機化合物の反応(6) アミンとその誘導体、反応の原子効率、触媒の開発、リサイクル 真崎 康博
12 天然有機化合物(1) 脂質、リン脂質、プロスタグランジン類 真崎 康博
13 天然有機化合物(2) イソプレノイド及びステロイド、生体分子の生成 真崎 康博
14 天然有機化合物(3) アミンの生成、アルカロイド 真崎 康博
15 まとめ 講義内容のまとめ 真崎 康博
No. 1
項目
有機化合物の結合と分子構造(1)
内容
原子の電子構造、原子軌道、イオン結合、共有結合
担当者
真崎 康博
No. 2
項目
有機化合物の結合と分子構造(2)
内容
分子軌道論、混成軌道と分子構造、共鳴とベンゼン
担当者
真崎 康博
No. 3
項目
有機化合物の結合と分子構造(3)
内容
官能基、化合物の分類、有機化合物の命名法
担当者
真崎 康博
No. 4
項目
有機化合物の立体構造(1)
内容
アルカンの立体配座、不斉炭素と立体配置
担当者
真崎 康博
No. 5
項目
有機化合物の立体構造(2)
内容
立体化学の表し方、糖類の立体化学、サリドマイド
担当者
真崎 康博
No. 6
項目
有機化合物の反応(1)
内容
アルカンの性質と反応、フッ素とオゾンホール
担当者
真崎 康博
No. 7
項目
有機化合物の反応(2)
内容
アルケンとアルキンの性質と反応、合成有機高分子、マイクロプラスチック
担当者
真崎 康博
No. 8
項目
有機化合物の反応(3)
内容
芳香族化合物の性質と反応、DDTとBHC及びダイオキシン
担当者
真崎 康博
No. 9
項目
有機化合物の反応(4)
内容
アルコールとエーテル、アルデヒドとケトン
担当者
真崎 康博
No. 10
項目
有機化合物の反応(5)
内容
カルボン酸とその誘導体、アルドール反応、不斉合成
担当者
真崎 康博
No. 11
項目
有機化合物の反応(6)
内容
アミンとその誘導体、反応の原子効率、触媒の開発、リサイクル
担当者
真崎 康博
No. 12
項目
天然有機化合物(1)
内容
脂質、リン脂質、プロスタグランジン類
担当者
真崎 康博
No. 13
項目
天然有機化合物(2)
内容
イソプレノイド及びステロイド、生体分子の生成
担当者
真崎 康博
No. 14
項目
天然有機化合物(3)
内容
アミンの生成、アルカロイド
担当者
真崎 康博
No. 15
項目
まとめ
内容
講義内容のまとめ
担当者
真崎 康博

到達目標

①基本的な有機化合物の構造・性質を理解し、専門用語を用いてそれらを説明することができる。
②有機化合物の基本的な反応を理解し、生体内における様々な化合物の生成について考察できる。
③人工的に生産された非天然有機分子によって引き起こされた問題に対し、どのような取り組みがされてきたかを
説明できる。

評価方法

試験方法:筆記試験 実施時期:定期試験期間内
定期試験と授業期間内に行った課題等を併せて評価する(定期試験60%、課題等40%)

準備学習(予習・復習等)

授業時間外に必要な学習の時間:60時間
「予習」事前に教科書の該当部分を熟読する。
「復習」授業の板書を書き写したものを整理してノートにまとめ、内容の理解に努める。

その他注意事等

(なし)

教材

種別 書名 著者・編者 発行所
教科書 生命系の基礎有機化学 赤路健一、福田恒彦 化学同人
参考書 環境と化学 -グリーンケミストリー入門 荻野和子・竹内茂彌・柘植秀樹 東京化学同人
教科書
書名
生命系の基礎有機化学
著者・編者
赤路健一、福田恒彦
発行所
化学同人
参考書
書名
環境と化学 -グリーンケミストリー入門
著者・編者
荻野和子・竹内茂彌・柘植秀樹
発行所
東京化学同人