英文名 | Special Lecture on Green Innovation and Environmental Bioscience I | |
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科目概要 | グリーン環境創成科学科4年前期 [金曜日3時限]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎進藤 順治 | |
講義室 |
グリーン環境創成科学特定講義では、人と動物の共存して生きる社会を目指すため、人の健康、動物の健康、健全な生態系を一つと考えるOne Healthについて示し、一方で野生動物が環境に対して、また、人間社会に対して様々な影響を及ぼすことを理解する。特に近年野生動物による農作物被害や森林破壊などが著明になっており、その要因と影響について理解し、農業への経済的な問題だけでなく間接的に植物や森林の減少によるCO2吸収機能を減退の要因になることを学び、野生動物管理による環境保全が脱炭素化に貢献することを理解する。
野生動物学は、生物多様性の保全に必要な野生動物の機能・形態、生態、基本的な調査方法、ヒトと野生動物の様々な関係について講義する。
パワーポイントと配布資料を用いた講義形式で行う。フィードバックとしてレポートについて助言等を行う。
〇DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
〇DP2:生物多様性の重要性を理解し、その維持や回復に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 生物多様性と野生動物 | 人と動物の共存して生きる社会を目指すため、人の健康、動物の健康、健全な生態系を一つと考えるOne Healthについて | 進藤 順治 |
2 | 野生動物の機能と形態 | 野生動物の形態の特徴について | 進藤 順治 |
3 | 野生動物の生理と生息環境 | 動物の環境適応の生理的な特徴と生息環境 | 進藤 順治 |
4 | 野生動物の環境と疾病 | 野生動物がもたら環境への影響と感染症など | 進藤 順治 |
5 | 野生動物の保全 | 野生動物の保全の在り方 | 進藤 順治 |
6 | 獣害の原因と対策 | 野生鳥獣による農作物被害の現状と対策について | 進藤 順治 |
7 | 野生動物の狩猟と法整備 | 狩猟の意義や歴史、関連する法律について | 進藤 順治 |
8 | 野生動物とOne Health | One Healthについて、野生動物の役割を考える | 進藤 順治 |
①野生動物の形態、生理、生態の基礎を学び、それらが生物多様性の保全に必要な要素であることを説明できる。(知識・技能)(関心・意欲・態度)
②野生動物とヒトとの関わりや野生動物の問題について議論できる。(関心・意欲・態度)
③野生動物分野における環境創造への役割について説明できる。(思考・判断・表現)
成績評価は、レポートにて行う。欠席に関しては試験細則第5条を適応する。
到達目標に達していない場合は再レポートを課す。
【授業時間外に必要な学習時間:30時間】
予習:講義の初回に授業内容に関するキーワードを示しておくので、その内容について整理しておくこと。
復習:授業終了後には授業内容を整理しておくこと。
オフィスアワーは講義終了後です。
実務経験の授業への活用方法:水族館での勤務経験を踏まえ、野生動物の飼育だけでなく博物学的な知見、または動物科学の視点から野生動物の形態・生態学的な情報を提供し講義する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義には資料を配布する | ||
参考書 | (なし) |