Web Syllabus(講義概要)
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アグリテック論
英文名Introduction to Agritech
科目概要グリーン環境創成科学科3年後期 [水曜日3時限]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎長坂 善禎
講義室

授業の目的

農林水産分野での気候変動への対応、労働力不足の解消、環境負荷低減のために様々な技術が開発されている。この講義では持続可能な食料生産のための技術について、土地利用型農業を中心に農業機械や情報化技術について具体的な事例に基づいて解説を行う。履修生が3年前期までに学んだ科目が、どのように日本あるいは世界の食料生産技術に結び付いているかを理解することをめざす。

教育内容

1.世界及び日本における食料生産の現状
2.基本的な作目ごとの農作業体系と、それらに作業に使用する機械
3.農作業の自動化、ロボット化
4.農業生産における情報化
5.農業分野でのDX化
6.農業分野でのGX化

教育方法

講義形式
提出されたレポートや解析結果等について評価し、フィードバックとして到達目標に達していない場合には再提出を求める

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

環境科学及び情報学を理解し、高い教養と倫理感を身に付け、生態系機能の理解と環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる能力を養う。
〇DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
〇DP2:生物多様性の重要性を理解し、その維持や回復に貢献できる能力
◎DP3:食料生産が生態系に与える影響を理解し、生産力の向上と持続性の両立に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1世界及び日本における食料生産の現状世界と日本の食糧生産の現状について解説する。長坂 善禎
2農作業と農業機械1(稲作)稲作(水稲作)のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。長坂 善禎
3農作業と農業機械2(畑作)畑作(麦作、大豆作等)のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。長坂 善禎
4農作業と農業機械3(野菜作)野菜作のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。長坂 善禎
5農作業と農業機械(飼料作、畜産)飼料作(牧草作、飼料用トウモロコシ作)のための作業の体系と使用する機械の種類、また畜産(主に酪農)で使用する施設や機械について解説する。長坂 善禎
6農作業と農業機械(その他の作目)果樹作等のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。長坂 善禎
7中間試験と解説第6回までの講義の内容の理解度を確認する。長坂 善禎
8農作業の自動化、ロボット化1水稲作、畑作における自動化、ロボット化の歴史と現状、展望について解説する。長坂 善禎
9農作業の自動化、ロボット化2野菜作やその他の作目での自動化、ロボット化の歴史と現状、展望について解説する。長坂 善禎
10農業生産における情報化農作業の見える化、長坂 善禎
11農業分野でのデジタル化農業分野におけるデジタル化技術について解説する。長坂 善禎
12農業分野でのグリーン化農業分野における環境保全技術に関して解説する。長坂 善禎
13農業技術に関する政策説明した技術に関する農林水産省等の政府の政策について解説する。長坂 善禎
14講義のまとめ講義内容を確認しまとめる。長坂 善禎
No. 1
項目
世界及び日本における食料生産の現状
内容
世界と日本の食糧生産の現状について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 2
項目
農作業と農業機械1(稲作)
内容
稲作(水稲作)のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 3
項目
農作業と農業機械2(畑作)
内容
畑作(麦作、大豆作等)のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 4
項目
農作業と農業機械3(野菜作)
内容
野菜作のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 5
項目
農作業と農業機械(飼料作、畜産)
内容
飼料作(牧草作、飼料用トウモロコシ作)のための作業の体系と使用する機械の種類、また畜産(主に酪農)で使用する施設や機械について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 6
項目
農作業と農業機械(その他の作目)
内容
果樹作等のための作業の体系と使用する機械の種類について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 7
項目
中間試験と解説
内容
第6回までの講義の内容の理解度を確認する。
担当者
長坂 善禎
No. 8
項目
農作業の自動化、ロボット化1
内容
水稲作、畑作における自動化、ロボット化の歴史と現状、展望について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 9
項目
農作業の自動化、ロボット化2
内容
野菜作やその他の作目での自動化、ロボット化の歴史と現状、展望について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 10
項目
農業生産における情報化
内容
農作業の見える化、
担当者
長坂 善禎
No. 11
項目
農業分野でのデジタル化
内容
農業分野におけるデジタル化技術について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 12
項目
農業分野でのグリーン化
内容
農業分野における環境保全技術に関して解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 13
項目
農業技術に関する政策
内容
説明した技術に関する農林水産省等の政府の政策について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 14
項目
講義のまとめ
内容
講義内容を確認しまとめる。
担当者
長坂 善禎

到達目標

1.世界及び日本における食料生産の現状について説明できる。
2.基本的な作目ごとの農作業体系とそれらに作業に使用する機械について説明できる。
3.農作業の自動化、ロボット化の歴史と現状について説明できる。
4.農業生産における情報化の歴史と現状について説明できる。
5.農業分野でのDX化、GX化が現在どのような段階にあるのかについて説明できる。

評価方法

中間試験(45点)と期末試験(55点)の合計で評価する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:シラバスに応じて予習すること。
復習:環境、農業ロボット、情報、リモートセンシングなどの用語はマスメディアでも頻繁に取り上げられるので、各項目との関連について調べ復習すること。
農林水産省、内閣府等の発信するスマート農業やグリーン化に関する政策について調べておくこと。

その他注意事等

関数機能付き電子卓上計算機を持参すること。
実務経験の授業への活用方法:スマート農業に関する技術開発に携わった経験から、授業内容の政策や生産現場での
技術との関わりについて解説する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書生物生産工学概論
―これからの農業を支える工学技術―
近藤 直・清水 浩・中嶋 洋・飯田 訓久・小川 雄一(編著)朝倉書店
参考書スマート農業国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 (編集)成山堂書店
参考書図解でよくわかる スマート農業のきほん野口 伸(監修) 誠文堂新光社
参考書スマート農業の大研究海津 裕 (監修)PHP研究所
教科書
署名
生物生産工学概論
―これからの農業を支える工学技術―
著者・編者
近藤 直・清水 浩・中嶋 洋・飯田 訓久・小川 雄一(編著)
発行所
朝倉書店
参考書
署名
スマート農業
著者・編者
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 (編集)
発行所
成山堂書店
参考書
署名
図解でよくわかる スマート農業のきほん
著者・編者
野口 伸(監修)
発行所
誠文堂新光社
参考書
署名
スマート農業の大研究
著者・編者
海津 裕 (監修)
発行所
PHP研究所