Web Syllabus(講義概要)
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リモートセンシング
英文名Remote Sensing
科目概要グリーン環境創成科学科3年前期 [木曜日2時限]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎長坂 善禎村田 裕樹
講義室

授業の目的

リモートセンシングは農業をはじめ、さまざまな分野で用いられている。近年衛星の小型化、低コスト化が進み、光学衛星を低軌道に多数投入して高頻度に解像度の高い画像を得ることが可能になっており、また無人航空機(UAV)利用することで、個人が簡易に鳥瞰画像を手にすることが可能になっている。この講義では、リモートセンシングの基礎について学び、社会でどのような場面で利用されているかについて学ぶ。

教育内容

1. リモートセンシングのためのプラットフォーム
2. 環境計測分野で利用されるセンサの種類
3. リモートセンシングデータの入手方法やデータ処理方法
4. 植物の分光反射特性と正規化植生指数等の指数
5. 環境、農業分野でのリモートセンシングの利用例

教育方法

講義形式

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

リモートセンシングの基礎を理解し、それぞれのツールのメリット、デメリットを把握して適切に環境観察手段を選択する能力を養う。
◎DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
〇DP2:生物多様性の重要性を理解し、その維持や回復に貢献できる能力
〇DP3:食料生産が生態系に与える影響を理解し、生産力の向上と持続性の両立に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1リモートセンシングとは何かリモートセンシングの歴史と、現代のリモートセンシングの概要について紹介する。長坂 善禎
2リモートセンシングのためのプラットフォームリモートセンシングで観察、計測を行うためのプラットフォームの種類とそれぞれの特徴について解説する。長坂 善禎
3リモートセンシングのためのセンサ観察や計測のためのセンサの種類と特徴について解説する。長坂 善禎
4植生と土壌の分光反射特性植生と土壌の分光反射特性、正規化植生指数等、さまざまな地表面の状態を表す指数について解説する。長坂 善禎
5リモートセンシングで使用する画像解析の基礎リモートセンシングで得られたデータの解析方法の基礎を解説する。長坂 善禎
6リモートセンシングとGNSS,GIS位置情報を計測するGNSS、地理空間情報を扱うGISとリモートセンシングデータの関係について解説する。長坂 善禎
7牧草地でのリモートセンシング獣医学部フィールドサイエンスセンター十和田農場や八雲牧場でのリモートセンシングの研究内容を中心に、飼料作でのリモートセンシングについて紹介する長坂 善禎
8中間試験と解説長坂 善禎
9環境計測、農業分野での光学衛星によるリモートセンシング事例環境計測、農業分野での光学衛星によるリモートセンシング事例を紹介する
・研究開発、調達、製造、物流、販売、マーケティング、サービスなど
長坂 善禎
10合成開口レーダ(SAR)の基礎合成開口レーダの仕組み、偏波、波長村田 裕樹
11合成開口レーダ(SAR)の利用事例環境分野でのSAR利用事例の紹介村田 裕樹
12無人航空機(ドローン)に関する規則、システム航空法、小型無人機等飛行禁止法、飛行原理、操縦方法村田 裕樹
13無人航空機(ドローン)の利用事例①農業分野での利用事例の紹介村田 裕樹
14無人航空機(ドローン)の利用事例②環境分野・沿岸域での利用事例の紹介村田 裕樹
No. 1
項目
リモートセンシングとは何か
内容
リモートセンシングの歴史と、現代のリモートセンシングの概要について紹介する。
担当者
長坂 善禎
No. 2
項目
リモートセンシングのためのプラットフォーム
内容
リモートセンシングで観察、計測を行うためのプラットフォームの種類とそれぞれの特徴について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 3
項目
リモートセンシングのためのセンサ
内容
観察や計測のためのセンサの種類と特徴について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 4
項目
植生と土壌の分光反射特性
内容
植生と土壌の分光反射特性、正規化植生指数等、さまざまな地表面の状態を表す指数について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 5
項目
リモートセンシングで使用する画像解析の基礎
内容
リモートセンシングで得られたデータの解析方法の基礎を解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 6
項目
リモートセンシングとGNSS,GIS
内容
位置情報を計測するGNSS、地理空間情報を扱うGISとリモートセンシングデータの関係について解説する。
担当者
長坂 善禎
No. 7
項目
牧草地でのリモートセンシング
内容
獣医学部フィールドサイエンスセンター十和田農場や八雲牧場でのリモートセンシングの研究内容を中心に、飼料作でのリモートセンシングについて紹介する
担当者
長坂 善禎
No. 8
項目
中間試験と解説
内容
担当者
長坂 善禎
No. 9
項目
環境計測、農業分野での光学衛星によるリモートセンシング事例
内容
環境計測、農業分野での光学衛星によるリモートセンシング事例を紹介する
・研究開発、調達、製造、物流、販売、マーケティング、サービスなど
担当者
長坂 善禎
No. 10
項目
合成開口レーダ(SAR)の基礎
内容
合成開口レーダの仕組み、偏波、波長
担当者
村田 裕樹
No. 11
項目
合成開口レーダ(SAR)の利用事例
内容
環境分野でのSAR利用事例の紹介
担当者
村田 裕樹
No. 12
項目
無人航空機(ドローン)に関する規則、システム
内容
航空法、小型無人機等飛行禁止法、飛行原理、操縦方法
担当者
村田 裕樹
No. 13
項目
無人航空機(ドローン)の利用事例①
内容
農業分野での利用事例の紹介
担当者
村田 裕樹
No. 14
項目
無人航空機(ドローン)の利用事例②
内容
環境分野・沿岸域での利用事例の紹介
担当者
村田 裕樹

到達目標

1 リモートセンシングのプラットフォームについて理解する
2 人工衛星とセンサの種類の概要についての理解する
4 リモートセンシングのデータの入手方法、データの処理方法について理解する
5 植物の分光反射特性を理解し、正規化植生指数が計算できるようになる
5 環境、農業分野でリモートセンシングの利用例について理解する

評価方法

中間試験(45点)期末試験(55点)で評価する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:テキストと配布資料を参考に予習すること。
復習:耳慣れない専門用語が頻出するので、各項目を復習し、専門用語の適切な使い方を理解すること。

その他注意事等

関数機能付き電子卓上計算機を持参すること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書基礎からわかるリモートセンシング日本リモートセンシング学会 編理工図書
参考書リモートセンシングのための合成開口レーダの基礎 第2版大内和夫 著東京電機大学出版局
参考書農業と環境調査のためのリモートセンシング・GIS・GPS活用ガイド井上 吉雄 (著, 編集), 坂本 利弘 (著), 岡本 勝男 (著), 石塚 直樹 (著), David Sprague (著), 岩崎 亘典 (著)森北出版
教科書
署名
基礎からわかるリモートセンシング
著者・編者
日本リモートセンシング学会 編
発行所
理工図書
参考書
署名
リモートセンシングのための合成開口レーダの基礎 第2版
著者・編者
大内和夫 著
発行所
東京電機大学出版局
参考書
署名
農業と環境調査のためのリモートセンシング・GIS・GPS活用ガイド
著者・編者
井上 吉雄 (著, 編集), 坂本 利弘 (著), 岡本 勝男 (著), 石塚 直樹 (著), David Sprague (著), 岩崎 亘典 (著)
発行所
森北出版