Web Syllabus(講義概要)
トップへ戻る 前のページへ戻る
植物生理学
英文名Plant Physiology
科目概要グリーン環境創成科学科2年後期 [金曜日2時限]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎得津 隆太郎八木 宏樹
講義室

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科)
施行規則に定める科目区分
  • 生物学

授業の目的

植物生理学は、植物を学ぶ上で中核的な位置づけの学問であり、その内容は多岐にわたる。本講義では、動物と植物の違いを分子レベルから細胞・個体レベルにおいて理解することを目的とする。

教育内容

光合成生物は、地球における一次生産者として生態系の根幹を支えている。本講義では、植物や藻類の発生や成長、光合成反応を中心とした基本的な代謝、物質輸送、発生、成長、外部環境への応答を中心に解説する。また、植物科学分野における最新の研究についても話題提供し、現代の植物科学および将来の植物科学の方向性についても受講者が自ら考える力を身につけることを目的として講義を進める。

教育方法

講義毎に資料を配布し、パワーポイントを使って説明する。授業中に参考書を紹介しながら自己学習できるようにする。期末試験は、最終講義でまとめと過去の問題を解説し、問題に対する考え方や答え方を学習してフィードバックする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
◎DP5:植物や微生物の生物機能の開発に関する技術を理解し、カーボンニュートラルおよび環境負荷低減の技術開発に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1人類社会における植物の位置づけ植物が人々の生活とどのように関わっているかを紹介する。得津 隆太郎
2光合成生物の起源と進化光合成生物の起源および,植物が辿った進化・系統について学ぶ。得津 隆太郎
3植物の構造(器官、組織、細胞)主に維管束植物の器官・組織の構造やその役割および,それらをつくる細胞について学ぶ。得津 隆太郎
4植物細胞における細胞小器官植物細胞を特徴づける細胞小器官の役割について学ぶ。得津 隆太郎
5光合成と呼吸植物がエネルギーを作り出す光合成と呼吸について学ぶ。得津 隆太郎
6植物に特徴的な代謝植物に特徴的な代謝経路やその産物について学ぶ。得津 隆太郎
7細胞、組織における物質輸送植物細胞や組織において物質がどのように輸送されるかを学ぶ。得津 隆太郎
8個体における代謝物質の輸送植物の代謝物質が個体を通してどのように輸送されるかを学ぶ。得津 隆太郎
9中間総括および中間試験これまでの講義内容を整理するために中間試験を実施する。試験の解説も実施する。得津 隆太郎
八木 宏樹
10植物細胞の分裂と組織の成長・再生植物における細胞分裂・組織形成の制御機構について学ぶ。八木 宏樹
11植物ホルモン1(発生・成長)オーキシンやサイトカイニンなど成長に関する植物ホルモンについて学ぶ。八木 宏樹
12環境応答1(光、重力)植物の光や重力に対する応答の分子機構について学ぶ。八木 宏樹
13植物ホルモン2(環境応答)アブシジン酸など環境応答に関する植物ホルモンについて学ぶ。八木 宏樹
14環境応答2(乾燥、温度)植物の乾燥や温度変化に対する環境ストレス応答の分子機構について学ぶ。八木 宏樹
15講義内容に関する総括および期末試験これまでの講義内容を整理するために期末試験を実施する。試験の解説も実施する。得津 隆太郎
八木 宏樹
No. 1
項目
人類社会における植物の位置づけ
内容
植物が人々の生活とどのように関わっているかを紹介する。
担当者
得津 隆太郎
No. 2
項目
光合成生物の起源と進化
内容
光合成生物の起源および,植物が辿った進化・系統について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 3
項目
植物の構造(器官、組織、細胞)
内容
主に維管束植物の器官・組織の構造やその役割および,それらをつくる細胞について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 4
項目
植物細胞における細胞小器官
内容
植物細胞を特徴づける細胞小器官の役割について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 5
項目
光合成と呼吸
内容
植物がエネルギーを作り出す光合成と呼吸について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 6
項目
植物に特徴的な代謝
内容
植物に特徴的な代謝経路やその産物について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 7
項目
細胞、組織における物質輸送
内容
植物細胞や組織において物質がどのように輸送されるかを学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 8
項目
個体における代謝物質の輸送
内容
植物の代謝物質が個体を通してどのように輸送されるかを学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 9
項目
中間総括および中間試験
内容
これまでの講義内容を整理するために中間試験を実施する。試験の解説も実施する。
担当者
得津 隆太郎
八木 宏樹
No. 10
項目
植物細胞の分裂と組織の成長・再生
内容
植物における細胞分裂・組織形成の制御機構について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 11
項目
植物ホルモン1(発生・成長)
内容
オーキシンやサイトカイニンなど成長に関する植物ホルモンについて学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 12
項目
環境応答1(光、重力)
内容
植物の光や重力に対する応答の分子機構について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 13
項目
植物ホルモン2(環境応答)
内容
アブシジン酸など環境応答に関する植物ホルモンについて学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 14
項目
環境応答2(乾燥、温度)
内容
植物の乾燥や温度変化に対する環境ストレス応答の分子機構について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 15
項目
講義内容に関する総括および期末試験
内容
これまでの講義内容を整理するために期末試験を実施する。試験の解説も実施する。
担当者
得津 隆太郎
八木 宏樹

到達目標

植物の構造特徴および生理応答に関連する物質・因子の役割を具体的に説明できる。

評価方法

定期試験(60%)、毎回の授業内容についてのミニレポート(40%)

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:参考書を随時紹介するので読むこと。講義内容に関わる事項を文献やインターネットなどで調べる。
復習:講義資料の配布と文献検索方法を講義するので、それをもとに自己学習する。勉学は自分で興味を持って自分で調べ発展させ、問題に対して仮説を立て立証できることであることを理解する。

その他注意事等

積極的に講義に参加して下さい。質問などは、講義開始前あるいは講義後に聞いてください。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版西谷和彦/島崎研一郎・監訳講談社
参考書植物生理学-生化学反応を中心に-加藤美砂子裳華房
参考書植物生理学 第2版 (基礎生物学テキストシリーズ7)三村徹郎/深城英弘/鶴見誠二・編著化学同人
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版
著者・編者
西谷和彦/島崎研一郎・監訳
発行所
講談社
参考書
署名
植物生理学-生化学反応を中心に-
著者・編者
加藤美砂子
発行所
裳華房
参考書
署名
植物生理学 第2版 (基礎生物学テキストシリーズ7)
著者・編者
三村徹郎/深城英弘/鶴見誠二・編著
発行所
化学同人