英文名 | Science of Sustainable Freshwater Ecosystems | |
---|---|---|
科目概要 | グリーン環境創成科学科2年後期 [月曜日2時限]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎眞家 永光 | |
講義室 |
本講義の目的は,河川や湖沼などの水環境の特徴を理解し,現存する問題点や修復方法についての知識を深めることです.持続可能な水環境の創成に必要な基本的な理論と実践的なアプローチを学びます。
河川,湖沼などの水環境の特徴を学びます。また,水環境の現在の問題点について理解を深めます.さらに,水環境の修復と保全に関する技術と方法を学びます.
資料を配布し,板書やパワーポイントを用いて講義形式ですすめます.
また,適宜小テストを実施し,講義に対する学生の理解度を確認し,授業内容に反映させます.
環境修復技術を開発している専門家を講師として招聘し,技術の紹介を行います.
○DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
◎DP4:地球環境における物質循環を理解し、環境修復に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | 世界の水資源 | 世界の水資源を取り巻く現状 | 眞家 永光 |
2 | 日本の水資源 | 日本の水資源を取り巻く現状 | 眞家 永光 |
3 | 湿地の種類と生態系サービス | 湿地の種類と生態系サービス | 眞家 永光 |
4 | 湖沼(1) | 湖沼の成り立ちと構造 | 眞家 永光 |
5 | 湖沼(2) | 湖沼の水循環と生物との関わり | 眞家 永光 |
6 | 湖沼(3) | 富栄養化とその対策 | 眞家 永光 |
7 | 湖沼(4) | 湖沼環境の修復 | 眞家 永光 |
8 | 河川(1) | 河川の構造 | 眞家 永光 |
9 | 河川(2) | 河川生態系 | 眞家 永光 |
10 | 河川(3) | 水質変動とその要因 | 眞家 永光 |
11 | 河川(4) | 河川流域の生態系の復元 | 眞家 永光 |
12 | 豊かな水環境の創成技術 | ゲストスピーカーによる講義 | 眞家 永光 |
13 | 水環境中の有機物 | 溶存有機物の起源,動態,機能 | 眞家 永光 |
14 | 水質保全 | 下水処理 | 眞家 永光 |
15 | 試験 | 講義の理解度の確認 | 眞家 永光 |
1) 世界や日本における水資源の現状を理解できる.
2) 湖沼や河川の構造と物質循環を理解できる.
3) 湖沼の富栄養化と対策技術について理解できる.
4) 河川の生態系修復技術について理解できる。
5) 下水処理技術を理解できる.
小テスト(30点)および期末定期試験(70点)より評価を行う.到達目標に達していない学生から申し出があれば,追再試験を実施する.
【授業時間外に必要な学習:60時間】
予習:講義資料を事前に配布するか,次回の講義内容を周知します。事前に資料や教科書に目を通して質問などを考えておいてください(準備学習)。このための時間は毎回40分です。
復習:2回目以降はその前の回の講義内容について小テストを実施しますので、講義内容を整理し,不明の点については次の授業の際に質問できるようにしておいてください(復習)。復習のための時間は毎回80分です。
水環境創成科学は,河川や湖沼の環境を理解し,生態系を保全するための技術を身に着けるのに大いに役立ちます.積極的に受講し,理解を深めてください.
授業の内容等について疑問がある場合は,メールを利用して質問してください.
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | (なし) | ||
参考書 | Stream Corridor Restoration: Principles, Processes, and Practices | U.S. Department of Agriculture | Createspace Independent Pub |
参考書 | 川と湖を見る・汁・探る 陸水学入門 | 日本陸水学会 編 | 地人書館 |
参考書 | 陸水学 | アレキサンダー・J ・ホーン/チャール ス・R・ゴールドマン | 京都大学学術出版会 |
参考書 | エバーグレーズよ 永遠に | 南フロリダ水管理局 桜井善雄訳 | 信山社サイテック |