Web Syllabus(講義概要)
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環境分析学
英文名Environmental Analytical Chemistry
科目概要グリーン環境創成科学科2年前期 [月曜日2時限]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎眞家 永光
講義室
備考科目ナンバリング:VG301-ER01

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科)
施行規則に定める科目区分
  • 化学

授業の目的

本講義は,分析化学の学びをさらに発展させます.水環境や土壌環境における物質の動態を正確に理解するために必要な分析手法に関する基礎知識を習得します.具体的には,原子スペクトル分析法やクロマトグラフィー法を学びます.また,これらの技術を用いて土壌,大気,水の中の成分を分析するための基礎知識を身につけます.さらに,実験を安全に実施するために必要な知識についても学びます.

教育内容

環境分析にしばしば用いられる分析機器に関する基礎的知識などについてを講義する.また,土壌,大気,水の環境試料の採取と成分分析に関する基礎的知識について講義する.さらに,安全に実験を行うために必要な知識についても講義する.

教育方法

教科書および配布資料について,板書やパワーポイントによる講義形式ですすめる.
また,適宜小テストを実施し,講義に対する理解度を確認し,授業に反映させる.また,試験解説を行う.

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

〇DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
◎DP4:地球環境における物質循環を理解し、環境修復に貢献できる能力
〇DP5:植物や微生物の生物機能の開発に関する技術を理解し、カーボンニュートラルおよび環境負荷低減の技術開発に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1環境分析学の基礎濃度換算,単位換算眞家 永光
2クロマトグラフィークロマトグラフィー分離と原理 ガスクロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィー眞家 永光
3原子スペクトル分析法フレーム分光分析法,現休講分析法,ICP発光分析法,ICP質量分析法眞家 永光
4質量分析法装置,イオン化法など眞家 永光
5実験を安全に行うために(1)化学薬品の性質,試薬の管理,MSDSほか眞家 永光
6実験を安全に行うために(2)保護具,試薬の廃棄,救急処置眞家 永光
7試料の採取および前処理,実験計画試料の採取および前処理,実験計画眞家 永光
8土壌成分分析土壌中の養分および有害物質の基礎知識と分析法眞家 永光
9水質分析水質基準項目に関する基礎知識と分析法眞家 永光
10大気分析地球温暖化ガスおよび大気汚染物質に関する基礎知識と分析法眞家 永光
11環境中の有機物土壌有機物と溶存有機物に関する基礎知識と分析法眞家 永光
12検量線を用いた濃度計算検量線を用いた濃度計算眞家 永光
13定性限界と定量限界定性限界と定量限界眞家 永光
14不確かさ不確かさ眞家 永光
15期末試験講義で学んだ事柄に関する理解眞家 永光
No. 1
項目
環境分析学の基礎
内容
濃度換算,単位換算
担当者
眞家 永光
No. 2
項目
クロマトグラフィー
内容
クロマトグラフィー分離と原理 ガスクロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィー
担当者
眞家 永光
No. 3
項目
原子スペクトル分析法
内容
フレーム分光分析法,現休講分析法,ICP発光分析法,ICP質量分析法
担当者
眞家 永光
No. 4
項目
質量分析法
内容
装置,イオン化法など
担当者
眞家 永光
No. 5
項目
実験を安全に行うために(1)
内容
化学薬品の性質,試薬の管理,MSDSほか
担当者
眞家 永光
No. 6
項目
実験を安全に行うために(2)
内容
保護具,試薬の廃棄,救急処置
担当者
眞家 永光
No. 7
項目
試料の採取および前処理,実験計画
内容
試料の採取および前処理,実験計画
担当者
眞家 永光
No. 8
項目
土壌成分分析
内容
土壌中の養分および有害物質の基礎知識と分析法
担当者
眞家 永光
No. 9
項目
水質分析
内容
水質基準項目に関する基礎知識と分析法
担当者
眞家 永光
No. 10
項目
大気分析
内容
地球温暖化ガスおよび大気汚染物質に関する基礎知識と分析法
担当者
眞家 永光
No. 11
項目
環境中の有機物
内容
土壌有機物と溶存有機物に関する基礎知識と分析法
担当者
眞家 永光
No. 12
項目
検量線を用いた濃度計算
内容
検量線を用いた濃度計算
担当者
眞家 永光
No. 13
項目
定性限界と定量限界
内容
定性限界と定量限界
担当者
眞家 永光
No. 14
項目
不確かさ
内容
不確かさ
担当者
眞家 永光
No. 15
項目
期末試験
内容
講義で学んだ事柄に関する理解
担当者
眞家 永光

到達目標

1) 検量線を用いた濃度計算ができるようになる.
2) 原子スペクトル分析法、クロマトグラフィー法などの基本的な分析技術を理解し、説明できるようになる.
3) 土壌、大気、水などの環境試料の採取、前処理、分析を行うための基礎的知識を理解できる。
4) 分析実験を安全に行うために必要な知識を習得する.
5) 環境分析の結果を正確に解析し、評価できるようになる.

評価方法

小テスト(30点)および期末定期試験(70点)より評価を行う.到達目標に達していない学生から申し出があれば,追再試験を実施する.

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習:60時間】
予習:講義資料を事前に配布するか,次回の講義内容を周知します。事前に資料や教科書に目を通して質問などを考えておいてください(準備学習)。このための時間は毎回40分です。
復習:2回目以降はその前の回の講義内容について小テストを実施しますので、講義内容を整理し,不明の点については次の授業の際に質問できるようにしておいてください(復習)。復習のための時間は毎回80分です。

その他注意事等

1年次の分析化学とともに,環境分析学は,化学分析の基礎となる重要な分野です.本講義を通じて得られる知識と技術は,今後の学びや研究,そして実務において大いに役立ちます.積極的に受講し,理解を深めてください.
授業の内容等について疑問がある場合は,メールを利用して質問してください.

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書ベーシックマスター分析化学蟻川芳子,小熊幸一,角田欣一 編オーム社
参考書これだけは知っておきたい 化学実験セーフティガイド日本化学会 編化学同人
参考書現場で役立つ環境分析の基礎日本分析化学会 編オーム社
参考書土壌環境分析法土壌環境分析法編集委員会 編博友社
参考書分析化学実技シリーズ 応用分析編6 環境分析角田欣一・上本道久・本田将俊・石井康一郎・川田邦明・藤森英治・小島 勝・竹中みゆき共立出版
参考書
教科書
署名
ベーシックマスター分析化学
著者・編者
蟻川芳子,小熊幸一,角田欣一 編
発行所
オーム社
参考書
署名
これだけは知っておきたい 化学実験セーフティガイド
著者・編者
日本化学会 編
発行所
化学同人
参考書
署名
現場で役立つ環境分析の基礎
著者・編者
日本分析化学会 編
発行所
オーム社
参考書
署名
土壌環境分析法
著者・編者
土壌環境分析法編集委員会 編
発行所
博友社
参考書
署名
分析化学実技シリーズ 応用分析編6 環境分析
著者・編者
角田欣一・上本道久・本田将俊・石井康一郎・川田邦明・藤森英治・小島 勝・竹中みゆき
発行所
共立出版
参考書
署名
著者・編者
発行所