Web Syllabus(講義概要)
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生物化学
英文名Biochemistry
科目概要グリーン環境創成科学科2年前期 [木曜日4時限]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎得津 隆太郎八木 宏樹
講義室
備考科目ナンバリング:VG201-BC08

授業の目的

タンパク質を代表とする生体分子の機能、構造、生体分子の性質とそれらが関与する化学反応を理解することを目的とする。

教育内容

生物化学は、地球上の生物がその生命を維持するために必要な生体内化学反応の分子メカニズムを理解するための学問である。本講義では、細胞におけるエネルギー獲得・代謝経路や、タンパク質を代表とする生体分子の機能、構造を学び、生体分子の性質とそれらが関与する化学反応を理解することを目的として講義を進める。タンパク質を形成するアミノ酸の基本構造や性質、そして生体内においてアミノ酸からどのようにタンパク質が合成され、それぞれのタンパク質固有の機能が生み出されるのかについても解説する。

教育方法

講義毎に資料を配布し、パワーポイントを使って説明する。授業中に参考書を紹介しながら自己学習できるようにする。期末試験は、最終講義でまとめと過去の問題を解説し、問題に対する考え方や答え方を学習してフィードバックする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

○DP1:グリーン環境創成科学の理解、豊かな教養と高い倫理観
◎DP5: 植物や微生物の生物機能の開発に関する技術を理解し、カーボンニュートラルおよび環境負荷低減の技術開発に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1生物化学とは何か生物化学の言葉の意味、学問としての基本的な概念について学ぶ。得津 隆太郎
2生物化学から見た細胞機能細胞を構成する物質、機能について生物化学的な観点から学ぶ。得津 隆太郎
3エネルギーと酵素と代謝1同化、異化に関わるエネルギー代謝・因子について学ぶ。得津 隆太郎
4エネルギーと酵素と代謝2同化、異化に関わるエネルギー代謝・因子について学ぶ。得津 隆太郎
5細胞における化学エネルギー獲得経路1糖質の代謝について学ぶ。得津 隆太郎
6細胞における化学エネルギー獲得経路2糖質の代謝について学ぶ。得津 隆太郎
7光エネルギー変換光合成によるエネルギー変換について学ぶ。得津 隆太郎
8中間総括および中間試験これまでの講義内容を整理するために中間試験を実施する。試験の解説も実施する。得津 隆太郎
八木 宏樹
9核酸の化学的性質と構造1生体内におけるDNAやRNAの性質や構造について学ぶ。八木 宏樹
10核酸の化学的性質と構造2核酸の基本的な生化学的実験手法について学ぶ。八木 宏樹
11アミノ酸、タンパク質の化学的性質と構造1タンパク質を構成するアミノ酸の性質や構造について学ぶ。八木 宏樹
12アミノ酸、タンパク質の化学的性質と構造2タンパク質の性質や立体構造について学ぶ。八木 宏樹
13タンパク質の機能生体内における種々のタンパク質の役割について学ぶ。八木 宏樹
14生命科学研究における生物化学の位置づけこれまでの学習内容が生命科学研究や応用にどのように関わるかを紹介する。得津 隆太郎
15講義内容に関する総括および期末試験これまでの講義内容を整理するために期末試験を実施する。試験の解説も実施する。得津 隆太郎
八木 宏樹
No. 1
項目
生物化学とは何か
内容
生物化学の言葉の意味、学問としての基本的な概念について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 2
項目
生物化学から見た細胞機能
内容
細胞を構成する物質、機能について生物化学的な観点から学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 3
項目
エネルギーと酵素と代謝1
内容
同化、異化に関わるエネルギー代謝・因子について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 4
項目
エネルギーと酵素と代謝2
内容
同化、異化に関わるエネルギー代謝・因子について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 5
項目
細胞における化学エネルギー獲得経路1
内容
糖質の代謝について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 6
項目
細胞における化学エネルギー獲得経路2
内容
糖質の代謝について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 7
項目
光エネルギー変換
内容
光合成によるエネルギー変換について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 8
項目
中間総括および中間試験
内容
これまでの講義内容を整理するために中間試験を実施する。試験の解説も実施する。
担当者
得津 隆太郎
八木 宏樹
No. 9
項目
核酸の化学的性質と構造1
内容
生体内におけるDNAやRNAの性質や構造について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 10
項目
核酸の化学的性質と構造2
内容
核酸の基本的な生化学的実験手法について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 11
項目
アミノ酸、タンパク質の化学的性質と構造1
内容
タンパク質を構成するアミノ酸の性質や構造について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 12
項目
アミノ酸、タンパク質の化学的性質と構造2
内容
タンパク質の性質や立体構造について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 13
項目
タンパク質の機能
内容
生体内における種々のタンパク質の役割について学ぶ。
担当者
八木 宏樹
No. 14
項目
生命科学研究における生物化学の位置づけ
内容
これまでの学習内容が生命科学研究や応用にどのように関わるかを紹介する。
担当者
得津 隆太郎
No. 15
項目
講義内容に関する総括および期末試験
内容
これまでの講義内容を整理するために期末試験を実施する。試験の解説も実施する。
担当者
得津 隆太郎
八木 宏樹

到達目標

タンパク質を代表とする生体分子の機能、構造、生体分子の性質とそれらが関与する化学反応を説明できる。

評価方法

定期試験(60%)、毎回の授業内容についてのミニレポート(40%)

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:参考書を随時紹介するので読むこと。講義内容に関わる事項を文献やインターネットなどで調べる。
復習:講義資料の配布と文献検索方法を講義するので、それをもとに自己学習する。勉学は自分で興味を持って自分で調べ発展させ、問題に対して仮説を立て立証できることであることを理解する。

その他注意事等

積極的に講義に参加して下さい。質問などは、講義開始前あるいは講義後に聞いてください。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書30版清水孝雄(監訳), 五十嵐和彦/内海利男/大井浩明/大森司(訳)丸善出版
参考書シンプル生化学改訂第7版林典夫/廣野治子(監修), 野口正人/五十嵐和彦(編)南江堂
参考書ストライヤー生化学(第8版)J. M. Berg/J. L. Tymoczko/G.J. Gatto,Jr./L. Stryer(著)
入村達郎/岡山博人/清水孝雄(訳)
仲野徹(監訳)
東京化学同人
参考書Essentialタンパク質科学津本浩平/植田正/前仲勝実(監訳)南江堂
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書30版
著者・編者
清水孝雄(監訳), 五十嵐和彦/内海利男/大井浩明/大森司(訳)
発行所
丸善出版
参考書
署名
シンプル生化学改訂第7版
著者・編者
林典夫/廣野治子(監修), 野口正人/五十嵐和彦(編)
発行所
南江堂
参考書
署名
ストライヤー生化学(第8版)
著者・編者
J. M. Berg/J. L. Tymoczko/G.J. Gatto,Jr./L. Stryer(著)
入村達郎/岡山博人/清水孝雄(訳)
仲野徹(監訳)
発行所
東京化学同人
参考書
署名
Essentialタンパク質科学
著者・編者
津本浩平/植田正/前仲勝実(監訳)
発行所
南江堂