Web Syllabus(講義概要)
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生命倫理学
英文名Bioethics
科目概要動物資源科学科3年後期 [金曜日2時限]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎齋藤 有紀子※
講義室113講義室
備考科目ナンバリング:VZ301-AM12

授業の目的

生命に向き合い、多様な価値観の人間・社会で働く専門職になるために、自らの言葉で考え、継続的に生命観・倫理観・死生観を育んでいく力を身につける。
動物・人間・環境をめぐる困難な倫理問題について、問題を抽出し、さまざまな立場の人とコミュニケートしながら、提示された課題に積極的に取り組む姿勢を身につける。

教育内容

生と死を取り巻く倫理問題について講義する。
多様な意見に耳を傾け思考を深める意義を明らかにする。
自律する心と他者へのリスペクトの重要性を実践を介して説明する。

教育方法

講義形式、グループワーク、ディスカッション、発表など。
パワーポイント・配布資料・視聴覚メディアを活用しながら講義形式で進めたのち、グループワーク・ディスカッションを行う。
講義とグループワークでの学びをもとに、発表を行う(個別発表もしくはグループ発表)。
課題に対するフィードバックとして、毎回のレポートを匿名で集約(一部抜粋)し、次回の授業で配布する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP1:生命科学を理解し、豊かな教養と高い倫理観に基づく自立的な思考力と問題解決能力
◎DP5:生命科学に関する専門知識を生かし、人と動物の健康に寄与する能力
◎DP6:「農」と「医」の複眼的視点と異分野へ転移可能な汎用的能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1~3いのちをめぐる課題1オリエンテーション
問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、レポート作成
齋藤 有紀子
4~6いのちをめぐる課題2問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、レポート作成齋藤 有紀子
7~9いのちをめぐる課題3問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、レポート作成齋藤 有紀子
10~12いのちをめぐる課題4問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、発表会準備学習、レポート作成齋藤 有紀子
13~14発表会発表会、レポート作成齋藤 有紀子
1~3
項目
いのちをめぐる課題1
内容
オリエンテーション
問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、レポート作成
担当者
齋藤 有紀子
4~6
項目
いのちをめぐる課題2
内容
問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、レポート作成
担当者
齋藤 有紀子
7~9
項目
いのちをめぐる課題3
内容
問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、レポート作成
担当者
齋藤 有紀子
10~12
項目
いのちをめぐる課題4
内容
問題抽出、論点整理、意見交換、傾聴、課題解決の演習、ふりかえり、発表会準備学習、レポート作成
担当者
齋藤 有紀子
13~14
項目
発表会
内容
発表会、レポート作成
担当者
齋藤 有紀子

到達目標

1)生と死に関する諸問題について説明できる。(※知識)
2)生命に向き合う専門職に必要な‘倫理的思考’を身につける。(※思考・判断・態度)
3)社会の中のさまざまな意見に出会ったとき、自分の中で問題を整理し、考えることができる。(※思考・判断・態度)
4)多様な価値観を知ることの意義と、理解することの難しさについて、説明できる。(※知識・思考・関心・意欲)
5)相手の声に耳を傾け、立場を理解して物事を考えることができる。(※関心・思考・判断・意欲・態度)
6)相手の立場を尊重しながら自身の考えを述べることができる。(※表現・関心・意欲・態度)

評価方法

評価は毎回のレポートで判定する(グーグルクラスルームに提出)。授業への積極的な参加は加点対象とする。
レポートは、問題抽出力、論理構成力、自己学習の成果、考察力等で評価する。
学生個人の意見内容・考え方の是非で評価(減点等)することはしない。       

準備学習(予習・復習等)

予習:前回授業の考察も参考にしながら、当日のテーマに関する自身の考えや倫理観をまとめてくること。(2時間目安、SGD・レポート作成・学習成果発表会については当該時間内で完結)
復習:授業時に配布した資料・視聴した映像の内容を振り返り、レポートや報告会の発表等で理解を深めること。(2時間目安、SGD・レポート作成・学習成果発表会については当該時間内で完結)

その他注意事等

倫理的な問題を考えることは、とても興味深いことです。それは、他者や自分について考え、社会・環境・自然、生命の営みに思いを馳せる時間になるからです。結論を急がず、むしろ、当然視していたことを一度リセットし、自分の中の‘揺れる’気持ちと向き合ってみる。そのことの楽しさと、難しさに、講義への参加を通して気づいてもらえればと思います。
実務経験の授業への活用方法:生命科学と倫理に関わるシンクタンク勤務の経験を講義と演習に活用している。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書未定
参考書未定
教科書
署名
未定
著者・編者
発行所
参考書
署名
未定
著者・編者
発行所