英文名 | Teaching Method of Science Education Ⅳ | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年後期 [火曜日1時限(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎相馬 惠子※、 小川 隆※ | |
講義室 | 112講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ601-TC36 |
科目 | 教職に関する科目(教育課程及び指導法に関する科目) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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中学校・高等学校理科の目標及び内容を理解し、学習指導要領に示された理科の学習内容について、背景となる学問領域と関連させて理解を深める。様々な学習指導に関する理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した単元や授業の設計法を身に付ける。また、理科教育法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの学習を踏まえて、科学的概念を形成するための授業の在り方を検討し、理科教師としての実践力を身に付ける。
理科教育法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだ理科教育の基本の上に、学習方法として、学習指導要領の理念を生かして、育みたい資質・能力のを育成するための具体的な知識・技術・方法等の実践的な指導力を身に付ける。
プレゼンテーションと配付資料を用いた講義とアクティブラーニングを適宜使い分けながら進めていく。模擬授業は相互評価を基にした協議を行いながら進める。GoogleClassroomを使用して双方向型の授業を行い,提出された指導案等にはコメントをつけて返却する。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | オリエンテーション 科学的概念を形成するための理科の授業づくり | 理科教育法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの総括から、理科教育法Ⅲの学習を理解し見通しをもつ 科学的概念を形成するための教材づくりの意義を学ぶ | 相馬 惠子 | 9/16① |
2 | 自然科学の概念を形成する授業の検討(1) | 科学的概念を形成するための教材の活用を実践例から学び、基礎的法則・概念について、学習指導要領解説をもとに分析する | 相馬 惠子 | 9/30① |
3 | 自然科学の概念を形成する授業の検討(2) | 模擬授業で取り上げる基礎的法則・概念を選び、それを形成するための教材を選ぶ | 相馬 惠子 | 10/7① |
4 | 自然科学の概念を形成する授業の検討(3) | 基礎的法則・概念を形成する学習指導案の作成 | 相馬 惠子 | 10/14① |
5 | 自然科学の概念を形成する授業の検討(4) | 基礎的法則・概念を形成する学習指導案の完成 | 相馬 惠子 | 10/21① |
6 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(1) | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 | 相馬 惠子 | 10/28① |
7 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(2) | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 | 相馬 惠子 | 11/11① |
8 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(3) | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 | 相馬 惠子 | 11/18① |
9 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(4) | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 | 相馬 惠子 | 11/25① |
10 | 学校における実践に学ぶ | 近隣の学校の教師による理科の授業参観(高等学校) | 相馬 惠子 | 12/2① |
11 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(5) | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 | 相馬 惠子 | 12/9① |
12 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(6) | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 | 相馬 惠子 | 12/16① |
13 | 科学的な概念を形成する模擬授業の実施と研究協議(7) 総括 | 基礎的法則・概念を形成する模擬授業の実施とワークショップ型による研究協議 模擬授業と研究協議から得た反省をもとに指導略案とワークシートを見直し、理科教育法Ⅳの学びを振り返る | 相馬 惠子 | 12/23① |
14 | 理科の最新動向,研究協議 | 教育センターの公開研究発表発表大会や研究大会等に参加して、主に教科等の最新動向を学ぶ | 相馬 惠子 | 1/6① |
1)学習指導要領における理科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。
2)個別の学習内容について指導上の留意点を理解している。
3)理科の学習評価の考え方を理解している。
4)理科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
5)発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。
6)児童生徒の認識や思考、資質・能力などの実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解している。
7)理科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
8)学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。
9)模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善の視点を身に付けている。
10)理科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。
【評価種別と割合】各回の演習課題(リフレクションシートを含む)(20%)、指導案40%)、模擬授業(40%)
【評価基準】各回の課題に解答していること。主体的・対話的で深い学びが位置づいた指導案を作成して模擬授業を行い、模擬授業と研究討議を通して指導案を改善していること。
【授業時間外に必要な学習の時間】42時間
【予習】事前にシラバスを熟読し、理解しておくとともに、指導法などの研究に努める。
【復習】講義内容の復習とまとめ。
授業への主体的な参加を期待するとともに、教職に就く者としての自覚を持ち指導力の向上に努めてください。
講義には、タブレットまたはノートPCを持参してください。
中学校教員としての実務経験を活かし,指導案作成や模擬授業等の実践的な指導力を身につけさせるとともに、生徒の素朴概念や誤概念を理解しながら新しい概念に転換させる等、具体的な指導技術等を用いて講義する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし(適時資料を配布する) | ||
参考書 | 中学校学習指導要領解説(平成29年3月告示) 高等学校学習指導要領解説(平成30年3月告示) | 文部科学省 | 文部科学省WEBサイトに公開 |
参考書 | 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(中学校編・高等学校編) | 国立教育政策研究所 | 国立教育政策研究所WEBサイトに公開 |
参考書 | 授業に活かす!理科教育法 中学・高等学校編 | 左巻健男 | 東京書籍 |
参考書 | 授業づくりのための中等理科教育法 | 山下芳樹・藤岡達也 | ミネルヴァ書房 |