英文名 | Laboratory in Landscape Architecture and Conservation | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [木曜日3・4時限、金曜日3・4時限(週4コマ)]、3群科目、必修、実験、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎馬場 光久、 柿野 亘※、 古平 栄一※、 石川 寛 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリング:VE303-EE12 隔週で開講 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E、F |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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「緑地保全学」の講義で学習したことを、実際の緑地(耕地、草地、林地など)を対象に実習することで理解を深める。
土壌に関する実験法や緑地を対象とした植生調査法を習得する。
1班3名から4名で実験実習に取り組む。実験実習により得られた結果について翌週までにレポートとしてまとめて提出する。
フィードバックとして提出されたレポートを返却するので、修正すべき点を理解した上で、レポートの修正を行い、必要に応じて再提出する。
〇DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
◎DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 概要 | 概要:緑地の種類と役割、注意事項の説明 | 馬場 光久 柿野 亘 |
2 | 植物の種類と見分け方(1) | 草本植物に関する図鑑の使い方を学ぶ | 馬場 光久 柿野 亘 |
3 | 植物の種類と見分け方(2) | 相模原キャンパス内の木本植物の観察 | 馬場 光久 柿野 亘 |
4 | 植物の種類と見分け方(3) | 木本植物に関する図鑑の使い方を学ぶ | 馬場 光久 柿野 亘 |
5 | 薬用植物の特徴 | 薬用植物園の観察 | 古平 栄一 石川 寛 |
6 | 耕草地の植生(1) | コドラート法による植生調査⓵ | 馬場 光久 柿野 亘 |
7 | 耕草地の植生(2) | ライン法による植生調査⓵ | 馬場 光久 柿野 亘 |
8 | 土壌断面調査 | 土壌断面調査と試料採取方法 | 馬場 光久 柿野 亘 |
9 | 植物の群落形成 | 発芽試験 | 馬場 光久 柿野 亘 |
10 | 緑地の見学 | 相模原の緑地における植物観察 | 馬場 光久 柿野 亘 |
11 | 林地の植生 | 毎木調査 | 馬場 光久 柿野 亘 |
12 | 耕草地の植生(3) | コドラート法による植生調査⓶:第6回の調査結果と比較して季節による現存量の相違を考察する | 馬場 光久 柿野 亘 |
13 | 耕草地の植生(4) | ライン法による植生調査⓶第7回の調査結果と比較して植物相や草高の相違などについて考察する | 馬場 光久 柿野 亘 |
14 | 補足説明 | レポートに基づいて実習の結果について解説する | 馬場 光久 柿野 亘 |
1)植物群落の形成に必要な条件を理解して自ら設定した条件において発芽試験を行い、その結果について解析できる。
2)木本植物と草本植物の種類を、図鑑を使って見分けられる。
3)草地を対象とした代表的な植生調査ができる。
欠席には、試験細則第5条を適用する。提出されたレポートの内容で評価(50点)し、原則として再レポートは課さない。また、学生本人からの申し出があった場合には再提出を受け付ける。レポートの評価はレポート課題の検討とこれに基づく考察を重視して行う。
期末試験では、レポートで到達目標に達しなかった項目を再度評価し(50点)、達成度をみる。
【授業時間外に必要な学習の時間:-時間】
「予習」:1)各実習項目の実験の目的および方法について、配布資料を読んで事前によく理解しておく。その際、目的および実験方法をレポート用紙にまとめる。2)課題を指定するので、実習前に調べてまとめる。1)および2)について実習時に教員またはTAに確認してもらい、実習後に提出するレポートに添付する。
「復習」:レポート課題で収集・整理した情報を用いて実習結果を考察する(レポート作成⇒復習)。
本実習は、1年次の生物学実験などが基礎となっている。この実習で修得した内容は、2年次後期の里山生態学,植物生態環境学などに関連している。
不明な点は積極的に質問することを希望します。
【オフィスアワー】馬場は事前に電話(0176-24-9477またはメール(baba@vmas.kitasato-u.ac.jp)、柿野は事前に電話(0176-23-4371(内線478)またはメール(kakino@vmas.kitasato-u.ac.jp)にて連絡してください。レポート作成のためにも、積極的に利用することを勧めます。
実務経験の授業への活用方法:建設土木業・建設資材開発企業に携わり,緑化事業にも関わっていたこと,有機稲作を推進しているNPO法人で,農法開発および周囲の緑地管理を実施していたことから,これらの経験や知識を本実習に活用する。
製薬メーカーにおいて薬用植物の栽培研究に携わってきたことを本実習に活用する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 北里大学生物環境科学科「緑地保全学実験」 | ||
参考書 | 1. 「朝倉農学大系9 土壌学」 | 妹尾啓史・早津雅仁・平舘俊太郎・和穎朗太 | 朝倉書店 |
参考書 | 2. 「土壌環境分析法」 | 土壌環境分析法編集委員会 編 | 博友社 |
参考書 | 3. 「草地学の基礎: 維持管理の理論と実際 (農学基礎シリーズ)」 | 松中照夫・三枝俊哉 | 農山漁村文化協会 |
参考書 | 4.「緑地環境学」 | 小林裕志・福山正隆 編 | 文永堂出版 |