英文名 | Practice in Environmental Bioscience | |
---|---|---|
科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [火曜日3・4時限、水曜日3・4時限(週4コマ)]、2群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎進藤 順治※、 森 淳※、 馬場 光久、 長坂 善禎※、 岡田 あゆみ、 眞家 永光、 落合 博之 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリング:VE204-BS14 隔週で開講 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | A、B |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
---|---|
施行規則に定める科目区分 |
|
生物環境科学に関連する現場と施設を見学し、これまで学んだ知識をもとに聴き取り調査、質問、記録を積極的に行い、事業などの全体像と意義を把握し、さらに今後の専門教育の内容を把握できるようにする。また、大学で習得する知識が実社会でどのように役立つかを理解でき、生物生産における環境技術者としての社会的責任について自覚できるようにする。さらに、聴き取り調査、見学などの記録や資料を正確に分析し、実習した内容や理解した内容を論理的に記述して報告書を作成できるようにする。
生物環境科学実習は、生物環境に関わる、土、水、植物、動物およびそれらの管理について概説し、見学実習を通し環境での相互関係を明らかにする。
レポートはコメントを付けて返却する。
オムニバスによる実習に関する講義と十和田キャンパス内の農場と施設および周辺施設の見学実習
〇DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
〇DP5:環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる問題解決能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | 農地環境学(1) | 水田や草地の造成方法の種類と具体的な施工方法および水田と草地での土壌の違いについて講義する。 | 落合 博之 |
2 | 農地環境学(2) | 奥山地帯から里山を経て海に流れる河川の「流域」をキーワードに講義する。また草地での土壌浸食についても説明する。 | 森 淳 |
3 | 水環境学(1) | 流域管理に果たすダムのさまざまな役割を学び、治水、利水、親水、環境の意義を理解する。 | 眞家 永光 |
4 | 水環境学(2) | 陸水循環と流域管理の関係を学び、水域環境保全の意義を理解する。 | 眞家 永光 |
5 | 緑地保全学 | 循環型畜産の原理と牧草の生長とその利用法および夏山冬里方式について学ぶ。 | 馬場 光久 |
6 | 野生動物学 | 野生動物の保護と管理の役割について、また畜産とのかかわりを講義する。 | 進藤 順治 |
7 | 環境情報学 | 生物環境のどのような情報がどのような方法で取得され扱われているのかを学ぶ | 長坂 善禎 |
8 | 十和田キャンパス実習 | 十和田キャンパス実習のガイダンスと畜産および公共牧場での牛の育成飼育と牧場の経営理念について学ぶ | 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 進藤 順治 長坂 善禎 眞家 永光 森 淳 |
9 | 十和田キャンパス-農地環境学 | 地域活性化における行政と地域住民および農業活動との関係について学ぶ。 | 森 淳 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 進藤 順治 長坂 善禎 眞家 永光 |
10 | 十和田キャンパス-水環境学 | 施設見学を通し持続的で健全な水循環のあり方を、生物環境と地域社会の関係を探る中で理解する。 | 眞家 永光 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 進藤 順治 長坂 善禎 森 淳 |
11 | 十和田キャンパス-緑地保全学 | 循環型畜産の原理と具体的な技術体系について,附属牧場を見学することで学ぶ。 | 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 進藤 順治 長坂 善禎 眞家 永光 森 淳 |
12 | 十和田キャンパス-野生動物学 | 天然記念物の蕪島ウミネコの営巣を見学することで,野生動物と環境、または観光資源について理解する。 | 進藤 順治 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 長坂 善禎 眞家 永光 森 淳 |
13 | 十和田キャンパス-環境情報学 | 管理農業における具体的な技術体系および様々な環境の情報を用いた広大な草地管理手法について見学を通し学ぶ。 | 長坂 善禎 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 進藤 順治 眞家 永光 森 淳 |
14 | 十和田キャンパス実習-総括 | 実際牧場を見学を通し、食の安全、人の健康、健全な環境について考える。 | 馬場 光久 落合 博之 岡田 あゆみ 進藤 順治 長坂 善禎 眞家 永光 森 淳 |
1. 生物環境科学に関連する現場と施設を見学し、聴き取り調査、質問、記録を積極的に行うことで、生物環境科学の意義を把握できる。
2. 大学で習得する知識が実社会でどのように役立つかを理解できる。
3. 生物環境科学技術者としての社会的責任について自覚できる。
4. 聴き取り調査、見学などの記録や資料を正確に分析し、実習した内容や理解した内容を論理的に記述して報告書を作成できる。
5. 植物栽培に関る基礎事項を説明できる。
実習講義ごとに課されたレポート(25点)および実習終了後のレポート(75点)を基に評価する。また、欠席は-3点、遅刻は-2点として評価点に換算する。なお、十和田キャンパス実習は宿泊施設を利用する遠隔実習となるため再実習は行わない。
【授業時間外に必要な学習時間:-時間】
予習:それぞれの担当者から、事前に講義内容の説明があるので、それに従ってあらかじめ図書館やインターネット等を使って調べておく。
復習:その日のうちにノートを見直したうえで、疑問点を解決しておくこと。
4泊5日の十和田キャンパス実習を通して、学科の意義を認識するのみならず、学生間および教員との間での積極的なコミュニケーションをとることで、学科の一員としての自覚と仲間意識を持ってほしい。実習に相応しい服装や履き物で臨むこと。
実務経験の授業への活用方法:農業土木研究施設の勤務経験から、河川管理の施設について概説し、見学実習にてその構造や役割について理解する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 授業開始時にテキストを配布する。 | ||
参考書 | (なし) |