Web Syllabus(講義概要)
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植物生態環境学
英文名Plant and Environmental Ecology
科目概要生物環境科学科2年後期 [水曜日2時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎得津 隆太郎
講義室
備考科目ナンバリング:VE301-EE17
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連E

授業の目的

植物生態環境学は植物と環境との関わりに関する学問である。特に、環境要因に対する植物の生理・生化学的応答を理解することは、自然現象を理解し、また環境保全を行うためにも重要である。本講義では、植物生理学的視点から、自然を科学的に理解する能力を身につけることを目的とする。

教育内容

本講義では、植物や藻類の発生や成長、外部環境への応答を中心に解説する。また、植物科学分野における最新の研究についても話題提供し、それらの内容から植物科学と環境科学の関係性について受講者が自ら考える力を身につけることを目的として講義を進める。

教育方法

講義毎に資料を配布し、パワーポイントを使って説明する。授業中に参考書を紹介しながら自己学習できるようにする。期末試験は、最終講義でまとめと過去の問題を解説し、問題に対する考え方や答え方を学習してフィードバックする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

〇DP1:豊かな人間性と高い倫理観
〇DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
〇DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1生態系における光合成生物の位置付け地球の生態系における光合成生物の役割について学ぶ。得津 隆太郎
2光合成生物の起源と進化光合成生物の起源および,植物が辿った進化・系統について学ぶ。得津 隆太郎
3植物の分子・生理学の基礎知識組織・器官・系統・植物細胞概略について学ぶ。得津 隆太郎
4光合成1光合成に関わる色素・光化学系・電子伝達反応について学ぶ。得津 隆太郎
5光合成2光合成反応によるATP合成・炭素固定について学ぶ。得津 隆太郎
6中間総括および中間試験これまでの講義内容を整理するために中間試験を実施する。試験の解説も実施する。得津 隆太郎
7光応答1光応答の基礎について学ぶ。得津 隆太郎
8光応答2生理応答と光受容体、光シグナル伝達について学ぶ。得津 隆太郎
9光の作用光合成における光の補償点・飽和点、林床等の光環境について学ぶ。得津 隆太郎
10大気の作用大気環境によって変動する気孔開閉・炭酸濃縮について学ぶ。得津 隆太郎
11水の作用植物における水の動き・ストレス応答について学ぶ。得津 隆太郎
12温度の作用季節変化を含む温度変化に伴う環境応答について学ぶ。得津 隆太郎
13地球環境の変化と光合成生物の変化地球環境の変化に伴う光合成生物の適応進化、そして光合成生物の開発可能性とその意義について学ぶ。得津 隆太郎
14総括および期末試験これまでの講義内容を整理するために期末試験を実施する。試験の解説も実施する。得津 隆太郎
No. 1
項目
生態系における光合成生物の位置付け
内容
地球の生態系における光合成生物の役割について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 2
項目
光合成生物の起源と進化
内容
光合成生物の起源および,植物が辿った進化・系統について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 3
項目
植物の分子・生理学の基礎知識
内容
組織・器官・系統・植物細胞概略について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 4
項目
光合成1
内容
光合成に関わる色素・光化学系・電子伝達反応について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 5
項目
光合成2
内容
光合成反応によるATP合成・炭素固定について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 6
項目
中間総括および中間試験
内容
これまでの講義内容を整理するために中間試験を実施する。試験の解説も実施する。
担当者
得津 隆太郎
No. 7
項目
光応答1
内容
光応答の基礎について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 8
項目
光応答2
内容
生理応答と光受容体、光シグナル伝達について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 9
項目
光の作用
内容
光合成における光の補償点・飽和点、林床等の光環境について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 10
項目
大気の作用
内容
大気環境によって変動する気孔開閉・炭酸濃縮について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 11
項目
水の作用
内容
植物における水の動き・ストレス応答について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 12
項目
温度の作用
内容
季節変化を含む温度変化に伴う環境応答について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 13
項目
地球環境の変化と光合成生物の変化
内容
地球環境の変化に伴う光合成生物の適応進化、そして光合成生物の開発可能性とその意義について学ぶ。
担当者
得津 隆太郎
No. 14
項目
総括および期末試験
内容
これまでの講義内容を整理するために期末試験を実施する。試験の解説も実施する。
担当者
得津 隆太郎

到達目標

光合成生物の環境応答について関連する物質・因子の役割を具体的に説明できる

評価方法

定期試験(60%)、毎回の授業内容についてのミニレポート(40%)

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:参考書を随時紹介するので読むこと。講義内容に関わる事項を文献やインターネットなどで調べる。
復習:講義資料の配布と文献検索方法を講義するので、それをもとに自己学習する。勉学は自分で興味を持って自分で調べ発展させ、問題に対して仮説を立て立証できることであることを理解する。

その他注意事等

積極的に講義に参加して下さい。質問などは、講義開始前あるいは講義後に聞いてください。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考書環境植物学 田崎忠良 朝倉書店
参考書植物の生化学・分子生物学 B.B.Buchanann他 学会出版センター
参考書光合成とは何か 園池公毅 ブルーバックス
参考書生命とは? 物質か! ― サイエンスを知れば百考して危うからず 和田 昭允 オーム社
参考書テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版西谷和彦/島崎研一郎・監訳講談社
参考書植物生理学-生化学反応を中心に-加藤美砂子裳華房
参考書植物生理学 第2版 (基礎生物学テキストシリーズ7)三村徹郎/深城英弘/鶴見誠二・編著化学同人
教科書
署名
なし
著者・編者
発行所
参考書
署名
環境植物学
著者・編者
田崎忠良
発行所
朝倉書店
参考書
署名
植物の生化学・分子生物学
著者・編者
B.B.Buchanann他
発行所
学会出版センター
参考書
署名
光合成とは何か
著者・編者
園池公毅
発行所
ブルーバックス
参考書
署名
生命とは? 物質か! ― サイエンスを知れば百考して危うからず
著者・編者
和田 昭允
発行所
オーム社
参考書
署名
テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版
著者・編者
西谷和彦/島崎研一郎・監訳
発行所
講談社
参考書
署名
植物生理学-生化学反応を中心に-
著者・編者
加藤美砂子
発行所
裳華房
参考書
署名
植物生理学 第2版 (基礎生物学テキストシリーズ7)
著者・編者
三村徹郎/深城英弘/鶴見誠二・編著
発行所
化学同人