英文名 | Introduction of Plant Science | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [木曜日1時限、金曜日1時限(週2コマ)]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎馬場 光久、 八木 宏樹 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリング:VE201-BS16 隔週で開講 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | B、E |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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植物の分類や形態,および細胞や遺伝子の機能について学ぶ。また、植物の生長に影響する養水分と土壌の養水分の保持機能について正しく理解する。
植物科学概論では,生態系を構成する植物について,形態,種類と分類,および植物の生長に影響する土壌の養水分とその保持機能について概説する。また、植物を構成する細胞や遺伝子の仕組みについても概説する。
配布資料を用いてパワーポイント,あるいは板書による講義形式ですすめる。講義内容について授業中に学生に質問して回答する機会を設ける。
フィードバックとして,小テストの解答用紙に質問が記入されていた場合,次回以降に回答したり,補足説明したりする。また,試験解説を行う。
〇DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
◎DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 植物の種類と形態① | 植物の系統と進化(参考書5 第1部第1章、第2章) | 八木 宏樹 |
2 | 植物の種類と形態② | 葉や根の形態・機能(参考書5 第1部第3章、第4章) | 八木 宏樹 |
3 | 植物の種類と形態③ | 花の形態・機能(参考書5 第1部第5章) | 八木 宏樹 |
4 | 植物の生長① | 植物の物質生産(参考書2 第2章) | 馬場 光久 |
5 | 植物の生長② | 多量必須元素と生長(参考書2 第4章) | 馬場 光久 |
6 | 植物の生長③ | 微量必須元素と生長(参考書2 第5章) | 馬場 光久 |
7 | 植物の生長④ | 植物の有用元素と生長(参考書2 第6章) | 馬場 光久 |
8 | 植物の生育基盤としての土壌①および中間試験 | 土壌の保肥機能①(参考書4 第6章)および1~7回目までの内容についての試験 | 馬場 光久 八木 宏樹 |
9 | 植物の生育基盤としての土壌② | 土壌の保肥機能②および施肥管理(参考書4 第6章) | 馬場 光久 |
10 | 植物の生長⑤ | 植物の生長に対する水分ストレス(参考書2 第3章) | 馬場 光久 |
11 | 植物の生育基盤としての土壌③および中間試験の解説 | 土壌の保水性:生長有効水分(植物の生長に有効な水分)に影響する土壌間隙構造(参考書4 第7章)および中間試験について解説する | 馬場 光久 八木 宏樹 |
12 | 植物の細胞生物学 | 植物細胞の形態や機能 (参考書6 第1章) | 八木 宏樹 |
13 | 植物の遺伝学① | 植物細胞分化の遺伝学(参考書6 第19章) | 八木 宏樹 |
14 | 植物の遺伝学② | 植物環境応答の遺伝学(参考書6 第18章) | 八木 宏樹 |
1)植物の特徴を理解し、分類群や形態について説明できる。
2)植物の必須元素について理解し、それぞれの役割を説明できる。
3)植物の生育を支える土壌の性質を説明できる。
4)植物のミクロな生物学の考え方を身に着ける。
小テストの結果も最終成績に反映させる(13点)。講義の中で1回中間試験を実施する(20点)。最終試験においては中間試験の内容も含めて講義内容全体について到達目標を考慮した試験を実施する(67点)。到達目標に達していない学生から申し出があれば、追再試験を実施する。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:2回目以降の講義資料を事前に配布します。この資料には引用文献を明記していますので,事前に資料に目を通して質問などを考えておいてください。また,次回の内容に関連する課題を示すので,調べてまとめてください。授業開始時に調べてきた内容をリアクションペーパーに記入してもらいます。この際,スマートフォン等は利用できませんので,ノートなどに書いてください。これらに要する時間として毎週50分を想定しています。
復習:2回目以降はその前の回の講義内容について小テストを実施しますので,講義内容を整理しておいてください。これに要する時間として毎週40分を想定しています。
植物に関する講義だけではなく、土壌や生態に関する講義も受講していることが望まれます。
講義中に質問できなかった場合にはオフィスアワーを利用して質問に来てください。
【オフィスアワー】馬場は事前に電話(0176-24-9477またはメール(baba@vmas.kitasato-u.ac.jp)にて連絡してください。
八木は時間は特に指定しませんが、必ず事前に連絡してください(連絡先は授業の際に連絡します)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 1. 「写真で見る・植物用語」 | 岩瀬 徹・大野啓一 | 全国農村教育協会 |
参考書 | 2. 「植物栄養学 第3版」 | 馬 建鋒・信濃卓郎・高野順平 | 文永堂出版 |
参考書 | 3.「植生管理学」 | 福嶋司 編 | 朝倉書店 |
参考書 | 4. 「最新土壌学」 | 久馬一剛 編 | 朝倉書店 |
参考書 | 5. 「教養のための植物学図鑑」 | 久保山京子 | 朝倉書店 |
参考書 | 6. 「テイツ/ザイガー植物生理学・発生学」原著第6版 | L.テイツ・E.ザイガー・I.M.モーラー・A.マーフィー 著 西谷和彦・島崎研一郎 監訳 | 講談社 |