英文名 | Introduction to Veterinary Medicine | |
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科目概要 | 獣医学科2年前期 [月曜日3時限(週1コマ)]、2群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎金井 一享※、 獣医学科教員 | |
講義室 | B31講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VV201-VB22 |
獣医学専門教育は3つの教育系、すなわち生体機構系、予防衛生系および臨床系により行われる。1年次の獣医学概論において獣医学の学問体系とが社会との関係性が概説されたが、獣医学入門では各専門教育系の担当する教育の内容を踏み込んで解説し、獣医学入門実習と併せて獣医学の全体像を明らかにする。
2年次に進級し、本格的な獣医学教育を開始する導入部として、生体機構系(1年次科目を担当しない、薬理学、病理学、実験動物学、毒性学)、予防衛生系、臨床系(小動物、大動物、臨床コミュニケーション)
各項目の担当教員が、主にPPTを用いてその内容を概説する。
◎DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
〇DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力
〇DP3:食品の安全性の確保と供給に資する能力
〇DP4:医薬品の開発に寄与する能力
〇DP5:野生動物の保全に寄与する能力
〇DP6:人獣共通感染症の制圧に寄与する能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 実験動物学 | 生命科学の発展を支える実験動物の意義を紹介する。 | 獣医学科教員 |
2 | 毒性学 | 生体への化学物質の影響を毒性の面から論述し、毒性学の位置付けを紹介する。 | 獣医学科教員 |
3 | 獣医薬理学 | 獣医療の中での薬物の重要性を紹介する。 | 獣医学科教員 |
4 | 獣医病理学 | 疾病時に見られる生体組織の形態学的変化の概要を紹介する。 | 獣医学科教員 |
5 | 獣医学教育と課程における共用試験の役割 | 2年次以降の獣医学教育の流れと共用試験(CBTとOSCE)についての紹介 | 獣医学科教員 |
6 | 人と動物の共通感染症 | 伴侶動物を感染源とする人獣共通感染症を画像を用いて紹介する。 | 獣医学科教員 |
7 | 家畜生産における獣医師の役割Ⅰ | 我が国の家畜生産において獣医師がどのような役割を果たしているかを紹介する。 | 獣医学科教員 |
8 | 家畜生産における獣医師の役割Ⅱ | 我が国で発生した口蹄疫を例に、獣医師の防疫活動を紹介する。 | 獣医学科教員 |
9 | 食肉生産における獣医師の役割 | 家畜を食肉にする行程で獣医師がどのような役割を果たしているかを紹介する。 | 獣医学科教員 |
10 | 獣医療におけるコミュニケーション技術 | 獣医療を実践する上で必要となる、人とのコミュニケーションの基本姿勢・態度を学ぶ。 | 獣医学科教員 |
11 | 小動物外科 | 小動物臨床センターの見学と手術のデモンストレーション | 獣医学科教員 |
12 | 小動物内科 | 動物の視診、触診、聴診 | 獣医学科教員 |
13 | 放射線科 | X線撮影、CT検査の実際 | 獣医学科教員 |
14 | 大動物診療科 | 大動物診療センターと臨床症例の紹介 | 獣医学科教員 |
15 | 大動物診療科 | 大動物臨床の職種と臨床獣医師になるために必要な学習を概説する。 | 獣医学科教員 |
三つの教育系で行われる教育内容の解説を通して、卒業までに学ぶ獣医学の全体像を把握し、今後の学習意欲を高める。
レポート(100%)で評価する。
授業時間外に必要な学習の時間:30時間。
予習:講義資料に目を通し、理解する。
復習:講義内容のメモや講義資料から概要を取りまとめる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 自作の講義実習用資料 | ||
参考書 | (なし) |