英文名 | Soil Mechanics | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年後期 [火曜日1時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎落合 博之 | |
講義室 | 831講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VE301-RS25 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E |
生物生産と活動の場(地盤)として土が持つ基本的な工学的性質を学ぶ。このため、生物生産環境における土の生成と構成要素、土の締固め特性と透水性、土の強度と圧縮・変形の関係、地盤の支持力と創造物の安定性、土の強度定数、土圧計算、土質試験方法について理解する。
土質工学(土質力学)は農業農村整備事業など大規模な公共事業では非常に重要な学問である。すなわち用排水機場、橋梁など大規模施設の基礎、農道を造成する際の法面やそれを支える擁壁の安定など工事を行ううえで欠かせない分野である。この授業は応用力学、水理学とともに3力学と呼ばれ数物系授業の一つであるが、本授業では基礎に絞って、練習問題を併用しながら教育することとしている。
パワーポイントを用いた講義形式で行う。適宜練習問題を解き、理解を深める。
授業中に演習問題の解答を提示することによりフィードバックする。
DP1:豊かな人間性と高い倫理観
DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
〇DP4:環境資源の維持と修復に寄与する能力
◎DP5:環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる問題解決能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | ガイダンス、序論、土の基 本的性質(1) | ガイダンス、土質工学の序論、土の工学的定義、土粒子の形と構造(P1-6) | 落合 博之 | 9/19① |
2 | 土の基本的性質(2) | 土粒子の粒度、土の密度と間隙、土の含水量(P7-19) | 落合 博之 | 9/26① |
3 | 土の分類 | コンシステンシー限界、土の粒度組成による分類(P22-31) | 落合 博之 | 10/3① |
4 | 透水と排水 | 土中の水分、透水、流線網、透水係数の測定(P33-49) | 落合 博之 | 10/10① |
5 | 圧密(1) | 土の圧縮と圧密、圧密試験(P71-82) | 落合 博之 | 10/17① |
6 | 圧密(2) | 基礎地盤の圧密沈下量の算定、先行圧密、二次圧密(P83-8 7) | 落合 博之 | 10/24① |
7 | 土のせん断強さ | せん断試験の種類、砂質土のせん断特性、粘性土のせん断特 性(P92-114 ) | 落合 博之 | 10/31① |
8 | 中間テスト | 第1回〜第7回 | 落合 博之 | 11/7① |
9 | 土圧 | ランキンの土圧公式、クーロンの土圧公式、裏込め土上に載荷 重のある場合の土圧(P116-128) | 落合 博之 | 11/14① |
10 | 斜面(のり)の安定 | 斜面の崩壊、斜面の安定計算、地すべり(P135-152) | 落合 博之 | 11/21① |
11 | 浅い基礎の支持力 | 基礎の種類と条件、基礎地盤の支持力、支持力理論(P155-1 62) | 落合 博之 | 11/28① |
12 | 深い基礎の支持力 | 総論、杭理論(P165-173) | 落合 博之 | 12/5① |
13 | 土の締固め | 締固めの目的・機構とその試験方法、締め固めた土の性質、土 質による締固めの効果(P177-190) | 落合 博之 | 12/12① |
14 | 路盤・路床、土質調査 | 路盤・路床の支持力、路盤などの安定処理、舗装圧の設計(P192-204 ) 土質調査の目的と方法、資料の採取(サンプリング)、現位置 採取(サウンディング)(P216-228) | 落合 博之 | 12/19① |
以下の内容を理解することができる。
1.生物生産環境における土の生成と構成要素とそれらの関係
2.土の締固め特性と透水性の理解
3.土の強度、圧縮と変形の関係
4.地盤の支持力と構造物の安定性
5.土の強度特性と土圧計算
中間試験(40点)と定期試験(40点)、レポート点20点で100点満点とする。到達目標に達していない場合は定期試験後に再試験を1回行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:各回の授業内容に関連する教科書の該当箇所を学習してくること。配布資料にわからない点があったら積極的に質問すること。
復習:講義ノートの内容および配布資料について見直しておくとともに、授業中の問題を再度解いておくこと。
質問等はオフィスアワー(月曜日から金曜日16:30〜18:00)を活用すること。授業で説明した問題は確実に解けるようにしておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 土質力学 第8版 | 河上房義・森 方信・柿沢英司 | 森北出版(2012) |
参考書 | 土質工学演習基礎編(第3版) | 河上房義 | 森北出版(2002) |
参考書 | 力学講義ノート | 岡田静雄・服部忠一朗・高木 淳 | 共立出版(2009) |