Web Syllabus(講義概要)
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生物環境科学概論Ⅱ
英文名Introduction of Environmental Bioscience 2
科目概要生物環境科学科1年後期 [月曜日4時限]、2群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎進藤 順治 (※)森 淳 (※)樽屋 啓之 (※)馬場 光久岡田 あゆみ髙松 利恵子柿野 亘 (※)長坂 善禎 (※)眞家 永光落合 博之大出 亜矢子 (※)1年次連絡担当日本技術者教育認定機構認定プログラム責任者
講義室
備考科目ナンバリング:VE-201-BS12
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連A、B

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する科目(高等学校 農業)
施行規則に定める科目区分
  • 農業

授業の目的

生物環境科学概論Ⅰで講義した内容について事例を取りあげ、研究室で取り組んでいるテーマと生物環境科学と関わりについて理解させことで、専門課程での勉学意欲を高める。

教育内容

生物環境科学科で学ぶ内容の中でも,それぞれの担当教員の関連科目の基礎的な内容をオムニバス形式で講義する。

教育方法

パワーポイントと関連する資料を配布・利用して講義する。
定期試験終了後に「解説」の時間を設け,採点結果の点数分布の紹介や模範解答及び評価基準について説明することでフィードバックしている。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

 DP1:豊かな人間性と高い倫理観
〇DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
〇DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
 DP4:環境資源の維持と修復に寄与する能力
 DP5:環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる問題解決能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1生物環境科学科における研究動向について前年度の卒業研究を中心に生物環境科学科で取り組まれている研究内容および卒業後の進路などについて紹介する。1年次連絡担当
2農地環境学系 農地環境学(1)地球環境における農地環境の有する環境保全機能を概説するとともに、生態系の物質循環に果たしている農地土壌の役割を理解させる。森 淳
3農地環境学系 農地環境学(2)農耕地での重金属・放射性物質の汚染対策は重要な課題となっている。ここでは、CdとCs 汚染土壌の特性と修復技術の研究成果を紹介する。髙松 利恵子
4農地環境学系 農地環境学(3)地域活性をテーマとし、日本の誇る世界遺産を地域ごとでどのようにして地域活性に生かしているかを考える。落合 博之
5水域環境学系 水圏環境学水路が水域環境に果たしている機能を中心に、河川の治水との関係、伝統的水利と現代水利の意義を論じる。樽屋 啓之
6水域環境学系 陸水循環学世界の水資源の現状について,需要の増大と資源分布の偏在という観点から概説する。眞家 永光
7十和田の教育環境と生物環境科学教育十和田キャンパスの教育環境と生物環境科学教育との関連について紹介する。また、学科が取り組む日本技術者教育認定機構による認定プラグラム(環境修復プログラム)について説明する。1年次連絡担当
日本技術者教育認定機構認定プログラム責任者
8植物生態学系 緑地保全学生物多様性の種類と危機について紹介するとともに,里山における在来草本植物の保全と人の利用とのかかわりについて外来草本植物の繁茂する要因を含めて講義する。
馬場 光久
9植物生態学系 里山環境学里地里山に生息する動植物の分布と保全に関して講義する。柿野 亘
10動物生態学系 野生動物学野生動物、特に水棲哺乳動物を通してその生態的特徴と環境モニタリングの重要性について述べる。進藤 順治
11動物生態学系 動物生態学野生動物管理について講義する。特にニホンジカによる農業被害、生態系への影響と,被害を生む要因についてニホンカモシカと比較して講義する。岡田 あゆみ
12環境情報学系 環境情報学(1)空間データモデリングや情報通信技術(ICT)を用いたセンシング手法は環境保全型農業に繋がる。これまでのさまざまな研究成果を基に環境情報の応用例を紹介する。長坂 善禎
13環境情報学系 環境情報学(2)精密農業、ICT農業そしてスマート農業への展開に関わる研究成果を紹介する。大出 亜矢子
14生物環境科学と専門教育との連携2年次以降の専門教育に必要なデータの客観的評価方法や報告に必要なレポートの作成方法を講義する1年次連絡担当
15まとめこれまでの講義を取りまとめる。1年次連絡担当
No. 1
項目
生物環境科学科における研究動向について
内容
前年度の卒業研究を中心に生物環境科学科で取り組まれている研究内容および卒業後の進路などについて紹介する。
担当者
1年次連絡担当
No. 2
項目
農地環境学系 農地環境学(1)
内容
地球環境における農地環境の有する環境保全機能を概説するとともに、生態系の物質循環に果たしている農地土壌の役割を理解させる。
担当者
森 淳
No. 3
項目
農地環境学系 農地環境学(2)
内容
農耕地での重金属・放射性物質の汚染対策は重要な課題となっている。ここでは、CdとCs 汚染土壌の特性と修復技術の研究成果を紹介する。
担当者
髙松 利恵子
No. 4
項目
農地環境学系 農地環境学(3)
内容
地域活性をテーマとし、日本の誇る世界遺産を地域ごとでどのようにして地域活性に生かしているかを考える。
担当者
落合 博之
No. 5
項目
水域環境学系 水圏環境学
内容
水路が水域環境に果たしている機能を中心に、河川の治水との関係、伝統的水利と現代水利の意義を論じる。
担当者
樽屋 啓之
No. 6
項目
水域環境学系 陸水循環学
内容
世界の水資源の現状について,需要の増大と資源分布の偏在という観点から概説する。
担当者
眞家 永光
No. 7
項目
十和田の教育環境と生物環境科学教育
内容
十和田キャンパスの教育環境と生物環境科学教育との関連について紹介する。また、学科が取り組む日本技術者教育認定機構による認定プラグラム(環境修復プログラム)について説明する。
担当者
1年次連絡担当
日本技術者教育認定機構認定プログラム責任者
No. 8
項目
植物生態学系 緑地保全学
内容
生物多様性の種類と危機について紹介するとともに,里山における在来草本植物の保全と人の利用とのかかわりについて外来草本植物の繁茂する要因を含めて講義する。
担当者
馬場 光久
No. 9
項目
植物生態学系 里山環境学
内容
里地里山に生息する動植物の分布と保全に関して講義する。
担当者
柿野 亘
No. 10
項目
動物生態学系 野生動物学
内容
野生動物、特に水棲哺乳動物を通してその生態的特徴と環境モニタリングの重要性について述べる。
担当者
進藤 順治
No. 11
項目
動物生態学系 動物生態学
内容
野生動物管理について講義する。特にニホンジカによる農業被害、生態系への影響と,被害を生む要因についてニホンカモシカと比較して講義する。
担当者
岡田 あゆみ
No. 12
項目
環境情報学系 環境情報学(1)
内容
空間データモデリングや情報通信技術(ICT)を用いたセンシング手法は環境保全型農業に繋がる。これまでのさまざまな研究成果を基に環境情報の応用例を紹介する。
担当者
長坂 善禎
No. 13
項目
環境情報学系 環境情報学(2)
内容
精密農業、ICT農業そしてスマート農業への展開に関わる研究成果を紹介する。
担当者
大出 亜矢子
No. 14
項目
生物環境科学と専門教育との連携
内容
2年次以降の専門教育に必要なデータの客観的評価方法や報告に必要なレポートの作成方法を講義する
担当者
1年次連絡担当
No. 15
項目
まとめ
内容
これまでの講義を取りまとめる。
担当者
1年次連絡担当

到達目標

(1) 研究室での取り組みを基に生物環境科学についての理解を深める。
(2) 環境保全に係る課題解決のための道筋について理解を深める。
(3) 専門課程での学習意欲高め、また、自身の将来像を描くことができる。

評価方法

各担当教員が講義時間内に行うリアクションペーパーやレポート課題に対する回答内容から,講義の理解度やレポート課題への取り組み状況を評価する。(50%)
定期試験期間中に実施する筆記試験から,各担当教員の設けた目標に対する到達度を評価する。(50%)
授業を欠席した場合は-2点、レポートが未提出の場合はレポート点を0点とする。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:あらかじめ指定された関連分野について,書籍やインターネットなどで調べ,理解する。
復習:講義時間内でのリアクションペーパーや課されたレポート課題を勉強することで復習とする。

その他注意事等

これから皆さんが学んでいく「生物環境科学」について、各専門分野の研究を中心にそれぞれの教員が分かりやすく講義するので、お楽しみに。
実務経験の授業への活用方法:水族館勤務の経験から、水棲動物の特徴と説明し、環境における動物の役割を紹介する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書講義ごとに資料を配布する。
参考書必要に応じて紹介する。
教科書
署名
講義ごとに資料を配布する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
必要に応じて紹介する。
著者・編者
発行所