英文名 | Advanced Farm Management and Environmental Economics | |
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科目概要 | 動物資源科学専攻(修士課程)1年次集中、選択、講義、2単位(30時間) 動物資源科学専攻(修士課程)2年次集中、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎伊藤 房雄、 水木 麻人 | |
講義室 | 本館A棟5階共用セミナー室(A55・A56) | |
備考 | 動物資源科学専攻(修士課程)関連科目 1年次または2年次にて履修する |
社会科学の視点から畜産経営の発展と関連する環境問題の解決方法等の理解を養う。
「飢餓」と「飽食」が併存する世界の食料問題を認識するととともに、畜産経営の発展を考えるにあたって不可欠な経営学の基礎理論を学び、様々な事例を通じて経営発展の要因についてディスカッションを行う。併せて、環境経済学の基礎理論を学び、畜産公害の解決方法についてもディスカッションを行い、畜産経営が直面する環境問題と環境政策に関する理解を深める。
講義形式、討議(ディスカッション)
◎A:畜産経営の発展と畜産環境問題に関する知識
○B:コミュニケーション能力
学年 | 回/1.5h | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1年又は2年 | 1回 | 畜産・酪農をめぐる情勢 | わが国の酪農発展の推移と生乳市場の特性 | 伊藤 房雄 |
2回 | 畜産・酪農をめぐる情勢 | 肉用牛経営および養豚経営の展開と飼料自給率ほか | 伊藤 房雄 | |
3回 | 食料問題 | 世界の食料問題:なぜ飢餓と飽食が併存するのか | 伊藤 房雄 | |
4回 | 食料問題 | 日本の食料問題:安全・安心とは何か | 伊藤 房雄 | |
5回 | ディスカッション | 世界の食料問題・日本の食料問題 | 伊藤 房雄 | |
6回 | 畜産経営学 | 畜産経営学の基礎理論:経営理念、外部環境、内部組織 | 伊藤 房雄 | |
7回 | 畜産経営学 | 畜産経営学の基礎理論:経営の成長、成熟とは何か | 伊藤 房雄 | |
8回 | 畜産経営分析 | 畜産経営分析の理論:財務諸表、損益分岐点分析 | 伊藤 房雄 | |
9回 | 畜産経営分析 | 畜産経営分析の実際:財務諸表、損益分岐点分析 | 伊藤 房雄 | |
10回 | 循環型社会と畜産経営 | 有畜複合経営の変遷を再考する | 伊藤 房雄 | |
11回 | 貿易政策とこれからの畜産経営 | 自由貿易の推進(TPPなど)がもたらす影響を考える | 伊藤 房雄 | |
12回 | 環境問題発生のメカニズム | 外部性、市場の失敗、コモンズの悲劇など | 水木 麻人 | |
13回 | 環境政策の基礎理論 | 市場メカニズム、環境税、コースの定理など | 水木 麻人 | |
14回 | 環境政策への応用 | 廃棄物対策、地球温暖化対策など | 水木 麻人 | |
15回 | 環境の価値評価 | 環境の価値、顕示選好法、表明選好法 | 水木 麻人 | |
16回 | ディスカッション | 環境の価値評価について | 水木 麻人 | |
17回 | 食品の消費者評価 | 食品表示、環境保全・新食品技術に対する評価 | 水木 麻人 | |
18回 | ディスカッション | 植物肉・培養肉について | 水木 麻人 | |
19回 | 農畜産業における環境問題と環境政策 | 環境保全型農業と生物多様性 | 水木 麻人 | |
20回 | ディスカッション | みどりの食料システム戦略について | 水木 麻人 |
畜産経営の展開論理と農業環境問題および解決方法を理解することができる。
講義でのディスカッションおよびレポートの成果を総合的に評価する。
<予習>次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
<復習>授業後に、当日の授業で扱ったテーマについて聞き取りを行い、考察をまとめること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義の中で随時取り上げて紹介する。 | ||
参考書 | (なし) |