英文名 | Advanced Environmental and Biological Chemistry | |
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科目概要 | 動物資源科学専攻(修士課程)1年次前期、選択、講義、3単位(45時間) 動物資源科学専攻(修士課程)2年次前期、選択、講義、3単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎向井 孝夫 | |
講義室 | 本館A棟5階共用セミナー室(A55・A56) | |
備考 | 動物資源科学専攻(修士課程)主科目 1年次または2年次にて履修する |
動物やヒトと共生する微生物の中で腸内細菌の生体恒常性に果たす役割を理解する。関連する原著論文を読み、研究の進め方や考察の進め方の理解を通して論理的思考力等を修得する。
動物やヒトと共生する微生物の中で腸内細菌の生体恒常性に果たす役割を理解するために,微生物学の基礎を学ぶとともに,関連する文献を調査し,発表・議論する。
パワーポイントと配布資料を用いて講義形式で進める。また,自身の研究領域と腸内細菌の関連する文献を調査し,プレゼンテーションを行うとともに討議する。
◎動物資源科学に関する専門知識
〇コミュニケーション能力
学年 | 回/1.5h | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1年又は2年 | 1回 | 序論 | 動物資源科学専攻で微生物学を学ぶ意義について概説する。 | 向井 孝夫 |
2回 | 動物微生物学の歴史 | 微生物学の歴史に関する総説を読み、理解を深める。 | 向井 孝夫 | |
3回 | 微生物の種類と分類 | 微生物の種類と分類および病原性と非病原性について理解する。 | 向井 孝夫 | |
4回 | 免疫と微生物(1) | 体液性免疫と細胞性免疫を理解する。 | 向井 孝夫 | |
5回 | 免疫と微生物(2) | 免疫系に関わる細胞群を理解する。 | 向井 孝夫 | |
6回 | 免疫と微生物(3) | 自然免疫のしくみを理解する。 | 向井 孝夫 | |
7回 | 免疫と微生物(4) | 適応免疫のしくみを理解する。 | 向井 孝夫 | |
8回 | 腸管の構造と機能(1) | 腸管の構造と機能を理解する(1)。 | 向井 孝夫 | |
9回 | 腸管の構造と機能(2) | 腸管の構造と機能を理解する(2)。 | 向井 孝夫 | |
10回 | 腸管の構造と機能(3) | 腸管免疫のしくみを理解する。 | 向井 孝夫 | |
11回 | 腸管の構造と機能(4) | 大腸発酵産物である短鎖脂肪酸の吸収と機能について理解する。 | 向井 孝夫 | |
12回 | 腸内細菌の基礎(1) | 腸内細菌の種類と分析法について理解する。 | 向井 孝夫 | |
13回 | 腸内細菌の基礎(2) | 腸内細菌研究の歴史について概説する。 | 向井 孝夫 | |
14回 | 腸内細菌の基礎(3) | 腸内細菌の形成と変動要因について理解する。 | 向井 孝夫 | |
15回 | 腸内細菌の基礎(4) | 腸内細菌と腸管免疫(1) 腸管免疫とは | 向井 孝夫 | |
16回 | 腸内細菌の基礎(5) | 腸内細菌と腸管免疫(2) 腸管免疫に及ぼす腸内細菌 | 向井 孝夫 | |
17回 | 著内細菌の基礎(6) | 腸内細菌と腸管免疫(3) TLRの発見と腸管免疫 | 向井 孝夫 | |
18回 | 腸内細菌の基礎(7) | 腸内細菌と腸管免疫(4) 腸管免疫の特性 | 向井 孝夫 | |
19回 | 腸内細菌研究の動向(1) | 肥満と腸内細菌(1) | 向井 孝夫 | |
20回 | 腸内細菌研究の動向(2) | 肥満と腸内細菌(2) | 向井 孝夫 | |
21回 | 腸内細菌研究の動向(3) | 加齢と腸内細菌(1) | 向井 孝夫 | |
22回 | 腸内細菌研究の動向(4) | 加齢と腸内細菌(2) | 向井 孝夫 | |
23回 | 腸内細菌研究の動向(5) | ストレスと腸内細菌(1) | 向井 孝夫 | |
24回 | 腸内細菌研究の動向(6) | ストレスと腸内細菌(2) | 向井 孝夫 | |
25回 | 腸内細菌研究の動向(7) | 脳に影響を及ぼす腸内細菌(1) | 向井 孝夫 | |
26回 | 腸内細菌研究の動向(8) | 脳に影響を及ぼす腸内細菌(2) | 向井 孝夫 | |
27回 | プロバイオティクス(1) | プロバイオティクスに見いだされる新しい機能(1) | 向井 孝夫 | |
28回 | プロバイオティクス(2) | プロバイオティクスに見いだされる新しい機能(2) | 向井 孝夫 | |
29回 | 今後の展望(1) | 腸内細菌研究の今後の展望(1) | 向井 孝夫 | |
30回 | 今後の展望(2) | 腸内細菌研究の今後の展望(2) | 向井 孝夫 |
ヒトや動物に関わる微生物の重要性を述べることができる。
授業態度(口頭発表40%、質問に対する回答30%)、授業態度30%
<予習>配布された資料を読み、疑問点を抽出しておくこと。
<復習>論点整理を行いレポートにまとめること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 文献・資料を配布する。 | ||
参考書 | 授業中に最新の総説や参考書を紹介する。 |