英文名 | Advanced Ecological Mitigation | |
---|---|---|
科目概要 | 生物環境科学専攻(修士課程)1年次集中、選択、講義、2単位(30時間) 生物環境科学専攻(修士課程)2年次集中、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎平舘 俊太郎 | |
講義室 | 本館A棟5階共用セミナー室(A55・A56) | |
備考 | 生物環境科学専攻(修士課程)関連科目 1年次または2年次にて履修する |
生態系とそれを支える環境との関係を理解し、幅広い視野から環境修復に取り組めるようになる。
本授業の前半部分では、環境を構成する要素について講義する。後半部分では、具体的な事例を挙げ、環境を修復する技術の基本および実例を紹介する。
講義形式を基本とするが、必要に応じて、討議、発表などを取り入れる。
学年 | 回/1.5h | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|---|
1年又は2年 | 1回 | 植物の生育と土壌環境 | 植物の生育と土壌環境 | 平舘 俊太郎 | 5/9① |
2回 | 植物の生育を制御する要因1 | 土壌がアルカリ性であることが植物生育に与える影響を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/9② | |
3回 | 植物の生育を制御する要因2 | 土壌が酸性であることが植物生育に与える影響を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/9③ | |
4回 | 植物の生育を制御する要因3 | 土壌の窒素栄養が植物生育に与える影響を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/9④ | |
5回 | 植物の生育を制御する要因4 | 土壌のリン栄養が植物生育に与える影響を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/9⑤ | |
6回 | 土壌の生成 | 土壌の生成プロセスを理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/10① | |
7回 | 日本の土壌環境1 | 日本における土壌の分類と分布を広く理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/10② | |
8回 | 日本の土壌環境2 | とくに火山灰土壌を中心に、日本における土壌の分類と分布を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/10③ | |
9回 | 十和田地区の土壌の特性 | 十和田地区の土壌の特性および分類を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 5/10④ | |
10回 | 火山灰土壌における物質循環 | 大分県久住町に分布する非アロフェン質黒ボク土を例に、施肥成分の動態を解説する。 | 平舘 俊太郎 | 5/10⑤ | |
11回 | 生物多様性と生態系サービス | 生物多様性と生態系サービスを理解する。 | 平舘 俊太郎 | 8/8① | |
12回 | 外来生物が及ぼす悪影響物 | 外来生物が及ぼす悪影響と注意すべき外来生物を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 8/8② | |
13回 | 日本における草原生植物の衰退と保全 | 草原生植物の危機を理解し、保全の必要性を理解する。 | 平舘 俊太郎 | 8/8③ | |
14回 | 外来植物の蔓延と土壌環境の関係1 | 植物の分布と土壌特性の関係を説明する。 | 平舘 俊太郎 | 8/8④ | |
15回 | 外来植物の蔓延と土壌環境の関係2 | 植物の生育と土壌特性の関係を説明する。 | 平舘 俊太郎 | 8/8⑤ | |
16回 | 地球温暖化対策としての土壌炭素隔離1 | 土壌炭素隔離の現状と課題を説明する。 | 平舘 俊太郎 | 8/9① | |
17回 | 地球温暖化対策としての土壌炭素隔離2 | バイオチャーの利用に向けての期待と課題を紹介する。 | 平舘 俊太郎 | 8/9② | |
18回 | 世界自然遺産・小笠原の生態系とその保全1 | 生物活動と土壌環境の密接な関りについて紹介する。 | 平舘 俊太郎 | 8/9③ | |
19回 | 世界自然遺産・小笠原の生態系とその保全2 | 人間活動にともなう土壌流出と回復への長い道のりを説明する。 | 平舘 俊太郎 | 8/9④ | |
20回 | 環境の保全・再生に向けた活動 | 草原再生、コウノトリを例に説明する。 | 平舘 俊太郎 | 8/9⑤ |
生態系をシステムとして捉え、持続的な環境修復を目指すことができる。
授業の区切りの際に小課題を課し、理解度を評価する(100%)。60点以上を合格とする。
「予習」有機化学および無機化学の基礎的な知識(高校卒業程度)を確認しておくこと。
「復習」授業終了後、配布資料に目を通し、そこから得られる知見を自分の頭の中で整理すること。
私語厳禁。携帯電話はマナーモードに設定しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | (なし) | ||
参考書 | The Nature and Properties of Soils (第12版以降) | Raymond R. Weil, Nyle C. Brady | Prenti ce-Hal l , Inc. |