英文名 | Seminar on Advanced Topics in Large Animal Medicine | |
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科目概要 | 獣医学専攻(博士課程)1年次通年、演習、2単位(60時間) 獣医学専攻(博士課程)2年次通年、演習、2単位(60時間) 獣医学専攻(博士課程)3年次前期、演習、1単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎選考中、 高橋 史昭※、 前田 洋佑※、 菅野 智裕※、 担当者全員 | |
講義室 | 大動物臨床学研究室 | |
備考 | 獣医学専攻(博士課程)主科目 |
大動物の遺伝性疾患、感染性疾患、代謝性疾患、寄生虫病の最新研究情報と解析手法を習得できる。
各種疾患における病態の解析方法について、実際に採材から処理、分析、および統計処理に至る一連の作業を習得・理解させる。
臨床現場における農場へのアプローチから材料の採取、その処理と、分析装置の操作、結果集計と統計処理および結果の解釈等その意義について指導する。
博士号取得を目的としているため関連する大動物の疾患や生産性向上のための専門知識を習得させる。博士論文の作成にあたり必須科目となる。
◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力に関連する。〇DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
学年 | 回/2h | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1年 | 1回 | 牛のアミノ酸代謝 | 牛のアミノ酸代謝異常とその解析方法1 | 前田 洋佑 |
2回 | 牛のアミノ酸代謝 | 牛のアミノ酸代謝異常とその解析方法2 | 前田 洋佑 | |
3回 | 牛のアミノ酸代謝 | 牛のアミノ酸代謝異常とその解析方法3 | 前田 洋佑 | |
4回 | 牛の代謝異常 | 牛の代謝異常とその解析方法1 | 菅野 智裕 | |
5回 | 牛の代謝異常 | 牛の代謝異常とその解析方法2 | 菅野 智裕 | |
6回 | ホルモン測定方法と意義 | 各種ホルモンの測定方法と意義1(概論) | 菅野 智裕 | |
7回 | ホルモン測定方法と意義 | 各種ホルモンの測定方法と意義2(副腎皮質ホルモン、インスリン、甲状腺ホルモン) | 菅野 智裕 | |
8回 | ホルモン測定方法と意義 | 各種ホルモンの測定方法と意義3(成長ホルモン) | 菅野 智裕 | |
9回 | 寄生虫病と血液検査の関連 | 血液生化学検査の意義1(血中蛋白質) | 高橋 史昭 | |
10回 | 寄生虫病と血液検査の関連 | 血液生化学検査の意義2(血中各種酵素反応) | 高橋 史昭 | |
11回 | 寄生虫感染と免疫 | 寄生虫感染と免疫細胞・サイトカインの動態解析1(概論) | 高橋 史昭 | |
12回 | 寄生虫感染と免疫 | 寄生虫感染と免疫細胞・サイトカインの動態解析2(概論) | 高橋 史昭 | |
13回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析3(子牛) | 前田 洋佑 | |
14回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析4(子牛) | 前田 洋佑 | |
15回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析5(子牛) | 前田 洋佑 | |
16回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析6(乳牛) | 前田 洋佑 | |
17回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析7(乳牛) | 前田 洋佑 | |
18回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析8(乳牛) | 前田 洋佑 | |
19回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析9(馬) | 前田 洋佑 | |
20回 | 感染と免疫 | 感染症と免疫細胞・サイトカインの動態解析10(馬) | 前田 洋佑 | |
21回 | 遺伝病 | 遺伝病の解析手法1(概論) | 菅野 智裕 | |
22回 | 遺伝病 | 遺伝病の解析手法2(概論) | 菅野 智裕 | |
23回 | 遺伝病 | 遺伝病の解析手法3(家系解析) | 菅野 智裕 | |
24回 | 遺伝病 | 遺伝病の解析手法4(連鎖解析) | 菅野 智裕 | |
25回 | 遺伝病 | 遺伝病の解析手法5(エクソソーム解析) | 菅野 智裕 | |
26回 | フィールドにおける寄生虫病 | 疫学調査の基本(サンプルの採材と農場診断) | 高橋 史昭 | |
27回 | フィールドにおける寄生虫病 | 農場診断のための調査項目と分析法 | 高橋 史昭 | |
28回 | フィールドにおける寄生虫病 | 牛群における駆虫と生産性との関係および費用対効果 | 高橋 史昭 | |
29回 | フィールドにおける寄生虫病 | 舎飼い牛舎に対するアプローチ(サンプルの採材と農場診断) | 高橋 史昭 | |
30回 | フィールドにおける寄生虫病 | 野外放牧場に対するアプローチ(サンプルの採材と農場診断) | 高橋 史昭 | |
2年 | 1回 | 白血球サブポピュレーション | 末梢血白血球サブポピュレーションの検査手技1 | 前田 洋佑 |
2回 | 白血球サブポピュレーション | 末梢血白血球サブポピュレーションの検査手技2 | 前田 洋佑 | |
3回 | 白血球サブポピュレーション | 末梢血白血球サブポピュレーションの検査手技3 | 前田 洋佑 | |
4回 | サイトカイン | 各種サイトカインの発現の検査手技1 | 前田 洋佑 | |
5回 | サイトカイン | 各種サイトカインの発現の検査手技2 | 前田 洋佑 | |
6回 | サイトカイン | 各種サイトカインの発現の検査手技3 | 前田 洋佑 | |
7回 | 免疫系の検査手法 | 白血球サブポピュレーションと各種サイトカインの発現の意義1 | 前田 洋佑 | |
8回 | 免疫系の検査手法 | 白血球サブポピュレーションと各種サイトカインの発現の意義2 | 前田 洋佑 | |
9回 | 免疫系の検査手法 | 白血球サブポピュレーションと各種サイトカインの発現の意義3 | 前田 洋佑 | |
10回 | 免疫系の検査手法 | 白血球サブポピュレーションと各種サイトカインの発現の意義4 | 前田 洋佑 | |
11回 | 成長因子・生化学検査の実際 | 大動物の血中の成長因子と生化学検査1 | 菅野 智裕 | |
12回 | 消化管内線虫の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 牛群における糞便および血液の採材と分析1 | 高橋 史昭 | |
13回 | 消化管内線虫の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 牛群における糞便および血液の採材と分析2 | 高橋 史昭 | |
14回 | 消化管内線虫の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 牛群の診断と駆虫プログラムの効果の判定1 | 高橋 史昭 | |
15回 | 消化管内線虫の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 牛群の診断と駆虫プログラムの効果の判定2 | 高橋 史昭 | |
16回 | 遺伝病と生化学診断 | 大動物の遺伝性・代謝性疾患における生化学検査1 | 菅野 智裕 | |
17回 | 遺伝病と生化学診断 | 大動物の遺伝性・代謝性疾患における生化学検査2 | 菅野 智裕 | |
18回 | 遺伝病と生化学診断 | 大動物の遺伝性・代謝性疾患における生化学検査3 | 高橋 史昭 | |
19回 | 免疫・成長関連遺伝子発現 | 組織および単核球中の免疫・成長関連遺伝子発現1 | 前田 洋佑 | |
20回 | 免疫・成長関連遺伝子発現 | 組織および単核球中の免疫・成長関連遺伝子発現2 | 前田 洋佑 | |
21回 | 免疫・成長関連遺伝子発現 | 組織および単核球中の免疫・成長関連遺伝子発現3 | 前田 洋佑 | |
22回 | コクシジウム症の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 農場の飼養環境と牛群(子牛)の糞便および血液採材 | 高橋 史昭 | |
23回 | コクシジウム症の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 飼養環境の分析と駆虫計画の立案 | 高橋 史昭 | |
24回 | コクシジウム症の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 駆虫計画の実施とモニタリング | 高橋 史昭 | |
25回 | コクシジウム症の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 定期的な採材と改善状況の把握 | 高橋 史昭 | |
26回 | コクシジウム症の疫学調査のための農場への立ち入りの実際 | 農場の総合評価と費用対効果の分析 | 高橋 史昭 | |
27回 | 馬の妊娠と免疫 | 馬の妊娠と免疫の関連1(概論) | 前田 洋佑 | |
28回 | 馬の妊娠と免疫 | 馬の妊娠と免疫の関連2(概論) | 前田 洋佑 | |
29回 | 馬の妊娠と免疫 | 馬の妊娠と免疫の関連3(解析手法) | 前田 洋佑 | |
30回 | 馬の妊娠と免疫 | 馬の妊娠と免疫の関連4(研究成果) | 前田 洋佑 | |
3年 | 1回 | 抗病性獲得機構の究明 | 抗病性獲得機構の究明とサイトカイン遺伝子発現1 | 前田 洋佑 |
2回 | 抗病性獲得機構の究明 | 抗病性獲得機構の究明とサイトカイン遺伝子発現2 | 前田 洋佑 | |
3回 | 抗病性獲得機構の究明 | 抗病性獲得機構の究明とサイトカイン遺伝子発現3 | 前田 洋佑 | |
4回 | ワクチンと免疫 | ワクチンによる抗病性獲得機構の究明とサイトカイン遺伝子発現1 | 前田 洋佑 | |
5回 | 消化管内寄生虫病と免疫反応 | 羊における消化管内原虫(コクシジウム)について | 高橋 史昭 | |
6回 | 消化管内寄生虫病と免疫反応 | 羊における消化管内線虫について | 高橋 史昭 | |
7回 | 消化管内寄生虫病と免疫反応 | 子牛における消化管内原虫(コクシジウム)について | 高橋 史昭 | |
8回 | 消化管内寄生虫病と免疫反応 | 子牛における消化管内線虫について | 高橋 史昭 | |
9回 | 牛の成長と栄養代謝 | 成長に関わる因子1 | 菅野 智裕 | |
10回 | 牛の成長と栄養代謝 | 成長に関わる因子2 | 菅野 智裕 | |
11回 | 結果の分析法と公表 | 研究成果の解析と公表方法1 | 前田 洋佑 菅野 智裕 | |
12回 | 結果の分析法と公表 | 研究成果の解析と公表方法2 | 前田 洋佑 菅野 智裕 | |
13回 | 結果の分析法と公表 | 研究成果の解析と公表方法3 | 前田 洋佑 菅野 智裕 | |
14回 | 結果の分析法と公表 | 研究成果の解析と公表方法4 | 前田 洋佑 菅野 智裕 | |
15回 | 結果の分析法と公表 | 研究成果の解析と公表方法5 | 前田 洋佑 菅野 智裕 |
免疫機構の理解と検査手法を習得、遺伝性疾患の解明方法を習得、寄生虫病研究を習得することができる。
各課題についての討論や手法の習得、演習の理解度と研究立案、データ解析手法を習得できたかどうかで評価する。
<予習>事前に関連する研究論文を読み、現在までの到達点を予習しておくこと。また、実験前の様々な手技について予習し、習得に努めること。【授業以外に必要とする学習時間:150時間】
<復習>過去の研究の知見で未達の課題と研究手法について検討しておくこと。
なし
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 担当教員が必要な文献・参考資料を配布するのでそれを使用する。 | ||
参考書 | (なし) |