大動物臨床学特別講義
英文名Special Studies in Large Animal Medicine
科目概要獣医学専攻(博士課程)1年次通年、講義、2単位(30時間)
獣医学専攻(博士課程)2年次通年、講義、2単位(30時間)
獣医学専攻(博士課程)3年次前期、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎選考中高橋 史昭 (※)前田 洋佑 (※)菅野 智裕 (※)
講義室大動物臨床学研究室
備考獣医学専攻(博士課程)主科目

授業の目的

大動物臨床学の内科および外科疾患の先端診断治療を習得させる。

教育内容

大動物の内科および外科疾患に関連した論文を基に、先進的治療等について討論し、より深く理解させる。

教育方法

原著論文を資料として、内容についてプレゼンテーションさせたうえ、その論文について実際の治療上の問題点・改善点等についてディスカッションを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

博士号取得を目的としているため関連する大動物の疾患や生産性向上のための専門知識を習得させる。博士論文提出のための必須科目とする。
◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力に関連する。〇DP6::人獣共通感染症の制圧に寄与する能力, 〇 DP3:食品の安全性の確保と供給に資する能力、〇DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得

授業内容(シラバス)

学年回/1h項目内容担当者
1年1回牛遺伝性疾患の特徴と診断1牛の遺伝性疾患1(虚弱子牛症候群;IARS異常症)菅野 智裕
2回牛遺伝性疾患の特徴と診断1牛の遺伝性疾患2(虚弱子牛症候群;IARS異常症)菅野 智裕
3回牛遺伝性疾患の特徴と診断2
牛の遺伝性疾患3(非IARS異常症の発育不良牛)菅野 智裕
4回牛遺伝性疾患の特徴と診断3牛の遺伝性疾患4(前肢帯筋異常症、バーター症候群)菅野 智裕
5回牛遺伝性疾患の特徴と診断4牛の遺伝性疾患5(先天性腎疾患)菅野 智裕
6回牛遺伝性疾患の特徴と診断5牛の遺伝性疾患6(ホルスタイン種の遺伝性疾患)菅野 智裕
7回牛泌尿器疾患の臨床1牛の尿石症の発生要因、診断高橋 史昭
8回牛泌尿器疾患の臨床1牛の尿石症の治療高橋 史昭
9回牛泌尿器疾患の臨床2牛の腎盂腎炎、膀胱炎の発生要因と診断高橋 史昭
10回牛泌尿器疾患の臨床2牛の腎盂腎炎、膀胱炎の治療高橋 史昭
11回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療1(環境衛生と搾乳衛生)高橋 史昭
12回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療2(搾乳機器と乳成分)高橋 史昭
13回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療3(環境性乳房炎)高橋 史昭
14回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療4(伝染性乳房炎)高橋 史昭
15回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療1(その他の微生物による乳房炎)高橋 史昭
16回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療2(壊疽性乳房炎と免疫反応)高橋 史昭
17回牛泌乳器疾患の臨床牛の泌乳器疾患の発生要因、診断、治療3(飼料給与と乳房炎)高橋 史昭
18回牛のビタミンの役割と欠乏症牛におけるビタミンAの生理作用前田 洋佑
19回牛のビタミンの役割と欠乏症牛のビタミンA欠乏症1(特に肥育牛における影響)前田 洋佑
20回牛のビタミンの役割と欠乏症牛のビタミンA群欠乏症2(特に尿石症について)前田 洋佑
21回牛のビタミンAの役割と欠乏症牛のビタミンA欠乏症3前田 洋佑
22回呼吸器感染症と免疫機構呼吸器感染症と免疫1前田 洋佑
23回呼吸器感染症と免疫機構呼吸器感染症と免疫2前田 洋佑
24回呼吸器感染症と免疫機構呼吸器感染症と免疫3前田 洋佑
25回消化器感染症と免疫機構消化器感染症と免疫1前田 洋佑
26回消化器感染症と免疫機構消化器感染症と免疫2前田 洋佑
27回消化器感染症と免疫機構消化器感染症と免疫3前田 洋佑
28回牛の妊娠・出産と免疫妊娠・出産と免疫にどのような影響を及ぼすか1菅野 智裕
29回牛の妊娠・出産と免疫妊娠・出産と免疫にどのような影響を及ぼすか2菅野 智裕
30回牛の妊娠・出産と免疫妊娠・出産と免疫にどのような影響を及ぼすか3菅野 智裕
2年1回豚の生産獣医療豚の生産獣医療学1(概論)前田 洋佑
2回豚の生産獣医療豚の生産獣医療学2(モニタリング)前田 洋佑
3回豚の生産獣医療豚の生産獣医療学3(環境対策)前田 洋佑
4回豚の生産獣医療豚の生産獣医療学4(ワクチネーション)前田 洋佑
5回肥育牛の生産獣医療肥育牛の生産獣医療学1(概論)高橋 史昭
6回肥育牛の生産獣医療肥育牛の生産獣医療学2(調査方法)高橋 史昭
7回黒毛和種子牛の寄生虫病対策と生産獣医療育成子牛の生産獣医療学1(疫学調査とデータ分析)高橋 史昭
8回黒毛和種子牛の寄生虫病対策と生産獣医療育成子牛の生産獣医療学2(実際の指導と改善効果の確認、費用対効果)高橋 史昭
9回野外放牧乳用牛の寄生虫病対策と生産獣医療乳用(育成)牛の生産獣医療学1(疫学調査とデータ分析)高橋 史昭
10回野外放牧乳用牛の寄生虫病対策と生産獣医療乳用(育成)牛の生産獣医療学2(実際の指導と改善効果の確認、費用対効果)高橋 史昭
11回乳牛の生産獣医療乳牛の生産獣医療学1(概論)高橋 史昭
12回乳牛の生産獣医療乳牛の生産獣医療学2(飼料給与法)高橋 史昭
13回乳牛の生産獣医療乳牛の生産獣医療学3(代謝プロファイルテスト)高橋 史昭
14回乳牛の生産獣医療乳牛の生産獣医療学4(BCSの判定と意義)高橋 史昭
15回乳牛の生産獣医療乳牛の生産獣医療学5(飼料設計のポイント)高橋 史昭
16回乳牛の生産獣医療乳牛の生産獣医療学6(乳質改善と飼料)高橋 史昭
17回牛の代謝性疾患牛の代謝性疾患1(概論)前田 洋佑
18回牛の代謝性疾患牛の代謝性疾患2(周産期の疾患)前田 洋佑
19回牛の代謝性疾患牛の代謝性疾患3(無機質代謝異常)前田 洋佑
20回牛の代謝性疾患牛の代謝性疾患4(微量元素の多寡)前田 洋佑
21回牛の代謝性疾患牛の代謝性疾患5(成長とホルモン・活性物質)前田 洋佑
22回牛の代謝性疾患牛の代謝性疾患6(ビタミン類の異常)前田 洋佑
23回運動器疾患運動器疾患1(概論)高橋 史昭
24回運動器疾患運動器疾患2(蹄の生理と疾病)高橋 史昭
25回運動器疾患運動器疾患3(蹄の生理と疾病)高橋 史昭
26回運動器疾患運動器疾患4(関節・腱の役割と疾患)高橋 史昭
27回運動器疾患運動器疾患5(関節・腱の役割と疾患)高橋 史昭
28回運動器疾患運動器疾患6(筋組織、神経の障害)高橋 史昭
29回神経疾患神経疾患1(概論)前田 洋佑
30回神経疾患神経疾患2(診断・治療)前田 洋佑
3年1回消化器疾患消化器疾患1(概論)高橋 史昭
2回消化器疾患消化器疾患2(食道、前胃疾患)高橋 史昭
3回消化器疾患消化器疾患3(第四胃疾患)高橋 史昭
4回消化器疾患消化器疾患4(腸疾患)高橋 史昭
5回消化器疾患消化器疾患5(肝・胆嚢疾患)前田 洋佑
6回消化器疾患消化器疾患6(馬の疝痛)前田 洋佑
7回血液代謝性疾患血液代謝性疾患1(概論)前田 洋佑
8回血液代謝性疾患血液代謝性疾患2(血球系の異常)前田 洋佑
9回血液代謝性疾患血液代謝性疾患3(検査の概要)前田 洋佑
10回血液代謝性疾患血液代謝性疾患4(脂質代謝)前田 洋佑
11回肝疾患肝疾患1(乳牛に多い肝疾患)高橋 史昭
12回肝疾患肝疾患2(肉牛に多い肝疾患)高橋 史昭
13回感染性疾患感染性疾患1(概論)前田 洋佑
14回感染性疾患感染性疾患2(細菌・マイコプラズマ)前田 洋佑
15回感染性疾患感染性疾患3(ウイルス)前田 洋佑

到達目標

家畜における主要な内・外科疾患の先端診断治療を習得し、応用することができる。

評価方法

プレゼンテーションと授業中の討論の内容およびレポートで評価する。レポートは担当教員が確認して修正・添削をして返却する。

準備学習(予習・復習等)

<予習>次回の授業範囲を予習し、課題とした原著論文があれば概要を理解しておくこと。また専門用語の意味等を理解しておくこと。【授業以外に必要とする学習時間:150時間】
<復習>授業後に、当日の授業で扱ったテーマについて聞き取りを行い、考察をまとめレポートとすること。

その他注意事等

なし

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書Large Animal Internal Medicine. 4th ed. B.P. Smith et al. Mosby., St. Louis, 2009
参考書生産獣医療システム 肉牛編 第10刷 (社)農山漁村文化協会 (2012)
参考書生産獣医療システム 養豚編 第3刷 (社)農山漁村文化協会 (2004)
参考書生産獣医療システム 乳牛編3 第2刷 (社)農山漁村文化協会 (2004)
参考書獣医内科学(第3版)日本獣医内科学アカデミー編文永堂出版
参考書主要症状を基礎にした牛の臨床3小岩政照監修デイリーマン社