獣医内科学特別講義
英文名Special Studies in Veterinary Internal Medicine
科目概要獣医学専攻(博士課程)1年次通年、講義、2単位(30時間)
獣医学専攻(博士課程)2年次通年、講義、2単位(30時間)
獣医学専攻(博士課程)3年次前期、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎金井 一享 (※)伊藤 直之 (※)
講義室獣医内科学研究室
備考獣医学専攻(博士課程)主科目

授業の目的

眼科学研究をするために、獣医眼科学の発生学、解剖学、生理学、視覚生理学、眼免疫、眼感染症学、眼薬理学と眼病理学を理解しその基礎的学力を修得する。同様に、消化管内寄生虫、マダニ媒介性疾患および皮膚糸状菌症に関する研究的思考を構築するための基礎学力を修得する。

教育内容

眼科学、寄生虫学と皮膚病学の基礎学力をふまえて、研究的思考の構築法について説明する。

教育方法

配布資料、パワーポイントと板書を用いて講義や討論形式で進める。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

臨床獣医学の研究課題を博士論文にまとめ、高度な知識と技術、深い学識と豊かな人間性を身に付け、問題に即応した課題解決を自ら具現化できる独創的で国際的に通用する研究者、高度専門職業人、あるいは指導者となる能力を持つこと。

授業内容(シラバス)

学年回/1h項目内容担当者
1年第1回眼発生学1原腸形成と神経胚の形成金井 一享
第2回眼発生学2眼胞と眼杯の形成金井 一享
第3回眼発生学3水晶体と脈管形成(硝子体動脈)金井 一享
第4回眼発生学4角膜と前房、虹彩と毛様体の形成金井 一享
第5回眼発生学5隅角の形成金井 一享
第6回眼発生学6網膜と視神経の形成金井 一享
第7回眼発生学7強膜、脈絡膜とタペタムの形成金井 一享
第8回眼発生学8眼付属器の形成金井 一享
第9回眼発生学9前眼部眼奇形金井 一享
第10回眼発生学10後眼部眼奇形金井 一享
第11回眼解剖学1頭蓋骨と眼窩の血管、神経、外眼筋金井 一享
第12回眼解剖学2眼瞼の組織学金井 一享
第13回眼解剖学3結膜と瞬膜の組織学金井 一享
第14回眼解剖学4涙腺と鼻涙管の組織学金井 一享
第15回眼解剖学5角膜と強膜の組織学金井 一享
第16回眼解剖学6水晶体と硝子体の組織学
金井 一享
第17回眼解剖学7ぶどう膜の組織学1:虹彩、毛様体と脈絡膜
金井 一享
第18回眼解剖学8ぶどう膜の組織学2:虹彩、毛様体と脈絡膜
金井 一享
第19回眼解剖学9隅角の構造と組織学金井 一享
第20回眼解剖学10網膜と視神経の組織学金井 一享
第21回眼生理学1眼瞼と角膜
金井 一享
第22回眼生理学2角膜、角膜輪部、眼球結膜と強膜の薬剤輸送
金井 一享
第23回眼生理学3虹彩と瞳孔
金井 一享
第24回眼生理学4眼内組織の栄養生理学、眼循環と眼関門
金井 一享
第25回小動物の寄生虫症概論1犬における寄生虫感染症の概要伊藤 直之
第26回小動物の寄生虫症概論2猫における寄生虫感染症の概要伊藤 直之
第27回小動物のマダニ媒介性疾患1犬におけるマダニ媒介性感染症の概要伊藤 直之
第28回小動物のマダニ媒介性疾患2猫におけるマダニ媒介性感染症の概要伊藤 直之
第29回小動物の皮膚糸状菌症1犬の皮膚糸状菌症伊藤 直之
第30回小動物の皮膚糸状菌症2猫の皮膚糸状菌症伊藤 直之
2年第1回眼生理学5眼房水と眼圧
金井 一享
第2回眼生理学6水晶体
金井 一享
第3回眼生理学7硝子体と眼球可動
金井 一享
第4回視覚生理学1視覚生理学:総論(光線、光度、透過と反射)
金井 一享
第5回視覚生理学2幾何光学と視覚光学
金井 一享
第6回視覚生理学3視覚伝達系(総論)
金井 一享
第7回視覚生理学4視細胞金井 一享
第8回視覚生理学5水平細胞、双極細胞とその他のINL細胞
金井 一享
第9回視覚生理学6網膜シナプスと神経伝達物質
金井 一享
第10回視覚生理学7視神経、視交叉、視索と外側膝状核
金井 一享
第11回視覚生理学8視覚野
金井 一享
第12回視覚生理学9視覚認知:暗順応、明順応とフリッカー検出
金井 一享
第13回視覚生理学10視覚認知:動体視覚、両眼視と深視覚
金井 一享
第14回視覚生理学11色覚認知:色覚と解像度
金井 一享
第15回眼免疫学1眼免疫応答:オキュラー・サーフェース
金井 一享
第16回眼免疫学2眼免疫応答:ACAID
金井 一享
第17回眼免疫学3免疫介在性眼疾患
金井 一享
第18回眼感染症学1ウイルス感染症
金井 一享
第19回眼感染症学2
細菌感染症
金井 一享
第20回眼感染症学3真菌感染症
金井 一享
第21回眼感染症学4寄生虫感染症
金井 一享
第22回眼薬理学1薬剤輸送と薬物動態の総論
金井 一享
第23回眼薬理学2抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬
金井 一享
第24回小動物の内部寄生虫症の臨床1犬・猫における消化管内寄生虫感染の診断法:概要伊藤 直之
第25回小動物の内部寄生虫症の臨床2犬・猫における消化管内寄生虫感染に使用する薬剤:概要伊藤 直之
第26回小動物のマダニ媒介性疾患の臨床1犬におけるマダニ媒介性感染症の診断法:概要伊藤 直之
第27回小動物のマダニ媒介性疾患の臨床2犬におけるマダニ媒介性感染症に使用する薬剤:概要伊藤 直之
第28回小動物の皮膚糸状菌症の臨床1犬・猫における皮膚糸状菌の診断法:概要伊藤 直之
第29回小動物の皮膚糸状菌症の臨床2犬・猫における皮膚糸状菌に使用する薬剤:概要伊藤 直之
第30回眼薬理学3抗炎症薬と免疫抑制剤
金井 一享
3年第1回眼薬理学4検査薬(縮瞳剤と散瞳剤)、麻酔薬、人工涙液と涙液産生刺激薬
金井 一享
第2回眼病理学1総論
金井 一享
第3回眼病理学2眼炎症
金井 一享
第4回眼病理学3先天性疾患:眼瞼、瞬膜、涙腺、角膜、結膜、強膜疾患
金井 一享
第5回眼病理学4先天性疾患:緑内障と網膜疾患
金井 一享
第6回眼病理学5後天性疾患:非感染性炎症性疾患(外傷、結膜炎、角膜炎とぶどう膜炎)
金井 一享
第7回眼病理学6後天性疾患:網膜疾患
金井 一享
第8回眼病理学7変性性疾患:涙腺、角膜、水晶体
金井 一享
第9回眼病理学8続発緑内障
金井 一享
第10回眼病理学9眼腫瘍金井 一享
第11回眼疾患モデルラット、マウス、イヌとネコの眼疾患モデル金井 一享
第12回小動物の人獣共通感染症1犬・猫における消化管内寄生線虫の人獣共通感染性伊藤 直之
第13回小動物の人獣共通感染症2犬・猫におけるマダニ媒介性原虫病の人獣共通感染性伊藤 直之
第14回小動物の人獣共通感染症3犬・猫における皮膚糸状菌症の人獣共通感染性1伊藤 直之
第15回小動物の人獣共通感染症4犬・猫における皮膚糸状菌症の人獣共通感染性2伊藤 直之

到達目標

1)眼発生学、眼解剖学、視覚生理学、眼免疫学、眼感染症学、眼薬理学と眼病理学について具体的に説明できる。
2)眼疾患モデル動物を具体的に説明できる。
3)眼疾患や寄生虫疾患の発生原因やその機序について具体的に説明できる。

評価方法

評価は毎回のレポートで判定する。欠席は減点する。

準備学習(予習・復習等)

授業時間以外に必要な学習の時間:1-3年次各30時間
<予習>次回の講義について参考書、テキストや総説等で基礎知識を持っておくこと。
<復習>配付資料による講義内容を確認しておくこと。

その他注意事等

常に関連分野の文献等は読むこと。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書自作の教科書を作製しプリントして配布する
教科書Veterinary Ophthalmology (5TH) (Wiley-Blackwell)
教科書Small Animal Dermatology : A Color Atlas and Therapeutic Guide (3TH) (W B Saunders Co)
参考書(なし)