英文名 | Research on Advanced Topics in Veterinary Microbiology | |
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科目概要 | 獣医学専攻(博士課程)1年次通年、実験、4単位(180時間) 獣医学専攻(博士課程)2年次通年、実験、4単位(180時間) 獣医学専攻(博士課程)3年次前期、実験、2単位(90時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎田邊 太志、 山本 聡美、 担当者全員 | |
講義室 | 獣医微生物学研究室 | |
備考 | 獣医学専攻(博士課程)主科目 |
微生物の感染と発症、生体の防御機構を理解した上での実験の立案・実施能力を育てる。
微生物による感染と生体防御機構について講義したのち、項目によっては実験を行う。
LMSにより資料を配布し、資料とスライドを使って実験の原理を説明する。
◯DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力
DP3:食品の安全性の確保と供給に資する能力
DP4:医薬品の開発に寄与する能力
DP5:野生動物の保全に寄与する能力
◯DP6:人獣共通感染症の制圧に寄与する能力
学年 | 回/6h | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1年 | 1回 | 基礎的実験手技1 | バイオセイフティに関する理解 - 安全キャビネットの使用 | 担当者全員 |
2回 | 基礎的実験手技2 | 微生物を扱う基本操作 - 無菌操作法 | 担当者全員 | |
3回 | 基礎的実験手技3 | 微生物を扱う基本操作 - 培地作成法 | 担当者全員 | |
4回 | 基礎的実験手技4 | 微生物を扱う基本操作 - 染色法 | 担当者全員 | |
5回 | 基礎的実験手技5 | 微生物を扱う基本操作 - 生菌数測定法 | 担当者全員 | |
6回 | 基礎的実験手技6 | 細胞培養法 | 担当者全員 | |
7回 | 基礎的実験手技7 | 培養細胞によるウイルス分離 | 担当者全員 | |
8回 | 基礎的実験手技8 | 培養細胞による細胞毒性試験 | 担当者全員 | |
9回 | 基礎的実験手技9 | 消毒・滅菌 - 消毒薬の有効性試験 | 担当者全員 | |
10回 | 基礎的実験手技10 | 消毒・滅菌 - 各微生物による消毒・滅菌の有効性評価 | 担当者全員 | |
11回 | 病原学的診断法1 | グラム陽性菌の病原学的診断法 - 分離培養・純培養 | 担当者全員 | |
12回 | 病原学的診断法2 | グラム陽性菌の病原学的診断法 - 生物学的性状試験 | 担当者全員 | |
13回 | 病原学的診断法3 | グラム陽性菌の病原学的診断法 - 生化学的性状試験 | 担当者全員 | |
14回 | 病原学的診断法4 | グラム陰性菌の病原学的診断法 - 分離培養・純培養 | 担当者全員 | |
15回 | 病原学的診断法5 | グラム陰性菌の病原学的診断法 - 生物学的性状試験 | 担当者全員 | |
16回 | 病原学的診断法6 | グラム陰性菌の病原学的診断法 - 生化学的性状試験 | 担当者全員 | |
17回 | 病原学的診断法7 | 嫌気性菌の病原学的診断法 - 分離培養・純培養 | 担当者全員 | |
18回 | 病原学的診断法8 | 嫌気性菌の病原学的診断法 - 生物学的性状試験 | 担当者全員 | |
19回 | 病原学的診断法9 | 嫌気性菌の病原学的診断法 - 生化学的性状試験 | 担当者全員 | |
20回 | 病原学的診断法10 | マイコプラズマの病原学的診断法 - 分離培養・純培養 | 担当者全員 | |
21回 | 病原学的診断法11 | マイコプラズマの病原学的診断法 - 生物学的性状試験 | 担当者全員 | |
22回 | 病原学的診断法12 | マイコプラズマの病原学的診断法 - 生化学的性状試験 | 担当者全員 | |
23回 | 病原学的診断法13 | 真菌の病原学的診断法 - 分離培養・純培養 | 担当者全員 | |
24回 | 病原学的診断法14 | 真菌の病原学的診断法 - 生物学的性状試験 | 担当者全員 | |
25回 | 病原学的診断法15 | 真菌の病原学的診断法 - 生化学的性状試験 | 担当者全員 | |
26回 | 分離菌の精密検査1 | 細菌の遺伝学的同定法 - Southern hybrdization | 担当者全員 | |
27回 | 分離菌の精密検査2 | 細菌の遺伝学的同定法 - PCRによる特定遺伝子の検出 | 担当者全員 | |
28回 | 分離菌の精密検査3 | 細菌の血清型別 | 担当者全員 | |
29回 | 分離菌の精密検査4 | 細菌のファージ型別 | 担当者全員 | |
30回 | 分離菌の精密検査5 | 細菌の遺伝子型別 | 担当者全員 | |
2年 | 1回 | 血清学的診断法1 | 血清学的診断法 - 凝集反応 | 担当者全員 |
2回 | 血清学的診断法2 | 血清学的診断法 - 間接凝集反応 | 担当者全員 | |
3回 | 血清学的診断法3 | 血清学的診断法 - 沈降反応 | 担当者全員 | |
4回 | 血清学的診断法4 | 血清学的診断法 - 溶解反応 | 担当者全員 | |
5回 | 血清学的診断法5 | 血清学的診断法 - ELISA | 担当者全員 | |
6回 | 血清学的診断法6 | 血清学的診断法 - 補体結合反応 | 担当者全員 | |
7回 | 血清学的診断法7 | 血清学的診断法 - 中和試験 | 担当者全員 | |
8回 | 病原因子の機能解析1 | 微生物の病原因子 - 病原因子の検出方法 | 担当者全員 | |
9回 | 病原因子の機能解析2 | 微生物の病原因子 - 病原因子の分離・精製法 | 担当者全員 | |
10回 | 病原因子の機能解析3 | 微生物の病原因子 - 病原遺伝子の検出法 | 担当者全員 | |
11回 | 病原因子の機能解析4 | 微生物の病原因子 - 病原遺伝子のクローニング | 担当者全員 | |
12回 | 病原因子の機能解析5 | 微生物の病原因子 - 病原遺伝子の発現法 | 担当者全員 | |
13回 | 病原因子の機能解析6 | 微生物の病原因子 - 外毒素の活性 | 担当者全員 | |
14回 | 病原因子の機能解析7 | 微生物の病原因子 - 内毒素の活性 | 担当者全員 | |
15回 | 病原因子の機能解析8 | 微生物の病原因子 - 線毛を介した細胞付着試験 | 担当者全員 | |
16回 | 病原因子の機能解析9 | 微生物の病原因子 - 鞭毛による走化性 | 担当者全員 | |
17回 | 薬剤耐性1 | 微生物の薬剤耐性 - 寒天平板希釈法 | 担当者全員 | |
18回 | 薬剤耐性2 | 微生物の薬剤耐性 - 微量液体希釈法 | 担当者全員 | |
19回 | 薬剤耐性3 | 微生物の薬剤耐性 - ディスク拡散法 | 担当者全員 | |
20回 | 薬剤耐性4 | 微生物の薬剤耐性 - 薬剤耐性プラスミドの伝達試験 | 担当者全員 | |
21回 | 薬剤耐性5 | 微生物の薬剤耐性 - 薬剤耐性遺伝子の検出 | 担当者全員 | |
22回 | 感染と防御1 | 微生物の感染実験 - 動物への接種 | 担当者全員 | |
23回 | 感染と防御2 | 微生物の感染実験 - 感染動物の観察 | 担当者全員 | |
24回 | 感染と防御3 | 微生物の感染実験 - 感染動物からの微生物の分離培養・純培養 | 担当者全員 | |
25回 | 感染と防御4 | 微生物の感染実験 - 分離菌の同定 | 担当者全員 | |
26回 | 感染と防御5 | 微生物の免疫実験 - 動物への接種 | 担当者全員 | |
27回 | 感染と防御6 | 微生物の免疫実験 - 経時的採血 | 担当者全員 | |
28回 | 感染と防御7 | 微生物の免疫実験 - 血中抗体価の測定 | 担当者全員 | |
29回 | 感染と防御8 | 微生物の免疫実験 - 免疫動物への攻撃接種 | 担当者全員 | |
30回 | 感染と防御9 | 微生物の免疫実験 - 攻撃後の動物の観察・微生物の分離培養 | 担当者全員 | |
3年 | 1回 | 遺伝学的試験1 | 細菌の遺伝学的試験 - プラスミドの検出 | 担当者全員 |
2回 | 遺伝学的試験2 | 細菌の遺伝学的試験 - プラスミドの抽出 | 担当者全員 | |
3回 | 遺伝学的試験3 | 細菌の遺伝学的試験 - プラスミドの形質転換 | 担当者全員 | |
4回 | 遺伝学的試験4 | 細菌の遺伝学的試験 - 形質転換株の病原性の確認 | 担当者全員 | |
5回 | 遺伝学的試験5 | 細菌の遺伝学的試験 - プラスミド上の病原遺伝子の検出 | 担当者全員 | |
6回 | 遺伝学的試験6 | 細菌の遺伝学的試験 - 病原遺伝子のクローニング | 担当者全員 | |
7回 | 遺伝学的試験7 | 細菌の遺伝学的試験 - 病原遺伝子の発現 | 担当者全員 | |
8回 | 遺伝学的試験8 | 細菌の遺伝学的試験 - 発現蛋白の機能解析 | 担当者全員 | |
9回 | 遺伝学的試験9 | 細菌の遺伝学的試験 - ビルレントファージとテンペレートファージ | 担当者全員 | |
10回 | 遺伝学的試験10 | 細菌の遺伝学的試験 - ファージを用いた形質導入 | 担当者全員 | |
11回 | 遺伝学的試験11 | 細菌の遺伝学的試験 - 形質導入株の病原性の確認 | 担当者全員 | |
12回 | 遺伝学的試験12 | 細菌の遺伝学的試験 - ファージ上の病原遺伝子の検出 | 担当者全員 | |
13回 | 遺伝学的試験13 | 細菌の遺伝学的試験 - 病原遺伝子のクローニング | 担当者全員 | |
14回 | 遺伝学的試験14 | 細菌の遺伝学的試験 - 病原遺伝子の発現 | 担当者全員 | |
15回 | 遺伝学的試験15 | 細菌の遺伝学的試験 - 病原遺伝子の発現 | 担当者全員 |
獣医学とその周辺領域の高度な教育・研究を通じて、高度な専門知識と技術をを修得し、豊かな人間性を身につけるという学位授与方針を達成するため、特に感染症に関する専門知識および技術を修得する必要がある。獣医微生物学特別実験では、感染症の診断・治療・予防に関する研究を実施するための実験方法を立案・実行することができる。
実習内容に関するレポートを90%、授業態度を10%とし、総合的に評価する。
<予習>予め教科書・学術論文により微生物を用いた実験方法をについて調べておくこと。
<復習>配布された資料、実験結果を基に、特別実験の内容と判定方法を理解しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 微生物および感染症に関する学術論文 | ||
参考書 | (なし) |