英文名 | Wild Animal Sciences | |
---|---|---|
科目概要 | 動物資源科学科2年前期 [火曜日2時限(週1コマ)]、2群科目、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎岡田 あゆみ | |
講義室 | 1061講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ201-RS12 |
野生動物が示す形態や生態の多様性を知ることは、動物を深く理解することにつながる。この講義では野生動物を自然生態系の一部として総合的・科学的に理解することを目標とする。また野生動物の保全、身近な存在である日本の哺乳類についても理解を深めることを目標とする。
系統分類の基礎を説明する。野生動物、特に鳥類と哺乳類について、系統分類から社会まで講義する。日本の哺乳類について講義する。
パワーポイントによる講義形式。
フィードバックとして、講義時にmoodleで提出されたコメントに対して次回講義開始時に回答する。
◎動物資源の開発・利用を発展させるための専門的技能、能力
◎動物福祉の重要性を理解し、人と動物の関係や周辺環境の向上に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | 生態学の歴史 | 受講の手引き、生態学の歴史 | 岡田 あゆみ |
2 | 生物の進化 | 脊椎動物の形態と進化 | 岡田 あゆみ |
3 | 野生動物の形態と社会I | 野生動物の形態と社会-鳥類 | 岡田 あゆみ |
4 | 野生動物の形態と社会II | 野生動物の形態と社会-哺乳類1 | 岡田 あゆみ |
5 | 野生動物の形態と社会III | 野生動物の形態と社会-哺乳類2 | 岡田 あゆみ |
6 | 野生動物の形態と社会IV | 野生動物の形態と社会-哺乳類3 | 岡田 あゆみ |
7 | 野生動物の保全I | 野生動物の保全−野生動物に関する法律、被害問題 | 岡田 あゆみ |
8 | 野生動物の保全II | 野生動物の保全−環境保全と応用生態学 | 岡田 あゆみ |
9 | 野生動物の保全III | 野生動物の保全- 野生動物の管理 | 岡田 あゆみ |
10 | 野生動物の保全IV | 野生動物の保全- 外来種問題 | 岡田 あゆみ |
11 | 国内の野生動物I | 国内の野生哺乳類- 大型哺乳類 | 岡田 あゆみ |
12 | 国内の野生動物II | 国内の野生哺乳類- 中型哺乳類:霊長類など | 岡田 あゆみ |
13 | 国内の野生動物III | 国内の野生哺乳類- 食肉類 | 岡田 あゆみ |
14 | 国内の野生動物IV | 国内の野生哺乳類- 絶滅種 | 岡田 あゆみ |
1) 生態学の基礎概念を理解する。
2) 野生動物の形態や生態の多様性を学び、進化の視点から科学的に理解できる。
3) 野生動物の保全について生態学的視点から考えることができる。
4) 日本の哺乳類の系統や分布を知り、説明できる。
欠席に関しては獣医学部試験細則第5条を適用する。成績評価は、毎回講義時間内にmoodleで提出する講義のまとめ(合計14%)と定期試験(86%)により行う。到達目標に達していない場合は再試験を一回行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:配布プリントの該当箇所を事前に熟読しておくこと。
復習:講義箇所の資料を再読し参考書等を読んで各自理解を深めること。
興味を持って積極的に授業に参加して下さい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | なし | ||
参考書 | 哺乳類の生物学 4 社会 | 三浦慎悟著 | 東京大学出版会 |
参考書 | 生態学入門 | 日本生態学会[編] | 東京化学同人 |