英文名 | Practice in Experimental Farm | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年前期 [夏期休業中]、2群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎2年次クラス主任、 FSC・動物資源科学科教員 | |
講義室 | FSC八雲牧場 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ204-FM12 |
本学部附属フィールドサイエンスセンター(FSC)八雲牧場ならびに近隣の酪農家および公共牧場における体験学習を通して、SDGsへ貢献する資源循環型畜産の意義と牧場での作業体系、作業機械・管理器具等の用途・取り扱い、家畜の管理法について理解する。
牧場全体像を解説する。除角、去勢、牛体観察、牛の追い込み、植生調査などの技術を指導する。
パワーポイントと配布資料を活用しながら方法を説明したのち、フィールドで実技を行う。
各実習の最後に質問の時間を設け疑問点に答える。また実習の最終回においては,実習全体に関する質疑応答を行うことで理解を深めることをサポートする。
◎動物資源の開発・利用を発展させるための専門的技能、能力
◎動物福祉の重要性を理解し、人と動物の関係や周辺環境の向上に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | オリエンテーション | 実習内容、八雲牧場の概要 | FSC・動物資源科学科教員 |
2 | 家畜の飼育管理1 | 牛の除角・雄子牛の去勢 | FSC・動物資源科学科教員 |
3 | 家畜の飼育管理2 | 放牧地の巡視および放牧牛の観察 | FSC・動物資源科学科教員 |
4 | 家畜の飼育管理3 | 保定枠の操作方法と家畜の体尺測定 | FSC・動物資源科学科教員 |
5 | 家畜の飼育管理4 | 放牧牛の誘導方法および頭絡の作成 | FSC・動物資源科学科教員 |
6 | 草地の管理1 | 電気牧柵の設置方法 | FSC・動物資源科学科教員 |
7 | 草地の管理2 | 放牧地および採草地の植生調査 | FSC・動物資源科学科教員 |
8 | 草地の管理3 | 牧草収穫作業機の説明 | FSC・動物資源科学科教員 |
9 | 畜舎・施設の管理 | 畜舎・施設の説明 | FSC・動物資源科学科教員 |
10 | 糞の処理および完熟堆肥の利用 | 牛糞の完熟化処理法 | FSC・動物資源科学科教員 |
11 | 食肉実習 | 食肉の説明および食味試験 | FSC・動物資源科学科教員 |
12 | 酪農に関する講義 | 酪農業の説明と乳の食味試験 | FSC・動物資源科学科教員 |
13 | 関連施設の見学1 | 酪農家および公共牧場の見学 | FSC・動物資源科学科教員 |
14 | 実習総合テストおよび反省会 | 実習総合テストの実施、実習全体の質疑応答 | FSC・動物資源科学科教員 |
資源循環型畜産に関する理解向上と牧場作業等の実体験により畜産の知識および現状を理解する。
実習態度(身なりも含む)、レポート評価(50%)と実習試験(50%)などにより総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:-時間】
予習:図書館に家畜の管理、家畜の品種、動物の病気、草地管理、飼料学等に関する図書があるので利用して、事前に家畜の管理法、給与飼等について予習して下さい。わからない点があったら、オフィスアワーやメールを利用して、積極的に質問すること。
復習:実習期間中、各実習項目終了後すぐに、その目的、手法、意義などをまとめ、疑問点があれば教員に質問などすることで解決すること。
受講時の注意として 1.団体行動を伴うので、個人勝手な振る舞いはとくに慎む。2.服装、履物は動きやすく、汚れを気にしないものを着用する。軍手を用意する。また、雨天でも野外実習を行うのでしっかりした上下別の雨がっぱを必ず持参すること、予備の作業服を持参する。3.牧場の教職員や他の学生と積極的に交流して下さい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 牧場実習テキスト | 北里大学動物資源科学科編 | 北里大学獣医学部動物資源科学科 |
参考書 | (なし) |