英文名 | Companion Animal Behavior | |
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科目概要 | 動物資源科学科4年前期 [集中]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎入交 眞巳※ | |
講義室 | 未定 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ301-FM32 |
伴侶動物いといわれる犬、猫を始め、馬、鳥、ウサギ、げっ歯類などの行動を学び、適切な飼育管理法や、共存するために必要な知識を身に付ける。
動物を扱う際に、その動物の行動を知り、理解することは重要である。本講義では特に伴侶動物を中心に行動の意味を知ることでその動物を取り扱う時に無理なく安全に取り扱い管理できるような知識を得られるよう、講義を行う。また、伴侶動物とともに暮らす人との関係も考え、ペットロスの問題や、人と動物関係性に関しても考えていく。
主にスライドを用いた講義形式で行う。
動画を用いて動物の行動を理解できるように行う。
〇動物資源の開発・利用を発展させるための専門的技能、能力
〇動物福祉の重要性を理解し、人と動物の関係や周辺環境の向上に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 犬と猫の行動学 | 犬と猫の行動に関する復習 | 入交 眞巳 |
2 | 子犬の発達行動学 | 子犬の発達行動学と問題行動予防としての子犬の幼稚園について | 入交 眞巳 |
3 | 学習の理論について | トレーニングを知るにあたり必要な学習理論について学ぶ | 入交 眞巳 |
4 | 動物のトレーニングについて | 動物のトレーニング法として現在推奨されているものを理解する | 入交 眞巳 |
5 | 馬の行動学 | 馬の行動学と馬の管理 | 入交 眞巳 |
6 | ウサギ、フェレット、オウム類の行動学 | ウサギ、フェレット、オウム類の行動学と管理 | 入交 眞巳 |
7 | 人と動物の関係、ペットロスに関して 伴侶動物とそれにかかわる社会問題に関して | 人と動物が暮らす中で起こる問題点を考える。ペットロスに関して、動物愛護法とその背景に関して考える | 入交 眞巳 |
講義を通して様々な伴侶動物の行動を理解したうえで、トレーニング法、飼育管理法、人との関係を理解することができる。
授業中に行う課題(80%)と授業中のディスカッション中の発言や質問などの参加態度と意欲(20%)
【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:1年次の動物資源科学概論、犬の行動と猫の行動のノートを見ておく。
復習:授業中に配布する資料を理解できるように見ておくこと。関連の分野を書籍で復習してみる。
授業後に内容の復習を行うことで理解は深まる。また、授業中に参考書・教科書を紹介する。教科書を読むことで、動物行動学という大枠の中での今回の授業内容を深めることが可能である。
講義担当者に質問がある場合は、irimajirim@gmail.comにメールをすること。
実務経験の授業への活用方法:伴侶動物の飼育指導、伴侶動物の飼育困難な状況をもたらす「問題行動」と称する事象に関しての診断治療を行っている経験から、伴侶動物が飼育困難な状況になるのを未然に防ぐため、動物の専門家になる学生のみなさまに社会に出てから何ができるのか、人と伴侶動物がしあわせに暮らすために何を社会に伝えられるのかを、一緒に考えていきたいと思う。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない | ||
参考書 | 心のワクチン | 村田香織著 | パレード |
参考書 | ドメスティックドッグ | James Serpell著 | チクサン出版社 |
参考書 | ドメスティックキャット | Daniel Terner著 | チクサン出版社 |