動物検査学
英文名Experimental Animal Technology
科目概要動物資源科学科4年前期 [月曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎高岸 聖彦和田 成一 (※)大谷 紘資筏井 宏実柿崎 竹彦 (※)
講義室112講義室
備考科目ナンバリング:VZ301-LS32

授業の目的

実験動物の検査に必要不可欠な麻酔、薬物投与といった実務的知識を習得するとともに、モニタリング検査、寄生虫検査や内部透視撮影の基本原理について学習し、実験動物技術者が行う様々な検査の内容と検査結果を理解する能力を身につける。

教育内容

実験動物管理のために実施される検査を概観し、特に、獣医学の専門知識が必要とされる放射線学、薬理学、寄生虫学の3つの分野について、各分野を専門とする教員による入門講義を行う。

教育方法

各分野担当教員によるオムニバス授業を、パワーポイントや配布資料を用いて、講義形式で行う。小テストの正答例やレポート講評は、授業支援システムを利用して授業後に提示する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎ DP5:生命科学に関する専門知識を生かし、人と動物の健康に寄与する能力
◯ DP4:動物性食品の基礎を理解し、機能性向上や安全性確保に対する専門的技能、能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1動物検査の概要動物検査の種類・意義、遺伝的モニタリングの概要高岸 聖彦
2内部透視撮影検査(1)概要、X線およびCT検査による形態学的評価和田 成一
3内部透視撮影検査(2)超音波検査、MRI、核医学による形態的・機能的評価柿崎 竹彦
4薬物取扱いの基礎的理論動物検査時に使用される薬物の管理と廃棄、薬物の調製と投与法、薬物の動物への作用やヒトへの影響など大谷 紘資
5麻酔薬と消毒薬麻酔薬および消毒薬の分類、取扱い方法、動物における作用、作用メカニズムおよび毒性大谷 紘資
6寄生虫の生物学(1)寄生現象、宿主-寄生体関係、寄生虫病の発生機序、診断、治療および予防の概要筏井 宏実
7寄生虫の生物学(2)各種動物の寄生虫病筏井 宏実

到達目標

1.実験動物技術者が動物の検査に用いる手法の概要を理解できる。
2.遺伝的モニタリングの理論・手技を理解できる。
3.放射線等を用いた内部透視撮影検査法について知る。また、核医学の概要を理解できる。
4.寄生虫病の概要について理解できる。また、基礎的な診断を実施できる。
5.動物検査の際に用いられるさまざまな薬物の取り扱い方法について理解し、適切な薬物を選択できる。

評価方法

小テスト・レポート等により各担当者が講義内容の理解度について評価を行い(各担当者20%×5)、その総合点で評価する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:参考書の該当項目を参照して、各単元の概要を理解しておくこと。また、関連書籍などから基礎的な知識を得ておくことが望ましい。
復習:受講後の疑問点を担当者に質問し、理解を深めておくこと。また、インターネット等を利用して関連情報についても勉強し、レポート等へ結果を反映できるよう努力すること。

その他注意事等

実務経験の授業への活用方法:獣医学部小動物診療センターにおけるX線診断、CT検査、MRI検査および超音波検査等の画像診断の経験をふまえ、画像診断の実践的ポイントを網羅的に概説する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書プリント等の資料を配布する。
参考書実験動物の技術と応用 (入門編・実践編) 日本実験動物教会編アドスリー
参考書実験動物学久和茂編朝倉書店