動物解剖学実習
英文名Animal Anatomy Laboratory
科目概要動物資源科学科2年前期 [水曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎長竿 淳 (※)有原 圭三 (※)小宮 佑介 (※)高橋 辰行鈴木 喜博
講義室B33実習室、解剖学実習棟
備考科目ナンバリング:VZ304-BA13

教員免許取得のための必修科目

科目教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科)
施行規則に定める科目区分
  • 生物学実験(「コンピュータ活用を含む。」)

授業の目的

動物解剖学実習を通じて、動物の骨(骨学実習)、胸腔および腹腔臓器の位置(肉眼解剖実習)、各臓器の組織構造(組織学実習)について学び、動物体の構造と機能を理解する。さらに動物の生命に対する高い倫理観を身につける。

教育内容

講義であらかじめ説明した骨学、筋学、内臓学、脈管学、神経学、感覚器学、外皮の概論をもとに、本実習ではこれらの器官の詳細な構造について講義を行う。肉眼解剖学実習ではウシおよびニワトリの全身解剖について説明を行う。組織学については、筋学、内臓学および神経学の組織構造について説明する。講義で学んだ内容を実際に確認してもらい、動物の構造と機能を総合的に明らかにする。

教育方法

骨学実習および組織学実習: はじめに観察のポイントについて主にスライドを活用しながら講義形式で説明を加えた後で、標本の観察を行ってもらう。
ウシの肉眼解剖学実習: 教員が解剖しながら学生全体に説明を行う。その後で実物をよく観察してもらう。
ニワトリの肉眼解剖学: 教員が実際に解剖を行いながら手順やポイントについて説明を行った後で、学生自身にも解剖を行ってもらう。
学生へのフィードバックとして、①実習中の小問題への解答について、復習も兼ねて当日に解答と解説を行う。②スケッチなどの提出物はチェックを行う(返却はしない)。③毎回アンケートを取り、学生からの質問や疑問を受け付け、次回の講義の始めに全員に解説を行い、それらの共有を図る。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP1: 生命科学を理解し、豊かな教養と高い倫理観に基づく自立的な思考力と問題解決能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1ガイダンス、骨学実習1ガイダンス、軸性骨格 (脊柱)長竿 淳
2骨学実習2軸性骨格 (頭蓋)、胸郭骨格 (肋骨、胸骨)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
3骨学実習3付属骨格 (前肢骨)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
4骨学実習4付属骨格 (後肢骨)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
5組織学実習1筋組織 (平滑筋、骨格筋、心筋)
長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
6組織学実習2消化器系 (胃、腸、肝臓、膵臓)、リンパ節長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
7組織学実習3
内分泌系 (下垂体、副腎、甲状腺)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
8組織学実習4生殖器 (卵巣、精巣)、神経組織 (大脳皮質、小脳)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
9肉眼解剖学実習1ウシの解剖①(外貌、頚部・胸部・腹部の筋、前肢の筋)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
高橋 辰行
10肉眼解剖学実習2ウシの解剖②(胸腔臓器)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
高橋 辰行
11肉眼解剖学実習3ウシの解剖③(腹腔臓器、生殖器、後肢の筋)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
高橋 辰行
12肉眼解剖学実習4ウシの解剖④(頭部の筋、感覚器、口腔、脳)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
高橋 辰行
13肉眼解剖学実習5ニワトリの肉眼解剖(外貌、胸腔および腹腔臓器)長竿 淳
小宮 佑介
有原 圭三
高橋 辰行
鈴木 喜博
14総括まとめ・解説・試験
長竿 淳

到達目標

正常な動物の構造と機能について種差も含め解剖学用語を用いて正しく説明できる。

評価方法

定期試験(100%)により評価する。
実習で使用する標本や顕微鏡の破損は大幅に減点する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:-時間】
予習:シラバスや実習テキストで実習内容を確認し、あらかじめ教科書や実習テキストを読み、概要を把握しておく。
復習: 実習中の説明、観察した内容および小テストをもとに、教科書と実習テキストなどを再度読み、各自で要点を整理しまとめる。

その他注意事等

・骨学および組織学実習で使用する標本は、大変貴重な標本であり、その代わりを用意することが不可能なものが多数あります。極力丁寧に取り扱い破損することがないように厳重に注意すること。
・実習の日程は、準備状況により変更する場合があります。

実務経験の授業への活用方法:長竿は、非常勤講師として小動物の診療業務に従事することにより、動物の解剖学的知識を日常的に活用していたため、これらの経験を本実習に活用可能である。有原は、大学発ベンチャー企業における活動経験を踏まえ、科学技術と産業との関連について学生諸君に理解してもらう。小宮は、民間企業における研究開発業務の経験を生かし、産業的側面を踏まえた食品の科学技術を解説し、学生諸君に実践的な知識を修得してもらう。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書獣医組織学実習マニュアル  第2版五味浩司、吉岡一機、坂上元栄学窓社
教科書家畜比較解剖学《第三版》吉岡一機、長竿淳、武藤顕一郎学窓社
参考書カラーアトラス獣医解剖学 増補改訂第2版【上巻】【下巻】カラーアトラス獣医解剖学編集委員会/監訳緑書房