英文名 | Animal Anatomy | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年前期 [月曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎長竿 淳※ | |
講義室 | 1061講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ301-BA12 |
科目 | 教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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個体発生、肉眼解剖および組織学を通じて解剖学用語を習得しながら、各器官の原位置、部位名および、種差および機能について総合的に理解する。
骨学、筋学、内臓学、脈管学、神経学、感覚器学、外皮について、その器官形成から肉眼解剖および比較解剖について概論する。
教科書、配布資料および板書を用いて講義形式ですすめる。講義中に小問題を出題し、気づいたことや間違いの多い問題に対して講義の冒頭で解説を加える。学生へのフィードバックとして、①授業中の小問題への解答は、配布プリントに明示しいつでも復習可能にする。②授業終了後には毎回アンケートを取り、学生からの質問や疑問を受け付け、次回の講義の始めに全員に解説を行い、それらの共有を図る。
〇DP 1:生命科学を理解し、豊かな教養と高い倫理観に基づく自立的な思考力と問題解決能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | ガイダンス、骨学 | 動物解剖学の意義、骨学総論 | 長竿 淳 |
2 | 関節学、筋学 | 関節の構造、筋学総論 | 長竿 淳 |
3 | 初期発生、内臓学1 | 初期発生、内臓学総論、体腔 | 長竿 淳 |
4 | 内臓学2 | 消化器(口腔、舌、歯、口腔腺、咽頭、胃) 消化器(小腸、大腸、肝臓、膵臓) | 長竿 淳 |
5 | 内臓学3 | 呼吸器(鼻腔、副鼻腔、喉頭、気管、気管支、肺) 泌尿器(腎臓、尿管、膀胱、尿道) | 長竿 淳 |
6 | 内臓学4 | 雄の生殖器(精巣、精巣上体、陰嚢、精管、精索、副生殖腺、尿道、陰茎、包皮) 雌の生殖器(卵巣、卵管、子宮、膣、陰門) | 長竿 淳 |
7 | 脈管学 神経学 | 脈管学(心臓、動脈、静脈、脾臓、リンパ節、リンパ管、胸腺) 神経学(中枢神経系、末梢神経系) | 長竿 淳 |
8 | 感覚器学 | 視覚器(眼球、副眼器)、平衡聴覚器 (外耳、中耳、内耳) | 長竿 淳 |
9 | 内分泌腺 | 内分泌腺(甲状腺、上皮小体、副腎、松果腺、下垂体) | 長竿 淳 |
10 | 外皮 | 皮膚、毛と毛包、爪および蹄、皮膚腺、乳腺 | 長竿 淳 |
11 | 組織学1 | 細胞学、上皮組織、結合組織、血液および骨髄、支持組織 | 長竿 淳 |
12 | 組織学2 | 筋組織、消化器系、内分泌系、生殖器系、泌尿器(腎臓、膀胱、尿管) | 長竿 淳 |
13 | 組織学3 | 呼吸器(肺)、脈管学(動脈、静脈、毛細血管)、リンパ器官(胸腺、脾臓、リンパ節) | 長竿 淳 |
14 | 組織学4 | 神経組織(脳、脊髄、末梢神経)、感覚器(眼、聴覚器)、外皮 | 長竿 淳 |
正常な動物体における各器官の名称、位置、形態、組織構造および動物種による相違を理解し、構造と機能を関連付けて説明できる。
定期試験(100%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習: シラバスで講義内容を確認し、あらかじめ教科書や配布資料の該当箇所を読み、概要を把握しておく。
復習: 講義内容と小問題をもとに再度教科書、配布資料および参考書を読み、各自で要点を整理し、理解する。
自主的な予習・復習による理解が不可欠です。
実務経験の授業への活用方法:動物病院での臨床経験を踏まえ、伴侶動物を含む動物の体の構造及び生体の仕組みについて概説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 家畜比較解剖学≪第三版≫ | 吉岡一機、長竿淳、武藤顕一郎 | 学窓社 |
教科書 | |||
参考書 | 獣医組織学[第8版] | 日本獣医解剖学会編 | 学窓社 |
参考書 |