英文名 | Principles of Education Ⅱ | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年前期 [水曜日1時限(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) 生物環境科学科2年前期 [水曜日1時限(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎宮﨑 秀一 | |
講義室 | 112講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ601-TC21 |
科目 | 教育の基礎的理解に関する科目等(教育の基礎的理解に関する科目) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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教員の職務の基盤である教育制度の原理を理解し学校教育が抱える課題を考察するとともに、教職課程2年次前期の時点において、教員免許資格取得を目指す意義を再確認する。
日本の教育制度の基本的原理について、教育をめぐる事象・事例を通して理解を促し、学校教育の諸問題について自分なりの意見・提言をもてるように指導する。
基本事項の説明に加え、配布・提示する資料・データの分析、文献の読み込み、ビデオ・DVDの視聴を題材として、多様なテーマについてグループ討議やディスカッションも行う。レポートは、次回の授業の冒頭で概要紹介と講評によりフィードバックする。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 公教育の特質 | 家庭・社会における教育との対比で考える学校教育の特質 | 宮﨑 秀一 | 4/5① |
2 | 本授業の概要と導入 | 教育の本質にかなう公教育の在り方 | 宮﨑 秀一 | 4/12① |
3 | 学校教育の成立と変遷 | 戦前から戦後への教育理念・制度の転換、戦後70余年を経た現状 | 宮﨑 秀一 | 4/19① |
4 | 基本的人権としての教育① | 子どもの学習権確立の経緯と現状、「義務」教育の意義 | 宮﨑 秀一 | 4/26① |
5 | 基本的人権としての教育② | 教育・学習の自由、教育行政の任務 | 宮﨑 秀一 | 5/10① |
6 | 教育の無償制、教育機会の均等と教育費 | 子どもの貧困・教育格差の解消、公教育予算と家庭教育費 | 宮﨑 秀一 | 5/17① |
7 | 学校体系の変遷と学校の人材育成・輩出機能 | 教育における競争原理、学歴偏重社会と生涯学習社会 | 宮﨑 秀一 | 5/24① |
8 | 学校のガバナンス① | 教職員組織と人事・服務、生徒校則・懲戒 | 宮﨑 秀一 | 5/31① |
9 | 学校のガバナンス② | 開かれた学校運営、コミュニティスクール、学校評議員 | 宮﨑 秀一 | 6/7① |
10 | 学校の安全と児童生徒の保護 | 学校事故・事件・災害の防止と被害救済 | 宮﨑 秀一 | 6/14① |
11 | 子どもの発達と教育をめぐる問題① | 児童虐待、親の離婚と親権、児童福祉制度 | 宮﨑 秀一 | 6/21① |
12 | 子どもの発達と教育をめぐる問題② | 不登校への対応、いじめ防止・救済、フリースクール、ホームエデュケーション | 宮﨑 秀一 | 6/28① |
13 | 子どもの発達と教育をめぐる問題③ | 子どもの非行・犯罪、少年司法制度 | 宮﨑 秀一 | 7/5① |
14 | まとめ | 「子どもの最善の利益に叶う成長発達を保障する学校教育の課題 | 宮﨑 秀一 | 7/12① |
(1)教育制度が国や時代によって異なり、変遷してきたことを理解し、主要な国や時代を例にして説明できる。
(2)学校の教育の特質について、家庭や社会の教育との対比において理解し、現状の課題に関連づけて説明できる。
(3)教育・学習が子どもにとって最も重要な基本的人権の一つであることを、具体的に憲法、条約、法律に即して説明できる。
(4)戦後、学校制度をめぐって打ち出された様々な政策や改革について知った上で、その是非について自分なりの見解をもち、かつ表明できる。
(5)学校運営の仕組みとその地域社会に開かれたあり方が問われていることの意味を理解し、実際に連携・協働する能力を身につけている。
(6)学校における事件・事故の防止・備えと発生した場合の法的対処の仕方について理解している。
(7)子どもの成長・発達に関連して生起する諸課題(不登校・いじめ・虐待など)について、法的に対応する仕組みを理解し説明できる。
各回の授業テーマに関する考察とグループ討議に基づく小レポート(計14回・100%)によって評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:各回の授業テーマに含まれるキーワードについて文献等で検索して授業に臨むこと。(予習時間:毎回1~3時間)
復習:授業で作成・提出したレポート内容を図書・新聞・TV・ネット等でフォローアップすること。(復習時間:毎回1~3時間)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 資料で考える 子ども・学校・教育(三訂版) | 朝倉充彦・遠藤孝夫・笹原英史・宮﨑秀一・本山敬祐 | 学術図書出版社 |
参考書 | 必携 教職六法 | 高見茂ほか | 協同出版 |
参考書 | 文部科学白書(各年版) | 文部科学省 | 財務省印刷局(WEB版あり) |