英文名 | Topics in Veterinary Medical Sciences Ⅱ | |
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科目概要 | 獣医学科6年前期 [集中]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎久留主 志朗、 佐々木 宣哉、 折野 宏一、 岡村 匡史、 永岡 謙太郎、 大和 修 | |
講義室 | A31講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VV301-GR68 |
多方向に発展していく獣医学において、近年の注目すべきトピックを3つ選び、基礎獣医学の立場からより専門的な講義をオムニバス形式で実施する。
本講義では、鹿児島大大和修先生、国立国際医療研究センター岡村匡史先生、東京農工大永岡謙太郎先生の三氏に、それぞれ以下の内容で講義して頂く。
基礎獣医学の基礎から先端的内容までを講義する。今年度は以下の3トピックである。
・動物の疾患に関係する遺伝学と臨床検査学 ・安楽死の倫理、科学、実践 ・腸内細菌叢の生理学的意義と脳機能との関連
パワーポイントと配布資料を用いた講義形式で進める。講義内容等に関する質問と回答については全員に示すことでフィードバックを行う。
◎DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力
DP3:食品の安全性の確保と供給に資する能力
◎DP4:医薬品の開発に寄与する能力
DP5:野生動物の保全に寄与する能力
DP6:人獣共通感染症の制圧に寄与する能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 獣医臨床分子生物学 | 動物遺伝子疾患研究の動向1 | 大和 修 |
2 | 獣医臨床分子生物学 | 動物遺伝子疾患研究の動向2 | 大和 修 |
3 | 獣医臨床分子生物学 | 動物遺伝子疾患研究の動向3 | 大和 修 |
4 | 獣医臨床分子生物学 | 獣医臨床検査研究の動向1 | 大和 修 |
5 | 獣医臨床分子生物学 | 獣医臨床検査研究の動向2 | 大和 修 |
6 | 米国獣医師会の安楽死指針 | 動物の安楽死概論 | 岡村 匡史 |
7 | 米国獣医師会の安楽死指針 | 安楽死と獣医療倫理 | 岡村 匡史 |
8 | 米国獣医師会の安楽死指針 | 安楽死の機序、科学的な安楽死法 | 岡村 匡史 |
9 | 米国獣医師会の安楽死指針 | 各種安楽死法 | 岡村 匡史 |
10 | 米国獣医師会の安楽死指針 | 種や状況ごとの安楽死法 | 岡村 匡史 |
11 | 腸内細菌叢と脳機能 | 脳腸相関について | 永岡 謙太郎 |
12 | 腸内細菌叢と脳機能 | 哺乳期に生じる腸内細菌叢の形成 | 永岡 謙太郎 |
13 | 腸内細菌叢と脳機能 | 腸内細菌叢形成と脳機能発達の関連性 | 永岡 謙太郎 |
14 | 腸内細菌叢と脳機能 | プロバイオティクスと脳機能 | 永岡 謙太郎 |
15 | 腸内細菌叢と脳機能 | ホルモンバランスと腸内細菌叢、脳機能の関係 | 永岡 謙太郎 |
それぞれのトピックに関して、通常の学部生向けの教科書に記載されている講義内容レベルから、最新の研究知見を知ることでその理解レベルをアップさせ、さらに今後将来に向けての課題を認識することで、どのような問題点がありどう克服すべきかを深く考える機会にする。
講義中の受講態度とレポートの総合評価。
【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:事前に紹介された講義テーマについて、教科書・資料・文献を用いて基礎知識を再確認しておく。
復習:講義内容について、資料・ノートで確認し、内容を理解できたことを確認する。
講義内容のレジメをWebclassで配信するので、それを用いて講義を実施する。講義内容については積極的に質問し、何がわかって何がわかっていないのか、問題点は何か、等を明らかにする。
実務経験の授業への活用方法:基礎から応用までを網羅的に概説するとともに、最近の知見や動向についても詳しく説明するので、これらを獣医学に融合/応用できるかを考察する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 各講義の配布資料 | ||
参考書 | (なし) |