英文名 | Animal Products Technology | |
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科目概要 | 獣医学科3年前期 [水曜日1時限(週1コマ)]、2群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎有原 圭三※ | |
講義室 | B21講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VV201-AS32 |
乳・肉・卵といった畜産食品の有する性質を、科学的(主に化学的)な観点から理解してもらう。また、畜産食品の性質を利用して製造される畜産加工食品の製造過程における現象(化学反応など)についても科学的に理解してもらう。
乳・肉・卵といった主要な畜産食品(畜産物利用)の性質を、科学的(主に化学的)に解説する。さらに、このような科学的性質に基づいて製造される畜産加工食品の製造過程を解説する。また、製造過程における現象(化学反応など)についても科学的な視点を重視して解説する。
配布資料に基づき、必要に応じて視聴覚メディアを活用しつつ、重要点を板書で強調し、講義形式で進める。また、学生諸君からの疑問点等は、リアクションペーパーの記載・提出により示してもらい、それに対する回答・意見を伝える。
本科目による講義により、以下のディプロマ・ポリシー項目を達成させる。
〇DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
◎DP3:食品の安全性の確保と供給に資する能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 講義の概要 | 乳・肉・卵の科学的アプローチについて概説 | 有原 圭三 |
2 | 牛乳の科学(1) | 牛乳の基本的特性 | 有原 圭三 |
3 | 牛乳の科学(2) | 牛乳成分の化学的性質 | 有原 圭三 |
4 | 乳製品の科学 | 主要乳製品の特徴と製造原理 | 有原 圭三 |
5 | 食肉の科学(1) | 食肉の基本的特徴 | 有原 圭三 |
6 | 食肉の科学(2) | 食肉成分の化学的性質 | 有原 圭三 |
7 | 食肉製品の科学 | 主要食肉製品の特徴と製造原理 | 有原 圭三 |
8 | 食卵の科学(1) | 鶏卵の基本的特性 | 有原 圭三 |
9 | 食卵の科学(2) | 鶏卵成分の化学的性質 | 有原 圭三 |
10 | 卵製品の科学 | 主要卵製品の特徴と製造原理 | 有原 圭三 |
11 | 食品タンパク質の化学 | 畜産食品に含まれるタンパク質の食品化学的性質 | 有原 圭三 |
12 | 食品糖質の化学 | 畜産食品に含まれる糖質の食品化学的性質 | 有原 圭三 |
13 | 食品脂質の化学 | 畜産食品に含まれる脂質の食品化学的性質 | 有原 圭三 |
14 | 食品成分間の化学反応 | 加工過程における食品成分間で生じる化学反応 | 有原 圭三 |
15 | 総括 | 前回までに学んだ知識の整理と有機的な関連についての理解 | 有原 圭三 |
乳・肉・卵といった畜産食品の性質について、科学的に説明できる。
毎回実施する小テスト(20%)と定期試験(80%)により、総合的に評価する。
授業時間外に必要な学習の時間:30時間を標準とする。
予習:配布する講義資料に事前に目を通し、ある程度の理解をしておく。
復習:食品に対する関心を持ち、関連情報のキャッチに努めてもらいたい。講義で解説した項目については、問題意識をもって考える。
オフィスアワーは、月曜日から金曜日の昼休み(12:10~13:10)とする。
実務経験の授業への活用方法:大学発ベンチャー企業での16年間における経営経験を踏まえ、食品領域における科学技術と産業との関連について解説し、学生諸君に応用性の高い知識を修得してもらう。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 畜産物利用学講義資料集 | 北里大学獣医学部食品機能安全学研究室 | |
参考書 | 畜産物利用学 | 斎藤忠夫・根岸晴夫・八田一 | 文永堂出版 |