英文名 | Comprehensive Veterinary Medicine | |
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科目概要 | 獣医学科6年後期 [集中]、3群科目、必修、講義、5単位(75時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) 吉岡 一機、 折野 宏一、 ◎山脇 英之、 川口 博明※、 佐々木 宣哉、 佐々木 隼人、 鎌田 亮※、 田邊 太志、 上野 俊治、 角田 勤、 髙野 友美、 胡 東良、 小野 久弥、 筏井 宏実、 高橋 史昭※、 前田 洋佑※、 伊藤 直之※、 岡野 昇三※、 坂口 実※、 夏堀 雅宏※、 和田 成一※、 金井 一享※、 田島 一樹※、 左近允 巌※、 久留主 志朗、 木村 祐哉※ | |
講義室 | A31講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VV301-GR68 |
専門科目の授業は、1年次から6年次に亘って、便宜上個々の専門教育科目ごとに独立して行われるが、本総合獣医学では専門教育課程が修了した最終第6学年次において、時宜に叶った獣医学およびその関連領域の諸問題について、総合的、体系的に理解する。
獣医学およびその関連領域の基礎、応用、臨床について総合的に講術する。
パワーポイントと板書、配布資料を用いて講義形式で進める。
◎DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力
◎DP3:食品の安全性の確保と供給に資する能力
◎DP4:医薬品の開発に寄与する能力
◎DP5:野生動物の保全に寄与する能力
◎DP6:人獣共通感染症の制圧に寄与する能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 獣医解剖学 | マクロおよび組織解剖学ならびに発生学的観点からの生体諸器官の種特異性と相互関係性・総合構築性の解析 | 吉岡 一機 |
2 | 獣医生理学 | 神経系・循環器系・泌尿器系・代謝内分泌系に関するトピックス | 久留主 志朗 |
3 | 獣医生化学 | 代謝調節に関するトピックス | 折野 宏一 |
4 | 獣医薬理学 | 獣医薬理学総論ならびに各論のまとめ | 山脇 英之 |
5 | 獣医病理学 | 獣医師国家試験出題問題について獣医病理学総論を中心に解説し、出題傾向に沿った補足講義を行う。 | 川口 博明 |
6 | 実験動物学 | 動物実験の意義・倫理と関連法規, 動物実験の立案と成績評価, 動物実験の基本的技術, 実験動物の遺伝, 実験動物の育種, 実験動物の繁殖, 実験動物の飼育管理, 比較実験動物学, 実験動物の微生物コントロール, 実験動物の感染症, モデル動物学, 発生工学 | 佐々木 宣哉 佐々木 隼人 |
7 | 毒性学 | 獣医師国家試験の毒性学分野の出題傾向を解説、頻出および重要事項について詳説するとともに、押さえておきたいキーワードを紹介する。 | 鎌田 亮 |
8 | 獣医微生物学 | 獣医微生物学総論および各論、免疫学のまとめ | 田邊 太志 |
9 | 獣医寄生虫学 | 原虫、吸虫、条虫、線虫および病害節足動物の生活史の特性 | 筏井 宏実 |
10 | 獣医公衆衛生学 | 獣医公衆衛生学・食品衛生学・環境衛生学の要点および最新動向を解説した後、過去20年間に獣医師国家試験に出題された公衆衛生関係の全問題を解説する。 | 上野 俊治 |
11 | 獣医衛生学 | 獣医衛生学領域で遭遇する事例と諸問題 | 角田 勤 |
12 | 獣医伝染病学 | 家畜および犬・猫のウイルス、細菌感染症の病原、疫学、診断および予防について概説する | 髙野 友美 |
13 | 人獣共通感染症・家禽疾病学 | ウイルス性および細菌性人獣共通感染症・家禽の細菌、マイコプラズマおよびウイルス感染症について概説する | 胡 東良 |
14 | 大動物内科学 | 生産現場において多発する牛と馬の内科疾患、その診断と治療 | 前田 洋佑 |
15 | 大動物外科学 | 生産現場において多発する牛と馬の外科疾患、その診断と治療 | 高橋 史昭 |
16 | 魚病学 | 魚(主に養殖魚)のウイルス、細菌、真菌および寄生虫感染症と免疫 | 髙野 友美 田邊 太志 角田 勤 小野 久弥 筏井 宏実 |
17 | 小動物内科学 | 小動物における主要疾患の病態生理、臨床症状、診断、治療、予後 | 伊藤 直之 |
18 | 小動物外科学 | 代表的な外科疾患の病態生理、臨床症状、診断、治療、予後 | 岡野 昇三 |
19 | 獣医繁殖学 | 繁殖障害の各症例、正常分娩、乳房炎の診断と治療 | 坂口 実 |
20 | 獣医放射線学 | 放射線生物学、X線診断学、放射線治療および放射線の農学・生物学への応用 | 夏堀 雅宏 |
21 | 小動物臨床学Ⅰ | 小動物の臨床病理学、眼科および内分泌疾患における症例の診断・治療と重点事項の解説 | 金井 一享 田島 一樹 |
22 | 小動物臨床学Ⅱ | 小動物臨床における画像診断 | 左近允 巌 和田 成一 |
23 | 倫理・動物福祉学 | 倫理・動物福祉の評価と問題 | 夏堀 雅宏 |
24 | 動物行動学・臨床栄養学 | 動物行動学・臨床栄養学のまとめ | 木村 祐哉 伊藤 直之 |
獣医学およびその学際領域における諸問題についての論理的且つ総合的な分析・思考・判断能力を養成する。
試験の成績(100%)で評価する。
【授業時間以外に必要な学習の時間:150時間】
予習:6年間の総まとめの講義であり、6年間に利用した教科書・講義資料など事前に見直して講義に臨んで貰いたい。
復習:講義の際に配布した資料や教科書を見直して、再度、重要事項について確認、整理してください。
学生生活最後、6年間の総まとめの講義です。悔いを残さないよう万全の準備をして、講義に臨んでください。
実務経験の授業への活用法:動物病院(大動物および小動物)での臨床と実務経験を踏まえて、獣医学の基礎、応用、臨床に関する基礎的・実践的知識を総合的に説明するので、獣医学を体系的に理解、修得する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 各科目の教科書と配布資料 | ||
参考書 | (なし) |