獣医臨床病理学実習
英文名Veterinary Clinical Pathology Practice
科目概要獣医学科4年後期 [金曜日4・5・6時限(週3コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎田島 一樹 (※)金井 一享 (※)未定担当者全員
講義室小動物臨床実習室、B13実習室、B11講義室
備考科目ナンバリング:VV304-GC46

授業の目的

臨床病理学を理解すると共に、臨床診断学で重要な臨床病理学的検査法を理解し、臨床病理学的データの正確な掌握と正しい解釈できるように、各臨床病理検査における材料の採取法、保存法および分析法を各種生体試料の扱い方について、学ぶと共にその分析結果の解釈・評価法を知り、分析法による違い等を修得する。

教育内容

臨床病理学で実際に行う検査法について説明し、実践する。
次回の授業で、課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。

教育方法

臨床病理学講義で修得した知識と技術について臨床病理学的検査を実践する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP2: 動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1臨床病理学イントロダクション・検査結果の解釈法獣医臨床病理学総論・全般的な臨床病理学的データを検査結果の解釈法担当者全員
2血液の検査(細胞数)赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度、好中球数、好酸球数、リンパ球数、単球数の測定法担当者全員
3血液の検査(形態学)好中球、好酸球、リンパ球、単球、好塩基球、血小板、赤血球の観察担当者全員
4血液の検査(その他)網状赤血球の観察、ヘマトクリット値の測定担当者全員
5血液凝固系の検査血小板数、プロトロンビン試験、活性化部分トロンビン試験の測定法担当者全員
6血液生化学検査(糖・脂質)血清グルコース濃度、血清脂質濃度の測定法担当者全員
7血液生化学検査(蛋白質)血清総蛋白濃度、血清アルブミン濃度、血清急性相反応蛋白濃度の測定法担当者全員
8血液生化学検査(血清酵素)血清ALP濃度、血清ALT濃度、血清GGT濃度、血清CK濃度、血清LDH濃度、血清AST濃度の測定法担当者全員
9血液生化学検査(無機質・電解質)血清Ca濃度、血清無機リン濃度、血清Mg濃度の測定法、血清Na濃度、血清K濃度、血清Cl濃度の測定法担当者全員
10血液生化学検査(酸・塩基平衡)血清水素イオン濃度、血清重炭酸イオン濃度、アニオンギャップの測定法担当者全員
11尿検査(物理化学・尿沈渣形態)採尿方法、尿pH、尿比重、尿糖、尿蛋白、血尿の測定法、上皮細胞、血球、感染因子、結晶の測定法と観察担当者全員
12骨髄検査と体腔液検査(形態)細胞、血球、比重、Glu濃度、蛋白濃度、感染因子の測定法と観察担当者全員
13穿刺液検査(物理化学・形態)細胞、血球、比重、Glu濃度、蛋白濃度、感染因子の測定法と観察担当者全員
14生検細胞学検査(総論)バイオプシー、FNA、標本作成、アーティファクト、腫瘍細胞、炎症細胞、過形成担当者全員
15まとめ(総括)実習内容の理解度(習熟度)を確認担当者全員

到達目標

臨床病理学的検査の方法を理解し、どの検査をどの疾患に適応するかを学び、その検査結果を正しく解釈できる。

評価方法

履修の評価は、実習レポート(10%)、および定期試験期間における筆記試験成績(90%)と併せて科目の成績とする。
レポートはコメントを付して返却する。

準備学習(予習・復習等)

授業時間以外に必要な学習の時間:30時間
予習:次回の講義の部分について、教科書・資料・参考図書等を利用して臨床病理学における基本的検査法やそれら検査が必要となる疾患をあらかじめまとめておくこと。
復習:実施したの講義、実習内容について、資料・ノートで確認し、レポートにまとめて提出すること。

その他注意事等

実習に相応しい服装と身なりで実習に参加すること。
実務経験の授業への活用方法:臨床経験を踏まえ、実際に遭遇する症例をまじえて解説する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書自作のプリントを教科書の代用として使い、全員に配布する
参考書伴侶動物の臨床病理学石田卓夫チクサン出版社
参考書Small Animal Clinical Diagnosis by Laboratory Methods, 5th ed Willard M.D. and Tvedten H,EdsSaunders