獣医内科学実習
英文名Veterinary Internal Medicine Practice
科目概要獣医学科4年前期 [木曜日4・5・6時限(週3コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎亀島 聡 (※)伊藤 直之 (※)
講義室B11講義室、B13実習室、小動物臨床実習室
備考科目ナンバリング:VV304-GC46

授業の目的

獣医内科診療で求められる動物の取り扱いや身体検査、臨床検査の技能、および態度を体得する。

教育内容

医療安全の観点から、まず動物の適切なハンドリング(保定)や手指衛生について講義および実習する。その上で、必要技能である身体診察および採血、投薬(注射、内服)を実習し、体得できるよう図る。

教育方法

獣医内科診療で求められる技能・態度についてパワーポイントおよび動画教材等を用いて解説する。その上で、各種モデルおよびビーグル犬での実技、ロールプレーを行う。
フィードバックとして、各教員が受講者の技術・態度に対して随時個別の助言や指導を行うほか、特徴的な誤りの傾向や対策については全体に対してコメントする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力
〇DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1医療安全1:衛生安全に診療を行うための手指衛生及び個人用防護具について解説する。亀島 聡
2医療安全2:保定安全に診療を行うための動物のハンドリング(保定)について、動画教材やぬいぐるみなどのモデルを用いて解説する亀島 聡
3プロフィール犬猫の品種ごとに好発する疾患について述べ、動物のプロフィールを知ることの重要性を解説する伊藤 直之
4医療安全:実習ぬいぐるみ、実際の動物に対して保定を行い、また手指衛生の方法を確認する亀島 聡
伊藤 直之
5身体診察1:バイタルサイン動物の各部位に対するバイタルサインの確認のほか、視診や触診の方法を解説する亀島 聡
6身体診察2:聴診聴診の方法について、聴診器の構造・使用方法と合わせて解説する亀島 聡
7身体診察:実習実際の動物に対して身体診察を行う亀島 聡
伊藤 直之
8検査血液や尿、糞便検査の概要、検体を得る方法を解説し、特に採血についてモデルによる練習を行う亀島 聡
9検査:実習実際の動物から採血を行い、各技術を習得する亀島 聡
伊藤 直之
10投薬動物に投薬するための方法として、各種注射、経口投与の方法について解説する亀島 聡
11投薬:実習実際の動物に対して投薬を行い、各技術を習得する亀島 聡
伊藤 直之
12医療面接1:情報収集診療の流れについて解説し、ロールプレーによって情報収集(問診)を練習する亀島 聡
13医療面接2:方針決定インフォームドコンセントなどの重要性とともに、説明や方針決定の方法を述べ、ロールプレーによって練習する亀島 聡
14医療情報臨床推論とEvidence Based Medicine(EBM)の過程を説明した上で、診療簿(カルテ)の記録方法について解説する亀島 聡
15まとめこれまでの学習をふりかえり、教育効果を確認する。亀島 聡
伊藤 直之

到達目標

1)小動物の保定ができる
2)視診、触診、聴診ができる
3)採血、投薬ができる
4)適切な順序で医療面接を進めることができる

評価方法

定期試験(80%)のほか、学期途中でレポートおよび実習書の提出を通じて、到達目標の達成状況を確認する(20%)。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:計15時間】
予習:事前に配布する実習書及びWebClass上の関連動画等を利用して実習内容を確認しておくこと。
復習:実習後は各種参考書等を参考にして、うまくいった点、いかなかった点を振り返っておくこと。

その他注意事等

実際の動物を対象とした技術習得を目的とするため、状況に合わせて講義の順序や時間を調整する。

実務経験の授業への活用方法:各教員の動物病院での臨床経験を踏まえ、各種の検査手技を概説し、実習で実技指導する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書獣医内科学 第3版 小動物編日本獣医内科学アカデミー編文永堂出版
参考書クイック・リファレンス イラストでわかる犬・猫の臨床検査と手技月瀬 東、田中茂男 監修チクサン出版
参考書ビジュアルガイド 犬と猫の臨床テクニックSusan M. Taylor 著
藤永 徹 監訳
インターズー
参考書犬と猫の実践保定法<基本編>―スムーズな診療を行うために―村尾信義 著インターズー
参考書動物医療現場のコミュニケーション鷲巣月美、門平睦代、木村祐哉 監修緑書房