獣医生理学Ⅱ
英文名Veterinary Physiology Ⅱ
科目概要獣医学科2年前期 [木曜日2・3時限(週2コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎久留主 志朗
講義室B31講義室
備考科目ナンバリング:VV301-GS23

授業の目的

神経系、感覚系、運動系、循環系について、個体レベルでの正常な機能発現機構を分子・細胞のレベルから理解し、それぞれの機能の意義について考察する。

教育内容

動物の生理学の中で、神経細胞や筋細胞の興奮性細胞の働きに基盤を置く、神経系、感覚系、運動系、循環系などの”動物的”生理学を講義する。

教育方法

パワーポイントを使用して、自作の資料を詳説する形で講義する。同資料はWebClassから利用できるようにする。教科書は講義において付属的に活用する。また随時、質疑応答を交え、受講生の理解度を確認する。授業時間外にも随時、質問を受け付け、理解の難しかった点については次回の授業で再度説明し直すことでフィードバックさせる。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP1:生命科学の理解と高い教養及び倫理観の習得
〇DP4:医薬品の開発に寄与する能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1神経系 概論
神経細胞とグリア細胞
久留主 志朗
2同上
脳の構造と機能の概略 久留主 志朗
3同上中枢神経系と末梢神経系 1 久留主 志朗
4同上同 2久留主 志朗
5神経系 大脳皮質、辺縁系、基底核の機能 1久留主 志朗
6同上同 2久留主 志朗
7神経系 脳幹と小脳
脳幹(中脳、橋、延髄)と小脳の機能 1
久留主 志朗
8同上同 2
久留主 志朗
9神経系 間脳(視床下部)解剖学的特徴:神経核の種類と他の神経領域との繋がり
久留主 志朗
10同上各種生理学的機能の統合久留主 志朗
11神経系 自律神経系解剖学的特徴と分布臓器
久留主 志朗
12同上各種臓器の自律神経制御
久留主 志朗
13運動系 運動制御皮質運動野、錐体路系と錐体外路系 筋紡錘、各種反射久留主 志朗
14神経系 概日時計と睡眠概日リズム、睡眠・覚醒のメカニズム 関係する神経・分子機構久留主 志朗
15運動系 反射筋紡錘と腱器官久留主 志朗
16感覚系 体性感覚触覚、圧覚久留主 志朗
17同上痛覚、温冷覚久留主 志朗
18感覚系 特殊感覚嗅覚、味覚久留主 志朗
19同上視覚、聴覚、前庭感覚久留主 志朗
20運動系 筋収縮骨格筋の種類と特徴、神経支配、収縮機構 心筋・平滑筋の比較久留主 志朗
21循環系 心血管系総論 心血管系とリンパ系  久留主 志朗
22同上 心臓の構造 刺激伝導系 心電図 心周期 久留主 志朗
23同上血管の構造と機能 毛細血管久留主 志朗
24同上 血流の調節機序 血管運動、ホルモン、血圧久留主 志朗
25循環系 血液総論 組成(細胞成分と非細胞成分) 血漿タンパク質の機能久留主 志朗
26同上赤血球の生成・破壊 ヘモグロビン久留主 志朗
27同上白血球の種類と生成 自然免疫と獲得免疫久留主 志朗
28同上血小板 止血、血液凝固、線溶
久留主 志朗
29総括”動物的”機能の生理学のまとめ久留主 志朗
30同上同上久留主 志朗

到達目標

神経系、感覚系、運動系、循環系の正常時の機構について、分子~個体レベルで概説できるようにする。解剖学で得た知識を機能的意味合いから説明できる。

評価方法

定期試験90%、受講態度10%。再試験受験においても、本試験の結果が加味される。試験の結果に関しては、平均点、標準偏差等のデータを開示し、典型的なあるいは多かった誤答例を紹介し、コメントを加える。

準備学習(予習・復習等)

[授業時間外に必要な学習時間:60時間]
予習:シラバスに従って進めるので、内容に該当する部分の配布資料と教科書に目を通しておく。
復習:講義後は自身のノートを作り直す感じで、講義内容を整理する。シラバスに掲げた参考書を利用して理解度を深める。関連する項目、他科目についても自習する。

その他注意事等

疑問点は教員に質問し、あるいは参考書等にあたり、解決することが望ましい。ネット上での学術情報については、くれぐれもソースの信頼度に注意してください。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書デュークス獣医生理学 原著13版  鈴木浩悦 監修学窓社
教科書自作プリント
参考書生理学テキスト 第9版  大地陸男著文光堂
参考書標準生理学 第9版本間研一 監修医学書院