英文名 | Veterinary Surgery | |
---|---|---|
科目概要 | 獣医学科4年前期 [火曜日2・3時限(週2コマ)]、3群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎岡野 昇三※、 岩井 聡美※、 石野 寛和※ | |
講義室 | B11講義室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VV301-GC46 |
外科的診断・治療を行うために必要な基礎的な知識と治療の原則を理解する。
獣医外科学は、創傷、侵襲、出血、ショック、周術期管理、理学療法など外科学の基本的な知識を講義する。
資料配付を行い講義形式で進める。小テストを行い前回講義の理解度を確認し、要点を解説する。
◎DP2:動物の病気の診断・治療・予防に関する知識を持ち、適切に実践できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | 動物の取扱とカルテの記載 | 保定、問診、触診、視診、聴診 | 岡野 昇三 |
2 | 外科的診断法 | 一般検査(局所検査、全身検査)、特殊検査 | 岡野 昇三 |
3 | 損傷1 | 損傷(創傷)の分類 | 岡野 昇三 |
4 | 損傷2 | 損傷(創傷)の原因、症状、治療 | 岡野 昇三 |
5 | 創傷治癒1 | 創傷治癒の機序 | 岡野 昇三 |
6 | 創傷治癒2 | 創傷治癒の遅延 | 岡野 昇三 |
7 | 挫傷 | 挫傷の原因と病態、挫傷の症状、治療 | 岡野 昇三 |
8 | 損傷の処置1 | 肉芽、化膿、咬傷の処置 | 岡野 昇三 |
9 | 損傷の処置2 | 皮弁、皮膚移植 | 岡野 昇三 |
10 | 創傷感染 | 膿瘍、フレグモ-ネ、創傷部位の洗浄、保護、原因菌の同定 | 岡野 昇三 |
11 | 外科的侵襲1 | 内分泌、神経系および免疫系の反応 | 岡野 昇三 |
12 | 外科的侵襲2 | 侵襲の軽減 | 岡野 昇三 |
13 | 出血と止血1 | 出血の種類、出血量の推定、止血法 | 岡野 昇三 |
14 | 出血と止血2 | 血液凝固異常、DIC | 岡野 昇三 |
15 | ショック1 | ショックの原因、病態 | 岡野 昇三 |
16 | ショック2 | ショックの診断、治療 | 岡野 昇三 |
17 | 輸液療法・輸血療法 | 輸液療法の適応、輸液の種類と投与量、輸血の適応、検査、投与量 | 岡野 昇三 |
18 | 酸-塩基平衡 | アシドーシス、アルカローシス | 岡野 昇三 |
19 | 栄養管理 | 経腸栄養、非経腸栄養、高カロリー輸液 | 岡野 昇三 |
20 | 理学療法1 | リハビリテーション | 石野 寛和 |
21 | 理学療法2 | 温熱療法、低周波療法、超音波療法 | 石野 寛和 |
22 | 再生医療 | 再生医学と再生医療、現状と展望 | 岩井 聡美 |
23 | 腫瘍学総論1 | 増殖機序、転移機序 | 岩井 聡美 |
24 | 腫瘍学総論2 | グレード分類、臨床病期 | 岩井 聡美 |
25 | 軟部外科総論1 | 腹部手術の基本 | 岡野 昇三 |
26 | 軟部外科総論2 | 胸部手術の基本 | 岡野 昇三 |
27 | 整形外科総論1 | 運動器疾患の症状・診断 | 石野 寛和 |
28 | 整形外科総論2 | 神経学的検査 | 石野 寛和 |
29 | まとめ1 | 小テスト | 岡野 昇三 |
30 | まとめ2 | 解説 | 岡野 昇三 |
獣医外科学に必要な基礎的知識および治療の原則を理解し、説明することができることを目的とする。
定期試験(90%)と小テスト(10%)で評価する。
【授業時間以外に必要な学習時間:60時間】
予習:次回の授業範囲を予習し、専門用語等を理解しておくこと。
復習:講義内容を資料・参考書で再確認してまとめておくこと。
オフィスアワーは、火曜日のお昼休みです。
実務経験の授業への活用方法:動物病院での臨床経験を踏まえ、外科的な知識や手術手技を概説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 毎回、資料を配布する | ||
参考書 | Small Animal Surgery | 若尾義人・田中茂男・多川政弘 監訳 | インターズー |