英文名 | Laboratory in Landscape Architecture and Conservation | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [火曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実験、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎馬場 光久、 柿野 亘※ | |
講義室 | 831講義室、721実習室、731実習室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VE303-EE12 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E、F |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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「緑地保全学」の講義で学習したことを、実際の緑地(耕地、草地、林地など)を対象に実習することで理解を深める。
土壌に関する実験法や緑地を対象とした植生調査法を習得する。
1班3名から4名で実験実習に取り組む。実験実習により得られた結果について翌週までにレポートとしてまとめて提出する。
フィードバックとして提出されたレポートを返却するので、修正すべき点を理解した上で、レポートの修正を行い、必要に応じて再提出する。
①豊かな人間性と高い倫理観
〇②環境科学に関する理解と高度の知識・技能
◎③生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
④環境資源の維持と修復に寄与する能力
⑤環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる問題解決能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 概要 | 概要:緑地の種類と役割、注意事項の説明(教科書 1~5ページ) | 馬場 光久 柿野 亘 | 4/11③④ |
2 | 土壌断面調査 | 土壌断面調査と試料採取方法(教科書 6~7ページ) | 馬場 光久 | 4/18③④ |
3 | 土壌物理実験(1) | 土壌の中の空気と水(教科書 10~11ページ) | 柿野 亘 | 4/25③④ |
4 | 土壌化学実験 | 試料の調製と強熱減量(教科書 8~9ページ) | 馬場 光久 | 5/9③④ |
5 | 土壌物理実験(2) | コンシステンシー(教科書 12~13ページ) | 柿野 亘 | 5/16③④ |
6 | 植物の群落形成 | 発芽試験(教科書 14~15ページ) | 馬場 光久 柿野 亘 | 5/23③④ |
7 | 植物の種類と見分け方(1) | 草本植物(教科書 16~17ページ) | 馬場 光久 柿野 亘 | 5/30③④ |
8 | 植物の種類と見分け方(2) | 木本植物(教科書 18~20ページ) | 馬場 光久 柿野 亘 | 6/6③④ |
9 | レポート解説 | 前半に提出されたレポートを返却し、評価ポイントを解説するとともに、可能な範囲でレポートの修正を行う。 | 馬場 光久 柿野 亘 | 6/13③④ |
10 | 耕草地の植生(1) | コドラート法による長草型草地の植生調査(教科書 21~23ページ) | 馬場 光久 柿野 亘 | 6/20③④ |
11 | 緑地の見学 | 十和田地域の緑地(バス現地見学) | 馬場 光久 柿野 亘 | 6/27③④ |
12 | 同上 | 同上 | 馬場 光久 柿野 亘 | 7/4③④ |
13 | 耕草地の植生(2) | ライン法による短草型草地の植生調査(教科書 24~25ページ) | 馬場 光久 柿野 亘 | 7/11③④ |
14 | 補足説明 | 実習の結果の解説 | 馬場 光久 柿野 亘 | 7/18③④ |
1)土壌の物理性と化学性についての基礎的な分析ができる。
2)植物群落の形成に必要な条件を理解して自ら設定した条件において発芽試験を行い、その結果について解析できる。
3)木本植物と草本植物の種類を、図鑑を使って見分けられる。
4)草地を対象とした代表的な植生調査ができる。
欠席には、試験細則第5条を適用する。提出されたレポートの内容で評価(50点)し、原則として再レポートは課さない。第9回において前半に提出されたレポートについて解説するとともに、レポートの修正を行う。改善された点があれば評点を加える。また、学生本人からの申し出があった場合には再提出を受け付ける。レポートの評価はレポート課題の検討とこれに基づく考察を重視して行う。
期末試験では、レポートで到達目標に達しなかった項目を再度評価し(50点)、達成度をみる。
【授業時間外に必要な学習の時間:-時間】
「予習」:1)各実習項目の実験の目的および方法について、教科書を読んで事前によく理解しておく。その際、目的および実験方法をレポート用紙にまとめる。2)課題を指定するので、実習前に調べてまとめる。1)および2)について実習時に教員またはTAに確認してもらい、実習後に提出するレポートに添付する。
「復習」:レポート課題で収集・整理した情報を用いて実習結果を考察する(レポート作成⇒復習)。
本実習は、1年次の生物学実験や化学実験が基礎となっている。この実習で修得した内容は、2年次後期の土壌物理学,里山生態学,植物生態環境学および3年次後期の環境分析学・実験に関連している。
不明な点は積極的に質問することを希望します。
【オフィスアワー】馬場は月曜日~金曜日の午前8時~8時45分、柿野は事前に電話(0176-23-4371(内線478)またはメール(kakino@vmas.kitasato-u.ac.jp)にて連絡してください。共に研究室(7号館3階)で受ける。レポート作成のためにも、積極的に利用することを勧めます。
実務経験の授業への活用方法:建設土木業・建設資材開発企業に携わり,緑化事業にも関わっていたこと,有機稲作を推進しているNPO法人で,農法開発および周囲の緑地管理を実施していたことから,これらの経験や知識を本実習に活用する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 北里大学生物環境科学科「緑地保全学実験」 | ||
参考書 | 1.「緑地環境学」 | 小林裕志・福山正隆 編 | 文永堂出版 |
参考書 | 2. 「植物生態の観察と研究」 | 沼田 真 | 東海大学出版会 |
参考書 | 3. 「地表環境の地学-地形と土壌」 | 小池一之 他 | 東海大学出版会 |
参考書 | 4. 「土壌環境分析法」 | 土壌環境分析法編集委員会 編 | 博友社 |
参考書 | 5. 「陸上植物群落の生産量測定法」 | 木村 允 | 共立出版 |