英文名 | Wildlife Science Practice | |
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科目概要 | 生物環境科学科2年前期 [木曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎進藤 順治※、 岡田 あゆみ | |
講義室 | 831講義室、解剖学実習棟 | |
備考 | 科目ナンバリング:VE304-EE14 | |
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連 | E、F |
科目 | 教科に関する科目(高等学校 農業) |
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施行規則に定める科目区分 |
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野生動物実習は、野生動物の調査に必要な基本的野外調査法(生息調査、個体数調査、行動圏調査など)を行い、それらの技術を修得する。実験室内では脊椎動物(魚類、鳥類及び哺乳類)の形態学的特徴の把握と計測方法を修得する。
野生動物実習は、野外調査と実験室内で行われ、野外調査実習ではデーターの収集・分析などの一般的な手法を理解し、基本的野外調査法(生息調査、個体数調査、行動圏調査など)に必要な情報の取得と整理を実習する。実験室内では脊椎動物(魚類、鳥類及び哺乳類)の形態学的特徴の把握と計測方法を実習する。
実習内容はパワーポイントや配布資料を用い講義形式で行い、その後各班に課題に従った観察を行う。観察後は各班でグループワークを行い、レポートを作成する。調査実習のまとめとして、プレゼンテーションによる結果報告を行う。フィードバックとして試験解説を行う。
DP1:豊かな人間性と高い倫理観
〇DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
〇DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
DP4:環境資源の維持と修復に寄与する能力
DP5:環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる問題解決能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 野生動物学実習ガイダンス | 実習内容について | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 4/6③④ |
2 | 野外観察法1 | 定点観察法 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 4/13③④ |
3 | 野外観察法2 | 痕跡調査 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 4/19③④ |
4 | 野外観察法3 | 目視(定点・痕跡)調査結果のデータ解析 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 5/25③④ |
5 | 野外観察法4 | 自動撮影カメラの設定と設置 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 5/11③④ |
6 | 野外生態観察法 | 目視による追跡調査 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 5/18③④ |
7 | 野外観察法-自動撮影カメラ- | 自動撮影カメラのデータ解析 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 5/25③④ |
8 | 野外観察法まとめ | 野外観察によって得られた調査情報の整理と発表 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 6/1③④ |
9 | 動物園水族館の役割 | 見学実習に向けて、動物園の社会的役割についてガイダンス | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 6/8③④ |
10 | 野生動物飼育施設見学 | 動物園または水族館の見学 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 6/15③④ |
11 | 野生動物飼育施設見学 | 動物園または水族館の見学 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 6/22③④ |
12 | 動物の形態と計測1 | 魚類の外貌観察と解剖 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 6/29③④ |
13 | 動物の形態と計測2 | 鳥類の外貌観察と計測 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 7/6③④ |
14 | 動物の形態 | 哺乳動物の骨学 頭部、歯 | 進藤 順治 岡田 あゆみ | 7/13③④ |
①野生動物調査に必要な基本情報である、動物の分類、脊椎動物の形態学的特徴について説明できる。(思考・判断・表現)
②個体調査に必要な基本的な動物情報の取り方、実験室内での分析方法などを実施できる。(知識・技能)
③脊椎動物の基本的野外調査法(生息調査、個体数調査、行動圏調査など)を実施できる。(知識・技能)
④調査によって得られた情報を整理報告し、それらについて議論できる。(関心・意欲・態度)
定期試験(50点)を中心に評価し、その他レポート等(50点)を加点し100点とする。欠席に関しては試験細則第5条を適用する。
レポートは提出時に内容の確認と指導を行い、後日説明を加え返却する。定期試験は試験終了後試験解説を行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:-時間】
予習:実習内容について、実習書をよく読んでおくこと。また実習レポートがあるので、関連内容について文献を用い整理した事前学習を提出すること
復習:返却された実習レポートに指摘された点や不明な点を明確にすること
オフィスアワーは実習終了後
実務経験の授業への活用方法:野外調査の経験を踏まえ、調査方法の概説し、実習にて観察方法を修得する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストを配布 | ||
参考書 | 生息地復元のための野生動物学 | M.モリソン 著、梶 光一、神崎信夫 監修 | 朝倉書店 |
参考書 | 野生動物の行動観察法 | 井上英治、中川尚史、南 正人 著 | 東京大学出版社 |