Web Syllabus(講義概要)
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卒業論文
英文名Graduation Thesis
科目概要生物環境科学科3年後期、3群科目、必修、演習、8単位(240時間)
生物環境科学科4年通年、3群科目、必修、演習、8単位(240時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎所属する系の主任所属する系の教員
講義室各研究室
JABEE認定プログラム履修の手引き(表3・14)との関連A、F、G、H、I

授業の目的

研究テーマについて、同室の専攻生と協調しながら自主的に情報収集および調査研究を進めることで、総合的、体系的に物事を考え、まとめる能力を習得する。
3年後期:過去の卒業論文や学術論文などから情報を得るとともに、調査や実験などが円滑に行える技術を習得する。
4年前期:研究計画の作成、調査対象の設定、試料の採取や分析などができる能力および仲間とのコミュニケーション能力を養う。
4年後期:データ解析と考察および卒業論文と発表会講演要旨の作成および卒業論文の発表をとおして要約力やプレゼンテーション能力を養う。

教育内容

環境保全に関わる幅広い知識と技術,並びに,高い倫理観と人間社会に貢献するための問題解決能力を身につける学習の集大成として,生物環境科学科においてそれまでに修得した専門知識,および技術を活かして選定したテーマについて調査,実験を行い,得られた結果について客観的に評価して卒業論文としてまとめて提出するとともに発表会において発表する。

教育方法

個人またはグループごとに選定したテーマについて関連する文献を取りまとめて研究計画を立案する。その計画に基づいて調査や実験を行い,その結果を取りまとめてグループ内,研究室内において発表する。最終的に卒業論文としてまとめて提出すると共に学科全体の発表会において発表する。フィードバックとして各段階において解説や添削を行い,理解を深めると共に自主的な取り組みを促す。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP1:豊かな人間性と高い倫理観
◎DP2:環境科学に関する理解と高度の知識・技能
◎DP3:生態系機能の解明と理解を基盤に環境保全に貢献できる能力
◎DP4:環境資源の維持と修復に寄与する能力
◎DP5:環境保全に関わる社会の多様な要請に応えられる問題解決能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1ガイダンス卒業論文の研究を速やかに進める上での必要事項についてガイダンスを行う。所属する系の教員
2~3研究テーマの提示卒業論文として取り組むテーマを提案し説明する。テーマの具体的な内容について検討を行う。所属する系の教員
4~5研究テーマの選定4年生の中間発表会に参加することで、テーマの内容の理解を深め、今後の参考とする。所属する系の教員
6~8文献検索ととりまとめ研究テーマに関する文献の検索および収集方法を習得し、文献内容をとりまとめ、発表する。所属する系の教員
9~12予備的な調査・実験の実施研究テーマに関連する基礎的な事項について調査・実験する。所属する系の教員
13結果のとりまとめと発表取得した技術や得られた成果についてまとめ、発表する。所属する系の教員
14本実験の研究計画の検討4年生に向けての研究計画を検討する。所属する系の教員
15~17研究計画の作成と試験区設定研究計画を作成後予備調査・実験に基づき試験区を設定する。所属する系の教員
18~20調査機材の設置と試料採取試験区に調査機材を設置し、調査を開始すると共に試料採取を始める。所属する系の教員
21~23採取試料の分析採取した試料を前処理した後、分析に供する。所属する系の教員
24~25分析結果のとりまとめと検討調査および分析結果について図表にまとめてグループ内で検討する。所属する系の教員
26~27ゼミ発表得られたデータを文献などと比較検討すると共に、研究室のゼミなどで発表する。所属する系の教員
28実験計画の追加と修正これまでの成果をまとめ、後期の研究計画を作成する。所属する系の教員
29~31調査と試料採取・分析修正した計画に基づいた調査と試料の分析を行う。所属する系の教員
32~33分析結果の図表化とグループ内での検討調査および分析結果について図表などにまとめ、グループ内で検討する。所属する系の教員
34~35統計解析に基づく結果の考察まとめた資料について、統計解析を施し考察する。所属する系の教員
36~37中間発表中間発表に向けて資料を準備し、プレゼンテーションを行う。所属する系の教員
38~40卒業論文の作成卒業論文の構成を考え、それに基づいて論文を作成する。所属する系の教員
41卒業論文発表会講演要旨の作成とプレゼンテーション卒業論文発表会講演要旨を作成し、発表会でプレゼンテーションを行う。所属する系の教員
42卒業論文の修正と提出卒業論文発表会で指摘された点を検討した後提出する。所属する系の教員
1
項目
ガイダンス
内容
卒業論文の研究を速やかに進める上での必要事項についてガイダンスを行う。
担当者
所属する系の教員
2~3
項目
研究テーマの提示
内容
卒業論文として取り組むテーマを提案し説明する。テーマの具体的な内容について検討を行う。
担当者
所属する系の教員
4~5
項目
研究テーマの選定
内容
4年生の中間発表会に参加することで、テーマの内容の理解を深め、今後の参考とする。
担当者
所属する系の教員
6~8
項目
文献検索ととりまとめ
内容
研究テーマに関する文献の検索および収集方法を習得し、文献内容をとりまとめ、発表する。
担当者
所属する系の教員
9~12
項目
予備的な調査・実験の実施
内容
研究テーマに関連する基礎的な事項について調査・実験する。
担当者
所属する系の教員
13
項目
結果のとりまとめと発表
内容
取得した技術や得られた成果についてまとめ、発表する。
担当者
所属する系の教員
14
項目
本実験の研究計画の検討
内容
4年生に向けての研究計画を検討する。
担当者
所属する系の教員
15~17
項目
研究計画の作成と試験区設定
内容
研究計画を作成後予備調査・実験に基づき試験区を設定する。
担当者
所属する系の教員
18~20
項目
調査機材の設置と試料採取
内容
試験区に調査機材を設置し、調査を開始すると共に試料採取を始める。
担当者
所属する系の教員
21~23
項目
採取試料の分析
内容
採取した試料を前処理した後、分析に供する。
担当者
所属する系の教員
24~25
項目
分析結果のとりまとめと検討
内容
調査および分析結果について図表にまとめてグループ内で検討する。
担当者
所属する系の教員
26~27
項目
ゼミ発表
内容
得られたデータを文献などと比較検討すると共に、研究室のゼミなどで発表する。
担当者
所属する系の教員
28
項目
実験計画の追加と修正
内容
これまでの成果をまとめ、後期の研究計画を作成する。
担当者
所属する系の教員
29~31
項目
調査と試料採取・分析
内容
修正した計画に基づいた調査と試料の分析を行う。
担当者
所属する系の教員
32~33
項目
分析結果の図表化とグループ内での検討
内容
調査および分析結果について図表などにまとめ、グループ内で検討する。
担当者
所属する系の教員
34~35
項目
統計解析に基づく結果の考察
内容
まとめた資料について、統計解析を施し考察する。
担当者
所属する系の教員
36~37
項目
中間発表
内容
中間発表に向けて資料を準備し、プレゼンテーションを行う。
担当者
所属する系の教員
38~40
項目
卒業論文の作成
内容
卒業論文の構成を考え、それに基づいて論文を作成する。
担当者
所属する系の教員
41
項目
卒業論文発表会講演要旨の作成とプレゼンテーション
内容
卒業論文発表会講演要旨を作成し、発表会でプレゼンテーションを行う。
担当者
所属する系の教員
42
項目
卒業論文の修正と提出
内容
卒業論文発表会で指摘された点を検討した後提出する。
担当者
所属する系の教員

到達目標

3年
(1)基礎的な文献調査や研究計画の作成ができるようになる。
(2) 研究グループ内および教員とのスムーズなコミュニケーションができるようになる。
4年
(1) 目的が達成できるような研究計画を作成できるようになる。
(2)計画にあわせて調査や分析ができ、得られたデータに関して統計処理や図表の作成ができるようになる。
(3)得られたデータに基づいて論文が作成でき、その内容を要約できるとともに、プレゼンテーションができるようになる。

評価方法

研究テーマに係る文献検索や調査・実験計画の作成並びに調査・実験の遂行と結果のとりまとめ状況、少人数ゼミに向けての資料の作成状況やゼミでの研究成果の発表内容、および、調査や分析などによる技術の習得状況を考慮しながら、提出された卒業論文発表会講演要旨の内容、学科が主催する卒業論文発表会での発表内容、および、提出された卒業論文について、学科が取り決めた配点基準と配点割合(日常的な学習状況40%、卒業論文発表会講演要旨10%、卒業論文発表10%、卒業論文40%)によって評価する。
なお、①卒業論文発表会講演要旨の提出、②学科が主催する卒業論文発表会での発表、および、③ 卒業論文の提出の3点を卒業論文単位認定の3要件とする。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:120時間】
(1) 卒業論文テーマに沿った実験計画が立てられるように、事前に文献などから情報を集め、研究の目的を明確にすること。
(2) 実験が円滑に進行できるように、事前に実験方法を詳細に検討してシミュレーションや予備実験を行うこと。
(3) 得られたデータの解析が円滑に行えるように、統計処理に関する予習を行っておくこと。
(4) 卒業論文発表会講演要旨の作成およびプレゼンテーションが円滑に行えるように、日頃からコミュニケーションに努めること。

その他注意事等

(1) 卒業論文発表会講演要旨と卒業論文の作成書式や提出時期、発表会の日程等についてはクラス主任が提示する。
(2) 卒業論文はこれまでの筆記試験や準備された実習とは全く異なり、計画から準備、調査・実験、論文作成と発表まで、全て自主的に、そして研究グループや教員と協調しながら行わなければ前に進まない。これまで以上に積極的、自主的な対応を求める。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書(なし)
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
著者・編者
発行所