英文名 | General Methodology of Education | |
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科目概要 | 動物資源科学科2年前期 [集中(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) 生物環境科学科2年前期 [集中(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎安川 洋介 | |
講義室 | 未定 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ601-TC22 |
科目 | 教育の基礎的理解に関する科目等(道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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これからの社会を担う生徒たちに求められる資質・能力を育成するために必要な、教育の方法、教育の技術、情報機器及び教材の活用に関する基礎的な知識・技能を身に付ける。基本的な教育技術の習得、情報機器を活用した授業づくり、主体的・対話的で深い学びの理論の理解と実践、パフォーマンス評価等の学習評価の理解を通じ、教育方法に関する基礎的な理解を構築する。
本授業は、学習者の学びに対する意欲を引き出すための授業方法について、経験的に学ぶことを目的としている。つまり、授業で取り扱う学習項目よりも、むしろ自分たちがどのような授業を受けているのかを、方法論的に意識化できるようにすることに重点を置いている。また新しい教育内容に現場がどのように対応していくのかについても考える。
講義とアクティブ・ラーニングを適宜使い分けながら進めていく。
フィードバックとして、授業終盤に口頭にて各自ないし各グループの活動内容について改善点等についてコメントを行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | オリエンテーション | 講義のねらい、進め方について説明し、今日求められている教育方法のあり方について理解する。 | 安川 洋介 |
2 | 教育技術の基本(教材、教授行為、学習形態) | 教育技術の基本を理解する。 | 安川 洋介 |
3 | 主体的・対話的で深い学びの原理 | 主体的・対話的で深い学びを行うための基本原理について学ぶ。 | 安川 洋介 |
4 | 主体的・対話的で深い学びの実践①問題解決型学習(問題提起編) | 主体的・対話的で深い学びを実現する方法として問題解決型学習(PBL)を学ぶ。概要を聞き、調べる内容を考える。 | 安川 洋介 |
5 | 主体的・対話的で深い学びの実践②問題解決型学習(解決編) | 主体的・対話的で深い学びを実現する方法として問題解決型学習(PBL)を学ぶ。前回の問いに答える。 | 安川 洋介 |
6 | 主体的・対話的で深い学びの実践③テクスト分析 | 主体的・対話的で深い学びを実現する方法としてテクスト分析について学び、実践する。 | 安川 洋介 |
7 | 主体的・対話的で深い学びの実践④文脈分析 | 主体的・対話的で深い学びを実現する方法として文脈分析について学び、実践する。 | 安川 洋介 |
8 | 学習評価に関する理論 | 指導と評価の一体化を理解し、基礎的な評価方法を学ぶ。 | 安川 洋介 |
9 | 指導と評価の一体化(パフォーマンス評価) | パフォーマンス評価の原理について学ぶ。 | 安川 洋介 |
10 | ルーブリックをつくる | パフォーマンス評価の原理の学習を基にルーブリックを実験的に作成する。 | 安川 洋介 |
11 | パフォーマンス課題の設計(設計編) | 情報機器を使用しつつパフォーマンス課題の作成と評価の設計を実践する。 | 安川 洋介 |
12 | パフォーマンス課題の設計(検討編) | 自ら作成したパフォーマンス課題について評価と検討を行う。 | 安川 洋介 |
13 | 授業におけるICT活用の意義と課題 | 授業においてICT活用を行うに際して、どのようなことに意義があり、一方でどのような課題があるのかを考える。 | 安川 洋介 |
14 | 主体的・対話的で深い学びの実践⑤ワールドカフェ | これまでの学びについてワールドカフェの手法を修得しながら振り返る。 | 安川 洋介 |
(1)教育方法の基礎的理論と実践を理解している。
(2)これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力を育成するための教育方法の在り方(主体的・対話的で深い学びの実現等)を理解している。
(3)学級・生徒・教員・教室・教材など授業を構成する基礎的な要件を理解している。
(4)学習評価の基礎的な考え方と、パフォーマンス評価等の指導と評価の一体化に関する評価方法を理解している。
(5)発問、板書等、教授行為を行う上での基礎的な技術を身に付けている。
(6)子どもたちの興味・関心を高めたり課題を明確につかませたり学習内容を的確にまとめさせたりするために、情報機器を活用して効果的に教材等を作成・提示することができる。
(7)子どもたちの情報活用能力(情報モラルを含む)を育成するための指導法を理解している。
(1)課題提出(コメントシート等を含む)(50%)
(2)定期試験(50%)
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:事前にシラバスを熟読し、理解しておくとともに、指導法などの研究に努める。授業の発表の準備。
復習:講義内容の復習とまとめ。
授業への主体的な参加を期待するとともに、教職に就く者としての自覚を持ち指導力の向上に努めてもらいたい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書なし(適時資料を配布する) | ||
参考書 | デジタル時代のメディア・リテラシー教育:中高生の日常のメディアと授業の融合 | ルネ・ホッブス著:森本洋介、和田正人監訳 | 東京学芸大学出版会 |
参考書 | その他の参考書・副読本等については講義の中で紹介する。 |