Web Syllabus(講義概要)
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総合的な学習の時間指導論
英文名Educational Theory of Integrated Studies
科目概要動物資源科学科3年後期(後半) [水曜日1時限(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、1単位(15時間)
生物環境科学科3年後期(後半) [水曜日1時限(週1コマ)]、教職課程科目、必修、講義、1単位(15時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎山本 明利 (※)
講義室112講義室
備考VZ601-TC33

教員免許取得のための必修科目

科目教育の基礎的理解に関する科目等(道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目)
各科目に含めることが必要な事項
  • 総合的な学習の時間の指導法

授業の目的

総合的な学習の時間(高等学校にあっては「総合的な探究の時間」、以下同様)は、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指す。各教科等で育まれる見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究する学びを実現するために、指導計画の作成及び具体的な指導の仕方、並びに学習活動の評価に関する知識・技能を身に付ける。

教育内容

総合的な学習の時間の具体的な指導例を紹介し、その意義や教育効果などについて論ずるとともに、指導計画の作成および学習活動の評価について実践的に学ぶ。

教育方法

Zoomとパワーポイントとプリントを用いて遠隔講義形式で授業を進めるが(Zoomによるオンライン同時双方向授業)、演習やグループワーク、発表活動も適宜取り入れる。発表活動についてはその場のコメントと、学生による相互評価でフィードバックする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1総合的な学習の時間とは総合的な学習の時間(高等学校にあっては「総合的な探究の時間」以下同様)の導入の経緯および科目の特性山本 明利
2総合的な学習の時間の意義と原理総合的な学習の時間が教育課程において果たす役割。学習指導要領における目標。教科を越えた資質・能力の育成。山本 明利
3総合的な学習の時間の指導計画の作成(1)総合的な学習の時間と各教科等との関連性。各学校における指導計画の立案と留意点。年間指導計画の具体的な事例。山本 明利
4総合的な学習の時間の指導計画の作成(2)総合的な学習の時間における「主体的・対話的で深い学び」の実現。具体的な授業事例。山本 明利
5総合的な学習の時間の指導と評価(1)探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立て山本 明利
6総合的な学習の時間の指導と評価(2)総合的な学習の時間の学習状況に関する評価の方法と留意点山本 明利
7総合的な学習の時間指導のまとめ総合的な学習の時間の指導計画及び授業案の作り方山本 明利
No. 1
項目
総合的な学習の時間とは
内容
総合的な学習の時間(高等学校にあっては「総合的な探究の時間」以下同様)の導入の経緯および科目の特性
担当者
山本 明利
No. 2
項目
総合的な学習の時間の意義と原理
内容
総合的な学習の時間が教育課程において果たす役割。学習指導要領における目標。教科を越えた資質・能力の育成。
担当者
山本 明利
No. 3
項目
総合的な学習の時間の指導計画の作成(1)
内容
総合的な学習の時間と各教科等との関連性。各学校における指導計画の立案と留意点。年間指導計画の具体的な事例。
担当者
山本 明利
No. 4
項目
総合的な学習の時間の指導計画の作成(2)
内容
総合的な学習の時間における「主体的・対話的で深い学び」の実現。具体的な授業事例。
担当者
山本 明利
No. 5
項目
総合的な学習の時間の指導と評価(1)
内容
探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立て
担当者
山本 明利
No. 6
項目
総合的な学習の時間の指導と評価(2)
内容
総合的な学習の時間の学習状況に関する評価の方法と留意点
担当者
山本 明利
No. 7
項目
総合的な学習の時間指導のまとめ
内容
総合的な学習の時間の指導計画及び授業案の作り方
担当者
山本 明利

到達目標

1)総合的な学習の時間の意義と教育課程において果たす役割について、教科を越えて必要となる資質・能力の
  育成の視点から理解している。
2)学習指導要領における総合的な学習の時間の目標並びに各学校において目標及び内容を定める際の考え方や
  留意点を理解している。
3)各教科等との関連性を図りながら総合的な学習の時間の年間指導計画を作成することの重要性と、その具体的
  な事例を理解している。
4)主体的・対話的で深い学びを実現するような、総合的な学習の時間の単元計画を作成することの重要性とその
  具体的な事例を理解している。
5)探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立てを理解している。
6)総合的な学習の時間における生徒の学習状況に関する評価の方法を理解している。

評価方法

評価は毎回の提出物(20%)及び課題レポート(50%)や発表活動(30%)により判定する。遅刻・欠席は減点、授業への積極的な参加は加点対象とする。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:前時までの授業内容を振り返り、理解した上で授業に臨むこと。
復習:単元の区切りごとに課題レポートの提出を求めるので、学習内容を整理し、意見表明ができるようにしておくこと。

その他注意事等

遅刻・欠席が多い場合は履修・修得を認めない。教師になった自分をイメージして授業に臨むこと。
実務経験の授業への活用方法:長年学校現場で実務に携わってきた教員が、実習を通じて教育現場で求められる実践的態度と技能を身につけられるよう指導を行う。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書中学校学習指導要領解説・総合的な学習の時間編(最新版)
文部科学省文部科学省のWebサイトにPDF ファイルが公開されている。
参考書高等学校学習指導要領解説・総合的な探究の時間編(最新版)文部科学省文部科学省のWebサイトにPDF ファイルが公開されている。
教科書
署名
著者・編者
発行所
参考書
署名
中学校学習指導要領解説・総合的な学習の時間編(最新版)
著者・編者
文部科学省
発行所
文部科学省のWebサイトにPDF ファイルが公開されている。
参考書
署名
高等学校学習指導要領解説・総合的な探究の時間編(最新版)
著者・編者
文部科学省
発行所
文部科学省のWebサイトにPDF ファイルが公開されている。