Web Syllabus(講義概要)
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理科教育法Ⅲ
英文名Teaching Method of Science Education Ⅲ
科目概要動物資源科学科3年前期 [月曜日2時限(週1コマ)]、教職課程科目、選択、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎成田 修 (※)
講義室112講義室
備考科目ナンバリング:VZ601-TC35

教員免許取得のための必修科目

科目教職に関する科目(教育課程及び指導法に関する科目)
各科目に含めることが必要な事項
  • 各教科の指導法各教科の指導法

授業の目的

当該教科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された当該教科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。

教育内容

学習指導要領に基づき、中学校の理科を想定した授業について学習指導案を作成する上で、アクティブラーニングに配慮した具体的な進め方、授業を展開する上での課題、学習の評価、安全指導と環境教育等について実践的に学ぶ。

教育方法

パワーポイントとプリントを用いて講義形式で授業を進めるが、ものづくりやグループワークも適宜取り入れる。視聴覚的理解が必要な内容が多いので、AV機器を積極的に活用する。授業におけるフィードバックは、次回の授業で課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1最近の教育事情理科教師の一日(出勤から帰宅まで)成田 修
2授業展開と基礎技術机間指導と板書指導の基礎を学び、子供の実態を視野に入れた授業計画を理解できる。成田 修
3学習指導の形態一斉学習、グループ学習、個別学習の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。成田 修
4学習指導の類型系統学習、探究学習、仮説実験授業、プログラム学習の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。成田 修
5授業設計の方法年間指導計画や行動目標について学び、当該教科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解できる。成田 修
6理科の学習技術理科における学び方の指導を通じて、個別の学習内容について指導上の留意点を理解できる。成田 修
7学習指導案(1)、指導案の意義学習指導案の意義とその形式を学び、当該教科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解できる。成田 修
8学習指導案(2)、種々の学習指導案種々の学習指導案について学び、学習指導案の作成を行うことで理科に関する学習評価の考え方を理解できる。成田 修
9学習指導案(3)、学習指導案の作成学習指導案の作成を行い、当該教科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用できる。成田 修
10教材研究の方法教材研究の視点、教材・指導法の研究について学び、発展的な学習内容についても探究し、学習指導への位置づけを考察することができる。成田 修
11評価の方法評価の種類とその特徴について学び、当該教科の学習評価の考え方を理解できる。成田 修
12学習評価の実際目標分析、観点別学習状況の評価について学び、具体的な授業を想定した授業設計を行うことができる。成田 修
13実験機器の作成電磁石やモーターを作成することで、当該教科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。成田 修
14実験の安全対策安全管理者としての理科教員の役割、事故防止の留意点について学び、当該教科の特性に応じた情報機器の活用方法を理解できる。成田 修
No. 1
項目
最近の教育事情
内容
理科教師の一日(出勤から帰宅まで)
担当者
成田 修
No. 2
項目
授業展開と基礎技術
内容
机間指導と板書指導の基礎を学び、子供の実態を視野に入れた授業計画を理解できる。
担当者
成田 修
No. 3
項目
学習指導の形態
内容
一斉学習、グループ学習、個別学習の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
担当者
成田 修
No. 4
項目
学習指導の類型
内容
系統学習、探究学習、仮説実験授業、プログラム学習の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
担当者
成田 修
No. 5
項目
授業設計の方法
内容
年間指導計画や行動目標について学び、当該教科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解できる。
担当者
成田 修
No. 6
項目
理科の学習技術
内容
理科における学び方の指導を通じて、個別の学習内容について指導上の留意点を理解できる。
担当者
成田 修
No. 7
項目
学習指導案(1)、指導案の意義
内容
学習指導案の意義とその形式を学び、当該教科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解できる。
担当者
成田 修
No. 8
項目
学習指導案(2)、種々の学習指導案
内容
種々の学習指導案について学び、学習指導案の作成を行うことで理科に関する学習評価の考え方を理解できる。
担当者
成田 修
No. 9
項目
学習指導案(3)、学習指導案の作成
内容
学習指導案の作成を行い、当該教科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用できる。
担当者
成田 修
No. 10
項目
教材研究の方法
内容
教材研究の視点、教材・指導法の研究について学び、発展的な学習内容についても探究し、学習指導への位置づけを考察することができる。
担当者
成田 修
No. 11
項目
評価の方法
内容
評価の種類とその特徴について学び、当該教科の学習評価の考え方を理解できる。
担当者
成田 修
No. 12
項目
学習評価の実際
内容
目標分析、観点別学習状況の評価について学び、具体的な授業を想定した授業設計を行うことができる。
担当者
成田 修
No. 13
項目
実験機器の作成
内容
電磁石やモーターを作成することで、当該教科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。
担当者
成田 修
No. 14
項目
実験の安全対策
内容
安全管理者としての理科教員の役割、事故防止の留意点について学び、当該教科の特性に応じた情報機器の活用方法を理解できる。
担当者
成田 修

到達目標

(1)学習指導要領における当該教科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。
(2)個別の学習内容について指導上の留意点について理解している。
(3)当該教科の学習評価の考え方を理解している。
(4)当該教科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
(5)発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。
(6)子供の認識や思考、学力などの実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解している。
(7)当該教科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
(8)学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。
(9)模擬授業の実際とその振り返りを通して、授業改善の視点を身に付けている。
(10)当該教科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。

評価方法

・定期試験、レポート・出席状況・学習態度等を総合して評価する。
・定期試験70%、レポート・出席状況・学習態度等30%で評価を行う。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:教科指導に関する深い知識が必要である。授業前に、関連部分の理科の知識を整理しておくことである。
復習:各回の講義資料には理解を助けるための問題を掲載してある。授業中・授業後にそれらの問題を解き、理解を深めておくことである。

その他注意事等

理科の教育は「科学の知識や技能」のみを教授することではない。常に「何のために理科を教えるのか」を自らに問いかけ、理科教育の方法を考えてほしい。

実務経験の授業への活用方法:中学校教員としての勤務経験を活かして、指導案作成や摸擬授業を通して実践的な指導力を身に付けさせる。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書若い先生のための理科教育概要(三訂版)畑中忠雄東洋館出版社
教科書中学校学習指導要領解説 理科編(最新版)文部科学省文部科学省サイトに公開
教科書高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編(最新版)文部科学省文部科学省サイトに公開
参考書科学 今日は何の日畑中忠雄東洋館出版社
教科書
署名
若い先生のための理科教育概要(三訂版)
著者・編者
畑中忠雄
発行所
東洋館出版社
教科書
署名
中学校学習指導要領解説 理科編(最新版)
著者・編者
文部科学省
発行所
文部科学省サイトに公開
教科書
署名
高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編(最新版)
著者・編者
文部科学省
発行所
文部科学省サイトに公開
参考書
署名
科学 今日は何の日
著者・編者
畑中忠雄
発行所
東洋館出版社