英文名 | Special Studies in Animal Physiology | |
---|---|---|
科目概要 | 動物資源科学専攻(博士後期課程)1年次前期、選択、講義、2単位(30時間) 動物資源科学専攻(博士後期課程)2年次前期、選択、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎久留主 志朗、 寺島 涼太 | |
講義室 | 本館A棟5階共用セミナー室(A54) | |
備考 | 動物資源科学専攻(博士後期課程)関連科目 1年次または2年次にて履修する |
生理学の基本概念である”ホメオスタシス”、並びにシグナル伝達機構、正常時のその調節機構、併せてその異常としての病態の機構を理解する。また各自が実施している研究テーマを、これらの側面から見直す契機とする。
1)ホメオスタシスの再理解とシグナル伝達機構の最新の理解、2)神経系、循環系、内分泌系、栄養代謝系の正常時の調節機構と異常時の病態機構の理解、3)自身、及び最近の文献を紹 介して、研究遂行や論文作成の実際
全編英語で作成したPPTテキストを用いて、上記内容を詳説する。外国人受講者がいる場合は英語で講義する。
◎畜産学・畜産周辺の生命科学の高度な知識
〇問題解決能力
学年 | 回/1.5h | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|---|
1年又は2年 | 1回 | オリエンテーション・総論 | 情報担体分子と受容体 始めに | 久留主 志朗 |
2回 | 液性調節機序 | ホルモン分子の多様性 | 久留主 志朗 | |
3回 | 液性調節機序 | ホルモン受容体の多様性 | 久留主 志朗 | |
4回 | 液性調節機序 | シグナル伝達 | 久留主 志朗 | |
5回 | 神経性調節機序 | 脳神経系の構造と機能 | 久留主 志朗 | |
6回 | 神経性調節機序 | 神経細胞とグリア細胞 | 久留主 志朗 | |
7回 | 神経性調節機序 | 各種特殊神経機能の局在と発現 | 久留主 志朗 | |
8回 | 神経性調節機序 | 筋細胞の機能発現 | 久留主 志朗 | |
9回 | 下垂体・性腺軸 | ホルモン産生細胞 | 久留主 志朗 | |
10回 | 下垂体・性腺軸 | 視床下部・下垂体ホルモンの合成と分泌 | 寺島 涼太 | |
11回 | 下垂体・性腺軸 | 性腺における作用 | 寺島 涼太 | |
12回 | 性腺 | 性ステロイドホルモンの合成 | 寺島 涼太 | |
13回 | 性腺 | 性ステロイドホルモンの作用 | 寺島 涼太 | |
14回 | 子宮・乳腺 | 子宮・乳腺の構造と調節機序 | 寺島 涼太 | |
15回 | 子宮・乳腺 | 妊娠と泌乳機能の発現機構 | 寺島 涼太 | |
16回 | 成長 | 発育と各種ホルモン | 久留主 志朗 | |
17回 | 副腎 | 副腎の構造とホルモン合成 | 久留主 志朗 | |
18回 | 副腎 | ストレス応答と代謝調節 | 久留主 志朗 | |
19回 | 甲状腺 | ホルモン合成と代謝調節 | 久留主 志朗 | |
20回 | 総括 | まとめ | 久留主 志朗 |
ホメオスタシスの概念と最新のシグナル伝達機構、並びに疾患の基礎となるメカニズムの異常について説明できる。
評価方法 受講態度80%、レポート20%。
[授業時間外に必要な学習時間:10時間]
予習:学部生時に使用した生理学の教科書を再読し、専門用語の意味等を理解しておく。
復習:授業後に内容をまとめ、ホメオスタシスとシグナル伝達の観点から見直した各自の研究テーマをレポートとしてまとめる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 文献・資料を配布する。 | ||
参考書 | (なし) |