Web Syllabus(講義概要)
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獣医学特別講義(大動物臨床学)
英文名Special Lecture in Veterinary Science(Large Animal Medicine)
科目概要獣医学専攻(博士課程)隔年開講次、選択、講義、10単位(150時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎高橋 史昭 (※)
講義室本館A棟5階共用セミナー室(A55・A56)
備考獣医学専攻(博士課程)主科目
全25学科目から18学科目を選択履修
1年から3年の間に履修する

授業の目的

牛の消化管内微生物、特に細菌について最新の研究成果を紹介し、臨床分野へ応用させる。

教育内容

主に反芻獣の特徴である複数胃、特に第一胃内細菌叢と腸管内の細菌叢について調査分析について紹介し、肉用牛における飼養環境と給餌飼料が及ぼす影響と増体、肉質などに与える影響について解説する。

教育方法

パワーポイントによるプレゼン型式と配布資料により講義する。質疑応答のほか、ポイントとなるキーワードについてディスカッションを行うことで理解を深める。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

消化管内細菌叢の構成と、それに影響を受ける生産性項目を分析することで臨床獣医学分野の一端を深く理解することにより、研究課題の博士論文作成に応用する能力を取得する。

授業内容(シラバス)

学年回/1.5h項目内容担当者
1年から3年の間1回通常の舎飼牛群における消化管内細菌叢の状態ルーメン内細菌叢や糞便中の細菌叢の検索による細菌相の傾向を関連論文などを参考に講義する。高橋 史昭
2回夏季放牧、冬季舎飼農場牛群における消化管内細菌叢の状態               〃高橋 史昭
3回循環型農業実践農場におけるルーメンおよび腸管内細菌相の傾向調査粗飼料中心給与の循環型農業実践農場における牛群のルーメン内や腸管内の細菌相の傾向を解説する。高橋 史昭
4回飼養環境の違いが消化管内細菌叢に与える影響飼養環境が異なる牛群の消化管内細菌相の特徴を解説し、それぞれのメリットたデメリットのついて解説する。高橋 史昭
1回
学年
1年から3年の間
項目
通常の舎飼牛群における消化管内細菌叢の状態
内容
ルーメン内細菌叢や糞便中の細菌叢の検索による細菌相の傾向を関連論文などを参考に講義する。
担当者
高橋 史昭
2回
学年
1年から3年の間
項目
夏季放牧、冬季舎飼農場牛群における消化管内細菌叢の状態
内容
               〃
担当者
高橋 史昭
3回
学年
1年から3年の間
項目
循環型農業実践農場におけるルーメンおよび腸管内細菌相の傾向調査
内容
粗飼料中心給与の循環型農業実践農場における牛群のルーメン内や腸管内の細菌相の傾向を解説する。
担当者
高橋 史昭
4回
学年
1年から3年の間
項目
飼養環境の違いが消化管内細菌叢に与える影響
内容
飼養環境が異なる牛群の消化管内細菌相の特徴を解説し、それぞれのメリットたデメリットのついて解説する。
担当者
高橋 史昭

到達目標

牛に於いて飼養環境や給餌飼料の違いによる消化管内細菌叢の特徴を把握し、その生産性に与える利点・欠点などを分析することで、生産性のみならず牛群の抗病性に与える影響を解明し臨床分野への応用を図る。

評価方法

課題ごとのレポートで判定する。レポートは、内容を確認して必要があれば修正・添削して返却し、重要ポイントを確認させる。授業中の質疑に積極的に参加することは加点対象とする。

準備学習(予習・復習等)

<予習>事前に配布する関連研究論文を読み、知見を理解しておくこと。
<復習>講義後に理解したことをレポートにまとめ、現在未解明の部分はなにか、それを解明するためにはどのようなことをすれば良いかを整理すること。

その他注意事等

特になし

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書Large Animal Internal Medicine. 4th ed.B.P. Smith et al. Mosby., St. Louis, 2009
参考書(なし)
教科書
署名
Large Animal Internal Medicine. 4th ed.
著者・編者
B.P. Smith et al.
発行所
Mosby., St. Louis, 2009
参考書
署名
著者・編者
発行所