英文名 | Animal Reproduction Laboratory | |
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科目概要 | 動物資源科学科3年前期 [火曜日3・4時限(週2コマ)]、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎桃沢 健二、 永野 昌志、 垣内 一恵、 担当者全員 | |
講義室 | 111講義室、113講義室、141実習室 | |
備考 | 科目ナンバリング:VZ304-PR11 |
科目 | 教科に関する科目(中学校及び高等学校 理科) |
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施行規則に定める科目区分 |
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哺乳動物の生殖の仕組みと繁殖の人為的支配技術を総合的に理解することを目的とする。
配偶子(精子、卵子)の形態的特徴を理解させる。また、家畜(牛、豚)の精子検査法や精子および卵子の保存法を習得させる。マウスの体外受精では、その技術に触れさせることで体外受精の概要と意義を教える。さらに動物生殖学において重要な受精・胚発生の過程を体外受精技術を用いてより深く理解させる。
講義形式による実習内容の事前説明。実習については9~10人と一班としたグループワーク。レポートを課した場合には、レポートにコメントをつけて返却する。また、適宜、実習時間内において実験結果およびレポート内容の解説を行う。
◎動物資源の開発・利用を発展させるための専門的技能、能力
〇動物福祉の重要性を理解し、人と動物の関係や周辺環境の向上に貢献できる能力
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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第1回 | ガイダンス | 実習全体の流れを解説する | 担当者全員 |
第2回 | 家畜精液の検査 | 豚精液の肉眼的ならびに顕微鏡的検査方法を習得する | 担当者全員 |
第3回 | 家畜精液の液状保存 | 豚精液の液状保存技術を学ぶ | 担当者全員 |
第4回 | 家畜精液の凍結保存 | 牛精液の凍結保存技術を学ぶ | 担当者全員 |
第5回 | 新しい雌雄産み分け技術(DVD学習) | 牛精子の新しい雌雄産み分け技術についてDVDを観て学習する | 担当者全員 |
第6回 | 豚卵母細胞の採取 | 食肉センター由来豚卵巣から卵母細胞を採取する方法を学ぶとともに採取した卵母細胞の形態を観察する | 担当者全員 |
第7回 | マウス胚バンクの基本技術(DVD学習) | マウス胚バンクの基本技術についての映像を観て学習する | 担当者全員 |
第8回 | マウス体外受精の説明(実習講義) | マウス体外受精実習の内容および体外受精技術の概要について理解する | 担当者全員 |
第9回 | マウスの体外受精(1) | マウス体外受精方法を学ぶ | 担当者全員 |
第10回 | マウスの体外受精(2) | マウス体外受精方法を学ぶ | 担当者全員 |
第11回 | 豚卵子のガラス化保存(実習講義) | ガラス化凍結技術の概要について理解するとともに、豚卵子のガラス化凍結技術を理解する | 担当者全員 |
第12回 | 豚卵子のガラス化保存 | 豚卵子のガラス化凍結保存技術を学ぶ | 担当者全員 |
第13回 | 牛受精卵移植および体外受精技術(DVD学習) | 牛受精卵移植および体外受精技術の概要についての映像を観て学習する | 担当者全員 |
第14回 | 実習全体のまとめ | 実習全体をまとめるとともに考察のポイントについて解説する | 担当者全員 |
(1)精液の採取・検査・処理に関する技術を理解できる。
(2)マウスおよびウシの体外受精・胚移植に関する技術を理解できる。
(3)配偶子(精子、卵子)の形態的特徴を理解できる。
(4)体外受精を通して受精および胚発生それぞれの過程を深く理解することができる。
(5)凍結保存技術の原理と概要について理解することができる。
成績評価は、定期試験(100%)で行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:45時間】
予習:次回の実習内容について、2年次に学習した動物生殖学講義内容を復習しておく。
復習:実施した実習内容についての記録(テキストへのデータの書き込み)をきちんとしておく。また、内容を振り返るとともにデータから得られた考察をまとめておく。
オフィスアワーは随時受け付けます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 動物生殖学実習テキスト | 北里大学動物生殖学研究室編 | |
参考書 | スキッロ動物生殖生理学 | 佐々田他共訳 | 講談社 |