Web Syllabus(講義概要)
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実験動物学
英文名Experimental Animal Science
科目概要動物資源科学科3年後期 [水曜日3時限(週1コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎佐々木 隼人
講義室111講義室、113講義室
備考科目ナンバリング:VZ301-LS16

授業の目的

実験験動物の歴史的背景と医学・獣医学をはじめとする生命科学の発展における意義を理解する。

教育内容

実験動物を利用するために必要な飼育管理や実験動物医学の知識を習得する。実験動物の種による特徴的な形態・機能を理解し、モデル動物としての役割を理解する。最先端の生命科学の研究に用いられている実験動物技術を理解する。動物実験に関する国際的な基準、国際的動向を学ぶ。

教育方法

Web教材を併用し、講義形式で行う。
Web教材に復習のための小テスト、演習問題を用意している。
課題の演習問題は選択回答式で、正答は確認可能である。また、正答率の低い問題には解説を付記している。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

〇動物性食品の基礎を理解し、機能性向上や安全性確保に対する専門的技能、能力
〇生命科学に関する専門知識を生かし、人と動物の健康に寄与する能力

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1オリエンテーション講義の進め方、Web教材、定期試験について説明する佐々木 隼人
2実験動物学序説1動物実験の歴史および倫理を解説する佐々木 隼人
3実験動物学序説2動物実験の福祉、実験動物の関連法規などを解説する佐々木 隼人
4動物実験の基本的技術実験動物のハンドリング、試料投与法、採血法、麻酔法などを解説する佐々木 隼人
5実験動物の育種学
実験動物の遺伝学1
実験動物の各種系統、作出方法、交配維持、順遺伝学について解説する佐々木 隼人
6実験動物の遺伝学2連鎖解析、エピジェネティクスを解説する佐々木 隼人
7比較実験動物学1ヒトと実験動物の遺伝的相同性、各実験動物(マウス、ラット、ショウジョウバエ、線虫、ゼブラフィッシュ、ニワトリ)の特性について解説する佐々木 隼人
8比較実験動物学2
実験動物の繁殖学
各実験動物(ハムスター、スナネズミ、モルモット、スンクス、ウサギ、イヌ、ネコ、フェレット、ブタ、サル)の特性、マウスの繁殖、マウスの繁殖工学技術を解説する佐々木 隼人
9発生工学従来の遺伝子改変技術(トランスジェニック、ジーンターゲティング、ミュータジェネシス、遺伝子トラップ法)と遺伝子編集技術、条件特異的遺伝子発現系(Cre/loxP、TET-ON/OFF)について解説する佐々木 隼人
10モデル動物学1実験動物の命名規約、モデル動物学概論、各疾患モデル動物(糖尿病モデル、免疫不全モデル)について解説する佐々木 隼人
11モデル動物学2各疾患モデル動物(腫瘍モデル、腎臓病モデル、高血圧モデル、高脂血症モデル、筋ジストロフィーモデル、感染症モデル、脳神経疾患モデル)について解説する佐々木 隼人
12実験動物の飼育管理学実験動物の環境因子、微生物学的管理(SFP、微生物モニタリング)について解説する佐々木 隼人
13演習問題1定期試験の演習問題に取り組み、理解度を高める佐々木 隼人
14演習問題2定期試験の演習問題に取り組み、理解度を高める佐々木 隼人
No. 1
項目
オリエンテーション
内容
講義の進め方、Web教材、定期試験について説明する
担当者
佐々木 隼人
No. 2
項目
実験動物学序説1
内容
動物実験の歴史および倫理を解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 3
項目
実験動物学序説2
内容
動物実験の福祉、実験動物の関連法規などを解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 4
項目
動物実験の基本的技術
内容
実験動物のハンドリング、試料投与法、採血法、麻酔法などを解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 5
項目
実験動物の育種学
実験動物の遺伝学1
内容
実験動物の各種系統、作出方法、交配維持、順遺伝学について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 6
項目
実験動物の遺伝学2
内容
連鎖解析、エピジェネティクスを解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 7
項目
比較実験動物学1
内容
ヒトと実験動物の遺伝的相同性、各実験動物(マウス、ラット、ショウジョウバエ、線虫、ゼブラフィッシュ、ニワトリ)の特性について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 8
項目
比較実験動物学2
実験動物の繁殖学
内容
各実験動物(ハムスター、スナネズミ、モルモット、スンクス、ウサギ、イヌ、ネコ、フェレット、ブタ、サル)の特性、マウスの繁殖、マウスの繁殖工学技術を解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 9
項目
発生工学
内容
従来の遺伝子改変技術(トランスジェニック、ジーンターゲティング、ミュータジェネシス、遺伝子トラップ法)と遺伝子編集技術、条件特異的遺伝子発現系(Cre/loxP、TET-ON/OFF)について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 10
項目
モデル動物学1
内容
実験動物の命名規約、モデル動物学概論、各疾患モデル動物(糖尿病モデル、免疫不全モデル)について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 11
項目
モデル動物学2
内容
各疾患モデル動物(腫瘍モデル、腎臓病モデル、高血圧モデル、高脂血症モデル、筋ジストロフィーモデル、感染症モデル、脳神経疾患モデル)について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 12
項目
実験動物の飼育管理学
内容
実験動物の環境因子、微生物学的管理(SFP、微生物モニタリング)について解説する
担当者
佐々木 隼人
No. 13
項目
演習問題1
内容
定期試験の演習問題に取り組み、理解度を高める
担当者
佐々木 隼人
No. 14
項目
演習問題2
内容
定期試験の演習問題に取り組み、理解度を高める
担当者
佐々木 隼人

到達目標

学生が以下の内容について説明できる。
(1)動物実験の意義、倫理的・科学的に適正な動物実験
(2)実験動物の種類と用途、動物種差
(3)実験動物の飼育管理
(4)麻酔法、試料投与法などの基本手技
(5)発生工学など最新の技術

評価方法

定期試験(80%)で評価し、WebClassの教材の達成度(20%)を加点して、成績を総合的に判定する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:下記の小テストを完遂することで、次回の講義のレジュメPDFを予めダウンロードあるいは閲覧できる状態に準備し、次回の講義内容について教科書・参考図書等を利用して予め基本知識を得ておく。
復習:WebClassの小テストを利用して講義内容の復習を行う。

その他注意事等

実験動物学は、実験動物の解剖学、生理学、遺伝学、育種学、繁殖学、感染症学、疾病学、麻酔学、飼育管理学に加え、発生工学や再生医学、さらに代替法、動物実験倫理学を含む総合科学である。従って、幅広い興味と学際的な勉学を必要とする。疑問があれば、講義中、オフィスアワー等で気軽に質問してください。オフィスアワーは、全日9:00-12:00、13:00-19:00です。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書コアカリキュラム準処 実験動物学 第2版久和 茂 編朝倉書店
参考書(なし)
教科書
署名
コアカリキュラム準処 実験動物学 第2版
著者・編者
久和 茂 編
発行所
朝倉書店
参考書
署名
著者・編者
発行所