授業の目的

繁殖検査技術および繁殖関係の疾病の診断・治療に関する基本的な手技を習得する。

教育内容

牛の直腸診断を中心とした繁殖検査により、発情診断を実施できるようにする。また、牛の発情同期化、主要動物の外部生殖器検査、発情診断、妊娠診断について学ぶ。

教育方法

パワーポイントと配布資料によって説明したのちに実技を行い、課題を出す。次回の授業でコメントと共に課題を返却し、特徴的な見解や誤解についてコメントする。牛以外の主要動物についてはデモンストレーションと講義を行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎DP3：獣医学・獣医療の専門知識と技能、◎DP4：動物の病気の診断・治療・予防等に関連する。

授業内容(シラバス)

到達目標

１．主要な動物について正常な生殖器の形態や構造と性周期を理解し、また牛について発情周期が判定できる。
２・牛について発情同期化計画を策定できる。
３・主要な動物の妊娠鑑定について説明できる。

評価方法

定期試験成績による評価を10割とし、実習の欠席があった場合はその回数に応じて評点を減ずる。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間：3時間】
予習：教科書「獣医臨床繁殖学実習マニュアル」を各自購入して、各回の授業・実習内容に関連する箇所を読み基本的知識を得ておくこと。
復習：本実習は臨床科目であるため、低学年で学んだ解剖･生理･薬理などの知識が必要である。講義･実習で触れられた基礎学の知識に不安がある場合は、再度それぞれの教科書を読み直し、理解を深めておくこと。

その他注意事等

実務経験の授業への活用方法：全ての担当者が牛における繁殖業務の実務経験者であり、内容に応じて適切に指導を行う。
野外での実習時にはツナギあるいはオーバーオール、長靴を着用すること。
室内で行う実習では白衣を着用し、内履きをはくこと。

教材